若おかみは小学生!のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ワ行
 > 若おかみは小学生!の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

若おかみは小学生!

[ワカオカミハショウガクセイ]
2018年上映時間:94分
平均点:7.28 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-09-21)
ドラマファンタジーアニメ小説の映画化TVの映画化
新規登録(2018-09-18)【たろさ】さん
タイトル情報更新(2023-07-25)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督高坂希太郎
演出高坂希太郎
小林星蘭関織子(おっこ)
水樹奈々真月(秋野真月)
松田颯水ウリ坊(立売誠)
小桜エツコ鈴鬼
一龍斎春水関峰子(おばあちゃん)
一龍斎貞友エツ子さん(田島エツ子)
てらそままさき康さん(蓑田康之介)
薬丸裕英関正次(お父さん)
鈴木杏樹関咲子(お母さん)
設楽統神田幸水
小松未可子神田あかね
山寺宏一木瀬文太
折笠富美子木瀬寅子
花澤香菜関峰子(少女時代)
脚本吉田玲子
音楽鈴木慶一
挿入曲小林星蘭「ジンカンバンジージャンプ!」
製作テレビ東京(「若おかみは小学生!」製作委員会)
講談社(「若おかみは小学生!」製作委員会)
マッドハウス(「若おかみは小学生!」製作委員会)
イオンエンターテイメント(「若おかみは小学生!」製作委員会)
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給ギャガ
作画高坂希太郎(絵コンテ)
本田雄(原画)
美術矢内京子(美術設定)
高屋法子(ハーモニー)
男鹿和雄(背景)
編集瀬山武司
録音三間雅文(音響監督)
あらすじ
両親を事故で亡くした関織子(おっこ)は、ひょんなことから祖母の温泉旅館で若おかみを目指す事になった。周囲の大人達と変わった友達に支えられながら奮闘するおっこだったが、やってくるお客さんはどうやらワケありのようで・・・
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
32.明るい作風なのに想像以上に深刻な物語が展開されて驚いた。
登場人物がいい人ばかりで、ラストも救いのある感じで安心しました。
真月と美陽ちゃんを会わせてあげたかったけど、見守られてることは感じていたようで良かった。
もとやさん [地上波(邦画)] 7点(2022-09-02 18:26:20)
31.《ネタバレ》 千と千尋を観て、そう言えば去年録画したこの作品、シチュエーションが似てるかもな?と、改めて観ることにした。
結構グッと詰め込まれた感。絵は丁寧で綺麗だし、アングルも工夫されていて人物も活き活きと描かれている。

もう何と言ってもピンふりの魅力に尽きる。衣装や存在の面白さが目を引くけど、同級生たちが煙たがりつつも認めざるをえない才能と、ひたむきな努力。彼女は小学生ながら、自分の高級ホテルだけでなく、花の湯温泉郷全体の今後を考えている。
ついついトゲのある言い方をするけど、それは自分の真剣さの裏返し。
花の湯に来て数ヶ月のおっこと春の屋旅館が、旅行通が好みそうな雑誌に取り上げられたけど、嫌味や妬みの一つも言わない大人なピンふり。
ピンふりはおっこよりもっと先に、じゃらん的な浮いた雑誌に取り上げられるべき名物女将になっても不思議じゃないと思う。でもきっと、派手な見た目に反して、裏方的な控えめな努力をしてきたんだろうな。最後の客のエスコートの仕方に、客と春の屋、そしておっこに対する最大級の気配りが感じられた。
両親を亡くしたおっこが、ピンふりやグローリーさんと触れ合いながら、小さな旅館の女将として成長していくドラマか。巻数の多い児童文学が原作だそうだから、きっと私のイメージ通りの作品なんだろう。

