アメリカン・ギャングスターのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アメリカン・ギャングスター

[アメリカンギャングスター]
American Gangster
2007年上映時間:157分
平均点:6.78 / 10(Review 111人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-02-01)
ドラマサスペンス犯罪もの実話ものヤクザ・マフィア
新規登録(2008-01-07)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2019-06-12)【Olias】さん
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監督リドリー・スコット
助監督アレクサンダー・ウィット(第二班監督)
キャストデンゼル・ワシントン(男優)フランク・ルーカス
ラッセル・クロウ(男優)リッチー・ロバーツ
キウェテル・イジョフォー(男優)ヒューイ・ルーカス
ジョシュ・ブローリン(男優)トルーポ刑事
テッド・レヴィン(男優)ルー・トバック地方検事
ジョン・ホークス〔1959年生〕(男優)フレディ・スピアマン
RZA(男優)モーゼス・ジョーンズ
ルビー・ディー(女優)ママ・ルーカス
カーラ・グギノ(女優)リッチーの妻 ローリー・ロバーツ
ジョン・オーティス(男優)ジェイ・リヴェラ
キューバ・グッディング・Jr(男優)ニッキー・バーンズ
アーマンド・アサンテ(男優)ドミニク・カッターノ
ジョー・モートン(男優)チャーリー・ウィリアムズ
イドリス・エルバ(男優)タンゴ
ケヴィン・コリガン(男優)キャンピージ
ジョン・ポリト(男優)ロッシ
アル・サントス(男優)整備士
ケイディー・ストリックランド(女優)リッチーの弁護士 シーラ
ノーマン・リーダス(男優)遺体安置所の刑事 ノーマン・ライリー
ロジャー・バート(男優)米連邦検事
リック・ヤング(男優)中国軍将軍
クラレンス・ウィリアムズ三世(男優)バンピー・ジョンソン(ノンクレジット)
コモン(男優)ターナー・ルーカス
T.I.(男優)スティービー・ルーカス
大塚明夫フランク・ルーカス(日本語吹き替え版)
山路和弘リッチー・ロバーツ(日本語吹き替え版)
江川央生ニッキー・バーンズ(日本語吹き替え版)
脚本スティーヴン・ザイリアン
編曲リック・ジョヴィナッツォ
ブルース・ファウラー〔編曲〕
撮影ハリス・サヴィデス
アレクサンダー・ウィット(第二班撮影監督〔ノンクレジット〕)
製作ユニバーサル・ピクチャーズ
リドリー・スコット
ブライアン・グレイザー
製作総指揮スティーヴン・ザイリアン
ニコラス・ピレッジ
ブランコ・ラスティグ
配給東宝東和
美術アーサー・マックス(プロダクション・デザイン)
レスリー・E・ロリンズ(セット装飾)
衣装ジャンティ・イェーツ
編集ピエトロ・スカリア
その他ブランコ・ラスティグ(プロダクション・マネージャー)
モハメド・アリ(thanks)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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11.D・ワシントンが麻薬商売でのし上がり、R・クロウがのけ者になっていく前半はあまり勢いがなく、もたついて話が進む。しかし後半、大物になったD・ワシントンには敵が増え包囲がきつくなり、ラッセル・クロウは麻薬取締を仕切って執拗に正義を貫く展開は心地よい緊張感と重厚感にやられてしまった。脇を固める俳優としては、悪徳警官の代表とでも言うべきジョシュ・ブローリンが、映画の中で最も憎たらしい役を好演している。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-05 11:44:44)
10.《ネタバレ》 素直に面白かった。2時間40分の長丁場を感じさせない。
しかし、もうすこし短くまとめることができたはずだ。
ラッセルクロウ扮する刑事の私生活での法廷劇は要らない。
かえって紛らわしいし、蛇足だ。
あれがないと2時間くらいでいけたはずだ。
編集次第ではもっといい映画になっていたはずだけに悔しい。
ラッセルクロウはL・Aコンフィデンシャルのころの切れ味が無くなっていた。
デンゼルワシントンがやはり素晴らしかった。
内容は昔観たアルパチーノの「セルピコ」に似ていた。
観て損はなし。面白いです。
キャメルさん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-05 09:26:32)
9.実話モノというのは、最初に「これは実話を基にしています」と宣言するところがズルい。観る者の頭の片隅にとどめておくことによって、時々映画の時間から離れてこんなことあったんだなあ…と無意識のうちに考えさせる。
本作は細かい説明的な描写は極力避けている感がある。印象的なシーンの断片を連続的に見せていく。が、観る者のそんな意識が行間を埋めてくれるのを見越してあえてそういう手法をとっているんだろう。で、それは成功していると思う。原作は読んでいないけど、内容的には全10話ぐらいのTVシリーズのダイジェストを見させられているようなスピーディな展開だった。でもだからといって筋書きを表面的になぞった感もなく、登場人物の造形も薄っぺらくなく、ひとつひとつのシーンの迫力に圧倒される。
「デパーテッド」のようなストーリーテリングの面白さで観る映画ではなく、いわゆるギャング映画でもなかった。どちらかというとドキュメンタリーに近いような、人物の息づかい、リアリティを感じる、そんな映画だった。感傷に浸らないラストシーンにそれがよく表れていたと思う。
ととさん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-05 01:38:46)
8.映画の序盤は集中力が途切れそうになるのを我慢するのがややつらかったのが、中盤からはぐいぐいと引き込まれた。はじめは何の手がかりもなかったデンゼルのことを見つけていくさまは非常によかった。二人が出会ったところで映画が終わるかと思っていたら、そのあとちょっと話があって、こういうところが個人的には実話を元にした映画が嫌いな点なのであるが、この映画に関してはそれを含めても非常に楽しむことができた。
HKさん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-05 00:26:12)
7.《ネタバレ》 いやあ、面白かった。157分もあったんですね。それにしても3/4もの警官が汚職に手を染めてたなんて。まあ、私もきっとそっち側でしょう。100万ドルを正直に警察に届けたとしてもう一度同じことが起きたらネコババしちゃうかもねー。それと、実話なら仕方ないんだけど,どうしてこうも登場人物の誰かが”離婚しかけで子供の養育権を法廷で争ってる中”って設定が出て来るんでしょうね。真面目に仕事して残業で毎晩帰りが遅くて子供と遊んでやれない父親より、仕事は適当に汚職に手を染め子供の養育費のために裏金を持ち帰る父親の方を嫁が求めちゃいかんでしょ?最後にエンドロール出た途端に席を立った半数以上の客をたった一発の銃弾で仕留めてくれたデンゼルを賞して+1点!
Pea Shanさん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-04 21:30:22)
6.愚直なまでに強い信念とプライドによって自らの「道」を切り開いていく二人の男。光と影、相反する人生が交錯する時、壮絶な“生き残り”への戦いが始まる。