原作とかTV短編とか、きっと面白いんだと思う。ただこの映画の構成がどうも引っ掛かってしまう。
出だし、ほのぼのしたお祭りとおっこの家族団らん。神楽の最後、不気味さを見せる狐面…神様の舞なのになぜ不気味に?その直後、全てを奪い去る交通事故…予想外過ぎて心臓がパクパクしたわ。
グローリーさんとのドライブで急に事故のフラッシュバック。それもかなり細かい描写で…えぇ~このタイミングで入れてくるの?
そして最後の客が事故の当事者。これは、小学生の女の子には、というか遺族には残酷すぎる。
最初と最後と中間に両親の死を挟む。これが万が一にも実話なら納得だけど、あくまで人が作った物語。長い作品(原作)の1エピソードだったら解らなくもないけど、90分くらいの短編映画の主題としてこのエピソードを選んだ訳で…なんか水曜日のダウンタウンのドッキリ企画並みに悪趣味に思えた。

事故から1年も経ってないのに、峰子女将は息子夫婦を死なせた相手の名前を忘れて予約を受けたのか。事故の加害者の妻は被害者の葬儀に行くだろうし、そのときの喪主はお父さんの母である関峰子になると思うけど、加害者のこと気にしてなかったのか?
加害者夫婦も、唯一の生き残り、小学生の女の子が、その後どこに行ったのか気にしなかったのか。花の湯温泉方面から家に帰る高速で事故が起きたのに、なぜ加害者夫婦は花の湯温泉を選んだのか?
雑誌にはフルネームでなく“おっこ”って出たとか、女将が宿帳で気がつくとかあったけど、もうこの映画のメインが“おっこを容赦ないトラウマに向き合わせてみた。”に思えて、他のほのぼのした魅力的なエピソードが吹っ飛んでしまった。
そうなるとまた、余計なものまでが色々目に付いて、例えばおっこが1人で、誰もいない家を出ていくシーン。親族とか近所の人とか誰も手伝わないの?友達は見送らないの?小学生が独りで花の湯温泉まで行くの?
うり坊とかみよちゃんとか鈴鬼とか、精神的にショックを受けた子が創り出した、いわゆるイマジナリーフレンドなの?とか。
そうなっちゃうともう、子供向けにしてはグローリーさんの入浴セクシー・ショットが多すぎない?とかまで…
う~ん…皆さんの高得点も納得なんだけど、この作品を好きな私と、この構成を嫌いな私が出てしまう。
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2021-08-12 02:40:22)
30.あの、「鼻クソほじり感」とでもいうのか、バっちい感じが見事に迫ってきて、これはもうアニメという枠を超えているのではないか、と。
それを素晴らしいと言うのかどうかは知りませんけれど。
いや、鼻クソがこの作品のすべてだと言う訳では勿論なくって、踊りなどの細かい動き、こちらの方が本来の見どころと言えましょう。好感が持てます。
ただ、ストーリーはというと、無理にキャラとエピソードを盛り込んでとっ散らかした感じは否めず、ラストも取ってつけたような「エエ話」になってて、そんなキレイなまとめ方でいいのか~と思わんでもないのですが、こういうのを「手際の良さ」と言うなら、確かにこれは大したものだ、とも思います。変則的と見せて、最後は直球勝負。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-02 21:37:24)
29.良作の噂を聞いて、前知識ゼロでの鑑賞。
能天気なタイトル、絵柄、音楽から微笑ましく見始めると、いきなり超ハードな展開に度肝を抜かれる。
ただ好き嫌いでいえば、はっきり言って嫌い。
そりゃあいきなり人が死ぬとこ見せれば、客は集中するけど、楽しくはならない。
それを子供向けアニメでやるってどうなの?って思うし。
それから主人公、小学生のくせに、働くことに真面目過ぎだし、疑問なさすぎ。
子供らしくない。
この辺、おそらく小学生女子なら抵抗ないだろうが、小学生男子はまったく共感できないだろうなあ。
男子はバカだから、男子が主人公じゃないと共感できないし、冒険話がないと集中力続かないし。
それでも、数々の暖かいキャラがうまいこと話を進めて、まとめて、確かにまずまずの良作。
数あるキャラの中でも、自分は断然ピンフリが好き。
暗くなりがちな物語の中で、彼女には何度も笑わせてもらった。
救われたと言っていい。
まかださん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-13 21:29:25)
28.《ネタバレ》 萌え系?キャラデザインに敬遠ぎみだったのですが、NHK地上波放送を機に初鑑賞しました。率直な感想は「思っていたのと違う!(良い意味で)」。物語冒頭から主人公を襲う悲劇。さらには幽霊、妖怪の出現。ほのぼのホームドラマを想定していたので、いきなりのトップギア&急カーブに度肝を抜かれました。とはいえ、基本はオーソドックスな少女の成長物語。人との出会い、様々な体験を通じて、主人公は人間性を高めていきます。それにしても、おっこは良い子でした。いや良い子過ぎたかもしれません(全裸監督の口調で)。私の人間観と照らし合わせると、いくら早熟な女子でも、あの物分かりの良さ、聞き分けの良さは出来過ぎと感じました。小学生なら、自己中で、我儘で、怠け者で、甘えん坊で、当たり前。ゲーム機が欲しくて、でんぐりがえるくらいで正常です。失礼。これは私の子ども時代の話。恥を晒してしまいました。一般的なお子さんは、もっとちゃんとしてます。とはいえ、元来子供は未熟なもの。長い年月日をかけて、徐々に心を成型していくものです。一気に大人になった(ならざるを得なかった)子どもは、やはりどこか歪なのではと心配になります。建材だって急いで乾燥させたら、割れたり曲がったりしますから。おっこにとって女将は天職に違いありません。だからこそ、無理せず、少しずつ、立派な女将になって欲しいと願います。そういう意味では、本作で感じた違和感は、主人公の年齢設定に対するものと言えるでしょう。「若女将は女子大生!」せめて「若女将は女子校生!」くらいなら、素直に納得できた気がします。何やら安めのAVタイトルのようですが、予期せず全裸監督の伏線を回収出来たので、個人的に満足した感想文となりました。
目隠シストさん [地上波(邦画)] 7点(2020-06-05 18:58:43)(良:3票)
27.《ネタバレ》 なるほど。面白かったですというか、なんか好感を持ちましたというか。基本的なフォーマットは、幼気(いたいけ)で、元気な女の子(チョット勉強は苦手)が、大きな不幸にも負けず(健気)に、周囲の心を動かしていくってやつ、つまりNHKの連ドラのアレ、往年のケンちゃんシリーズのソレなわけで。まあ、この式に馴染みがあるオトナにとっては、外さない仕組みなわけです。ですからこれ、今回は映画でやりましたけれど、続編はNHKの深夜にドラマとして、半年に一回くらいのペースでやったらいいんじゃないでしょうか。おっこの成長をもう少し見守りたいような気になっています。旅館屋のおっこちゃん。【追記】ああ。テレビで日曜の朝に15分枠で子供用にやってたのですね。しかしそれでも、NHKの深夜枠で、少し屈託のある内容でアニメドラマとしての続編。ノスタルジーに浸りたい大人向け。需要ないっすか。
なたねさん [地上波(邦画)] 7点(2020-05-31 22:50:00)
26.評判が良かったから見てみたが、やっぱり子供向けって感じ。
だけど良く纏まっていて見終わった後の余韻は良かった。
misoさん [地上波(邦画)] 6点(2020-05-20 23:49:50)
25.ギリギリ何とか途中まで観て、ああなる程という感動にもつながる。
ただし、映画館で観ることはないかな、と思うけど加点。
simpleさん [地上波(邦画)] 6点(2020-05-19 20:42:38)
24.《ネタバレ》 珍しくネットの評判通り傑作と思いました。泣けました。ただ、かわいい絵柄で和まされてますけど、小学生には滅茶苦茶ハードなシチュエーションですね。自分が働いている旅館に不幸の原因を作った一家が泊まりに来るとか、どれだけ試練を与えるんや!?と感じましたね。主人公の将来が心配になりました。それと良い誤算は真月です。お金を持っているだけのヘボライバルかと思ったら、責任感があり、能力もあるという人間でした。「ジョジョの奇妙な冒険」で見た『精神的に貴族』という表現を思い出しました。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 9点(2020-05-06 20:06:18)(笑:1票)
23.《ネタバレ》 旅館勤めです。どこかで「大人こそ観る作品」といったコメントを見かけたような気がしたので、
気になっており、安価でレンタル視聴できるタイミングが訪れました。
お客様に対する接し方、大型ホテルと小さな旅館の対比、を考えながら観ていた序盤でした。