リドリー・スコット×デンゼル・ワシントン×ラッセル・クロウ、アカデミー賞の常連揃いのなんとも「確実」な組み合わせだったと思う。そして、実際素晴らしい映画に仕上がっている。
現役俳優を代表する二大アカデミー賞俳優の激突は凄まじく、「悪」を演じたワシントンも、「正義」を演じたクロウも素晴らしい存在感を見せてくれる。

両雄の激突を演出するリドリー・スコットの演出も冴え渡る。
リドリー・スコットという映画監督がスゴイのは、紛れもない「名匠」でありながら、映画製作における身のこなしの「軽さ」だと思う。
絶対的な説得力をもつカメラワークと演出力を根底に据えながら、描き出される世界観は常に新しく、「野心」に溢れている。
そういう巨匠であると同時に持ち合わせる「新進性」が彼を映画界のトップにのし上がった理由だろう。

密度の濃い男たちが織りなす密度の濃い映画世界を堪能できた。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2008-02-04 14:58:43)
5.《ネタバレ》 157分という上映時間にも関わらず、まったく飽きることがなかった。1970年前後という時代には生まれていないが、その時代を実にリアルに感じることができる完成度の高さには驚かされる。そればかりではなく、アタマが混乱するような分かりにくさがまったくなかった。この手の映画は、登場人物が多く、人間関係など初見では混乱するようなものが多いが、実に丁寧に練りに練られている。スコット監督とザイリアンの脚本の上手さには脱帽だ。
ストーリー的には派手さはない。実話がベースのため、驚くような展開はないのは当然だ。フランクとリッチーの二大スターによる壮絶なバトルがあるわけではない。追いつ、追われつの駆け引きがあるわけでもない。二人が直接対面するのは終盤の終盤だ(このシーンも実に印象的に撮られている)。
しかし、二人の直接対面に至るまでのそれぞれの紆余曲折が、最後に大きな波を作ったのがよく分かる仕組みとなっている。
真の「ギャングスター」とは、汚職警官のことを指すのかもしれない。
子ども時代のフランクが経験したように、警官が自分の家をメチャクチャにし、家族を平気で殺すようなところで育っては、ろくな大人にはなりようもない。
警官よりも、ギャングのバンピーの方が何よりも信頼できる街だったのだろう。
フランクの母親も語っていたが、本来ならばフランクは道を示すべきだったのかもしれないが、その道が腐っていてはどうしようもない。
犯罪がはびこる街を変えるためには、その街を仕切る人々がまず変わらなくてはいけない。警官が変われば、ギャングも変わり、犯罪やドラッグもなくなるのかもしれない。
フランクに対する感じ方は非常に難しい。
残虐性やドラッグ密輸に対して嫌悪感を持つことも出来るが、紳士的な振る舞い・家族を愛する姿勢に共感を持つことも出来る。
善や悪、白や黒に割り切れない微妙なグレイさをフランクに感じることができる。
上手く彼の感情を理解することは出来にくいが、ハリウッド映画にありがちな単純な内面とは異なる内面を感じることができるのも本作の面白さの一つだ。
野球選手に憧れていた甥が、フランクを憧れると言い出したのも面白いエピソードだ。
チンピラとは異なる、カリスマ性のあるカッコ良さを醸し出していた。
しかし、彼は犯罪者であることには間違いない。
出所した際のラストのシーンが何よりも多くのことを語っている。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-03 00:08:50)
4.リドリー・スコット、デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウとくれば、はずせません。事実に基づいた映画であるため派手さはありませんが、重厚で骨太で2時間半を越える上映時間もまったく気になりませんでした。 作品の随所で使われていた音楽も良かった。
ポテトさん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-02 15:38:30)