原作を読んでいないので、ハキとは言えないのですが、
脚本・編集で手を抜いたと思われることで、モヤモヤ感が拭えないかなぁ、と。


【なぜモヤるのか】

・男の子と両親3人組のお客様
  なるほど、そういうお客様をもってきたか。とは思いました。
  このお客様は作品鑑賞者側である子供に受け入れられる設定なのか?とも思いましたが。

  男親・女親は、自分たちが泊まる施設がどういったところか何も気にせず選んだのか?
  原作ではそこが描かれていないのか?脚本を書くときに気にならなかったのか?

  いまどきの作品としては、安易に省いてしまったような気がします。


・エンドロール
  母親と思われる女性がスズキに対して「私に何かあったら」のような声をかけている絵が。(原作の挿絵?)
  設定の後付けをエンドロールでするのはいかがなものかと。


いい作品だと思います。そう思ってなかったら↑のようなことがあれば「3」点だと思いますから。
hyamさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-04 16:37:01)
22.昨年の劇場公開時から世の好事家たちからも絶賛の嵐だったアニメ映画をようやく鑑賞。
原作となった児童文学はシリーズ全20巻(2003〜2013)が刊行されている人気作品らしいが、世代的に全く重なっていないこともあり、タイトルすら聞き覚えがなかった。
前評判が無く、このタイトルとポスタービジュアルだけを見聞きしただけだったとしたら、絶対に鑑賞に至らなかっただろう。
が、そういうあり得なかった「機会」を生んでくれるから、現代社会は有り難い。

評判通り、期待通りに、真っ直ぐに良い作品だった。
その混じり気のない純粋な“良い映画感”は、まさしく児童文学を原作にしているに相応しく、これから色々なものに成長していく多くの子どもたちに観てほしい映画だと素直に感じる。

純粋な少女の成長を描いた瑞々しい作品であることは間違いないが、幅広い映画ファンからも激賞を引き出しただけあって、描き出されるストーリーは、実のところあまりにも重く、悲しい。
何の罪もない少女のふとした瞬間に訪れた「不幸」は、理不尽で、只々辛い。
ただ、その不幸は、理不尽だからこそ、実はこの世界に生きる誰にでも起こり得る類のものであり、事程左様に身につまされる。

自分の大切な愛しい人たちといつものように笑い合っている次の瞬間に、突如としてすべてが叩き潰される。
そんな不幸の可能性は、いつだって、誰にだって、人生と隣り合わせで存在している。

もしそんなことが我が身に起きたなら……と、考えただけで辛くてたまらない。
でもね、そんな人生の普遍的な辛苦を、この映画の主人公は、明るく、やさしく、懸命に乗り越えていく。
とんでもなく悲しく、辛い運命を、その小さな体と笑顔で受け止めていく主人公。
それはもう幼気な女児の健気さなどではなく、ただひたすらに強く、魅力的な“女性の姿”だった。

人間、傷つかずに生きていけたならば、それに越したことはないのかもしれないけれど、そういうわけにもいかないのが、人生というもの。
泣いたっていい、当たり散らしたっていい、ふさぎ込んでもいい、ただその先に、そういう自分を拒まずに受け入れてくれる存在に出会えるかどうか。
人生の価値は、そういうところで表れてくるものだと思う。めちゃくちゃ泣いた。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-12-08 01:22:48)(良:1票)
21.無駄のないしっかり話を詰め込んで暗い背景もありながら終始明るい映画で思った以上に良かった
ラスウェルさん [DVD(邦画)] 7点(2019-11-17 01:22:43)
20.《ネタバレ》 最近、ネットでジョーカーとテーマが同じとか言う人が出てきてるが、まったくのこじつけ。
そんなこというなら鉄腕アトムやウルトラマンでもなんでもこじつけられる。

ウリ坊の造形は漫画版のほうが好き。
旅館なのに鼻ばっかほじくってるキャラは汚い。

ラストのおまけの?原画にはびっくり。
本編よりモロジブリ。
こっちの絵でやればよかったものを・・・・。ダメ?