3.《ネタバレ》 期待していた通りの重厚な犯罪ドラマで見応えは十分だ。主演二人は渾身の演技をみせ、美術や音楽は申し分なく脇を固める俳優も渋い。ただ演出的なトコロでフランクについてはもう少し残酷な面を強調してもよかったと思う。フランクが商売を始めてからは彼のスマートさの方が強く印象に残ったように感じた。それでもフランクの言葉に滲む狂気や恐ろしさまで感じさせるデンゼル・ワシントンの演技力は凄まじい。特に終盤、リッチーとフランクが渡り合うシーンは二人の演技が素晴らしく、息詰まる緊張感を醸し出している。リッチーが他の警官のように汚職にまみれておらず正義というルールに厳しい「男」だということに気付き始めたフランクの苛立ちや焦り、コーヒーを叩き落として激情するも、自分のコーヒーを静かに差し出してきたリッチー。この瞬間にフランクは「男」としてリッチーに完敗したと悟ったのではないか。静寂の中に一触即発の危険さを持つ、「男」と「男」の闘いはあの部屋の中で決着した。ドラマティックで鮮烈すぎる「男の世界」が体感できる緊迫の一幕だ。
実話物なので出来事をただ見せ続けられる展開はやや単調ではあるが、ラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンという二人の巨人の圧倒的な存在感とリドリー・スコット監督の演出の力業には最後まで魅せられる。必見の一作。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-02 00:20:48)
2.《ネタバレ》 狙いは分かります。「フレンチコネクション」のセッティングで「ゴッドファーザー」風のセンチメンタリズムとバイオレンスの味付けに「デパーテッド」の役者の重量感で押し出そうとした?んーん、どれも駄目のようです。有名ラーメン店の良いところだけ取り入れて、結果、麺・スープ・具どれも不満足、なんとも間抜けなラーメンが出来た、そんな感じでした。善悪の差配も、最後俳優ワシントン君の持つ個性、正義感、に合わせたような感じで(彼、最後のあの展開がなかったら役を引き受けなかったのかな)、カタルシスもなければ、悲哀もないという中途半端さ。クロー君も「ビューティフルマインド」であなた知能派と違うでしょ、という意見を聞かなかったのかな。そんなこんなで、スコット監督頼みますよ。
K-Youngさん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-01 18:28:19)
1.《ネタバレ》 やや場面展開が速く、筋に付いて行くのに忙しい感じがしました。その割には、何となく緊張感がなく、ラッセル・クロウも元気なく感じてしまいました。字幕翻訳の方が完全なるミスを犯していて、興ざめでした。タイに麻薬を買い付けに行くときの話です。「国民党の総裁・蒋介石」と訳してしまっていました。台湾の総督・蒋介石がタイで麻薬売買を行っていたなどとは聞いたこともありません。そんな訳で減点幅が大きくなりました。
亜酒藍さん [映画館(字幕)] 5点(2008-02-01 18:22:28)
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【点数情報】

Review人数 111人
平均点数 6.78点
000.00%
100.00%
210.90%
310.90%
465.41%
51311.71%
61614.41%
73733.33%
83127.93%
943.60%
1021.80%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review10人
2 ストーリー評価 7.25点 Review20人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review17人
4 音楽評価 7.17点 Review17人
5 感泣評価 4.11点 Review9人
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【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
助演女優賞ルビー・ディー候補(ノミネート) 
美術賞アーサー・マックス候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2007年 65回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)デンゼル・ワシントン候補(ノミネート) 
監督賞リドリー・スコット候補(ノミネート) 

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