文句ばっかつけたが、実は秀作。
結論はこんな「朝ドラ」が見たい。

元気が出る。
うさぎさん [CS・衛星(吹替)] 9点(2019-11-05 13:00:09)
19.《ネタバレ》 えらく話が凝縮してるから、飽きることなく観れた。

宮崎アニメのようなこだわりで、
緻密に創られた子供向けアニメ。
日本の情緒たっぷりに描かれてて、好感触。

面白かったです。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2019-06-16 20:00:51)
18.評価の高い本作、期待半分、不安半分で 鑑賞..最初に思ったのは、何気に、人物の作画が 上手い! 目の大きいキャラクターデザインから想像していた作画とは全然違って、基本がしっかり出来ていて、人物の仕草、動きが、手を抜くことなく描かれていて かなり上手い! 逆に残念なのが、CGの自動車の動き、かなり下手..(今時こんなひどいCG観たことない..) 前置きはさておき、本題の物語は、少し強引な設定ながら、合格点かな~ ところどころ、ツッコミどころはあるものの、登場人物たちの、心情が上手く表現されていて、手慣れた感じで、違和感を感じることなく観ることが出来ました..(私的に涙腺が緩んでしまうシーンも..) 同年に公開された 「ペンギン・ハイウェイ」 や 「未来のミライ」 とは、月とスッポン! 雲泥の差です.. 高坂 監督、Good job! 次作 期待してます!!
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 7点(2019-04-15 19:48:13)(良:1票)
17.《ネタバレ》 「ハァァ?高坂希太郎の劇場版アニメが、小学生の若女将モノ?」と、最大限の訝しみを以って今作に挑んでみたわけですよ私。

とりあえずテレビ版での予習をしてみた所「萌えみ満載な少女がマジカルなナニでキャハウフフするアニメ」ではないようで、一安心。

というか令丈ヒロ子原作の児童小説をアニメ化との事。見当違いな杞憂も甚だしいわ私よ!失礼。で、劇場版を改めて鑑賞。

…なんだろうなぁ。単なる「かわいい!」や「かなしい!」「たのしい!」でもなく、端的に「ハートフル」と言ってしまうのも、なんか違うような気がする。そうさのう…健気で静かなエネルギッシュ、とでも言えばいいのかな。そこに純朴でありながら美しい作画や美術、練られた脚本、演者の熱意なんかも合わさって、とんでもなく卓越されたなエンタメに仕上がったというか。

ラストシーンで神楽を舞うオッコ、真月、ウリ坊、美陽、それらを見守る観客の慈愛あふれる視線が、圧倒的な感動を呼んだように思う。

鑑賞者に彼女らのその後に思いを馳せさせるようなサッパリとしたエンディングも、見事だった。
aksweetさん [DVD(邦画)] 8点(2019-04-15 01:13:10)(良:1票)
16.《ネタバレ》 傑作。ネットの反響の凄さから、見てよかった作品。おっこが健気で、そして厳しい現実の直面。許しのメッセージ。すごい作品。
にけさん [映画館(邦画)] 10点(2019-01-08 14:09:36)
15.《ネタバレ》 いやあ、参った!絵柄からは考えられない感動作品です。子供向けでありながら大人が見ても楽しい上に感動する素晴らしい作品です。まず何よりおっこの健気さ、両親を事故で失なったにもかかわらず、前向きに生きてるのが素晴らしい。そんなおっこと関わる幽霊ウリ坊と美陽、子鬼の鈴鬼とのやりとりも楽しい。旅館に泊まりに来る客との会話、やりとりも良い。どんな人でも受け入れる。全てにおいてこの映画は優しい。温かい。おっこと最初は仲悪く、喧嘩ばかりしてるライバル旅館の娘にしても単なる意地悪な人物として描かれていない。おっこが助けを求めてくれば応えてみせる。両親の事故の原因、両親を死なせたお客さんに対しても他のお客さんと同等に扱う。差別しない。正にどんな人でも受け入れるという花の湯のモットーである。子供向けでありながらも人生において大事なことを教えてくれる作品として、大人にも是非、見て欲しい。むしろ、大人の方が泣ける作品ではないだろうか!つい、一週間前に偶々、車運転中に何かのラジオ番組で紹介されていたのを聴いて、この映画の存在を知って、今日から私の住んでる地域でも公開すると知って観て来ましたが、何故、土曜日の昼間なのに私の他にお客さん2人なんだ?誰もが知ってる。大ヒットハリウッド大作も悪くは無いがこういう作品こそ大ヒットして欲しい。もっと沢山の人に観て欲しい作品です。絵柄だけで、無視されたり、敬遠されてるのかもしれないけど勿体無いです。よくよく聞いたらこの映画の脚本、ガールズ&パンツァーの人らしい。あれといい、今作といい、絵柄からは想像できない素晴らしい作品ですね。
青観さん [映画館(邦画)] 9点(2018-12-29 19:29:35)(良:1票)
14.《ネタバレ》 一言でいうと、旅館にいって懐石料理を一度に全部を出されたような作品で。ある程度の前知識がないと十分に楽しめない作品です。逆に言うと前知識を持ってぜひ見てほしい作品です。

確かに面白いけど、90分ではとても味わいきれず、メインは何だったんだろう?と。納得ができず、アニメ版を見て反芻した所、一つ一つのストーリーのまとめ方が素晴らしいことに気づかされました。

あかね君の為に、おっこが作った温泉プリンを、おばあちゃんの気配りと所作で昇華させるシーンはお見事の一言で、幸水さんの、家族そろって食事ができました。という感想と、あかね君の涙は、女将さんのおばあちゃんの配慮がなければここまではいきません。
お母さんと、温泉プリン、一輪差しが見事に絵になってました。

友達のよりこが夏休み中、いやいやながらも納得して家業を手伝うシーンは、真月も含めて、花の湯温泉街全体が子供も含めて一致団結して頑張って行こうとするする素敵なコミュニティなんだと気づかされます。

木瀬さんのワガママな注文も、
おっこの思いから、ライバルに頭を垂れて教えを請い、冒頭から旅館業について勉強熱心だった真月の伏線がここに活かされきて、それを形にできる康さんの手腕があってこそ。
事故の加害者だと知りながらも、最後は春の屋の若おかみですからと言ってのける下りは、おばあちゃんを追い越さんとするくらいの配慮で、大人になる過程からウリ坊、美陽、鈴鬼も見えなくなってしまうというのも理解できるように感じました。

鯉のぼりのシーンなど合間合間で綺麗な風景を見せますが、あざとくもなく、見ていて綺麗でほっとする印象。全体的にとても上手にまとめられている作品なんだなと感心しました。
LEOさん [映画館(邦画)] 7点(2018-11-20 00:55:42)(良:1票)
13.すごくよかった。
ただ,私は大人なので大人としての感想しか書けないです。
子どもとして子どもの目線から観た映画感想は,また違うのかもしれないなと思いました。

大人の登場人物を気にしてしまうのも,大人目線になってしまっているなと思いつつ……
とくにおばあちゃんの心情を思うと,おっこちゃんとは別に泣けてしまう。
配偶者と別れ(死別か離別かはわからないけれど),自分の子どもが亡くなって残された孫を引き取り,その孫は元気に振る舞っていて心配だけど,経営者として叱咤する必要もあり……
そんなことを観終ってから考えてしまいました。

物語は長いシリーズを一本の映画にするときにありがちな,ちょっと不思議なストーリー展開でした。
でも無理があるわけでもなく,とてもよかったです。
原作小説をしっかり読みたくなりました。

丁寧さ真摯さが,物語からも画面からも伝わって来て,とてもいい映画だったと思います。
プランクトンさん [映画館(邦画)] 9点(2018-11-19 15:49:26)(良:1票)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 7.28点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
439.38%
500.00%
6412.50%
71237.50%
8618.75%
9515.62%
1026.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 8.66点 Review3人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS