エノーラ・ホームズの事件簿のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。
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(レビュー・クチコミ)
エノーラ・ホームズの事件簿
[エノーラホームズノジケンボ]
Enola Holmes
2020年
【
米
】
上映時間:123分
平均点:
6.67
/
10
点
(Review 3人)
(点数分布表示)
(
サスペンス
・
配信もの
)
新規登録(2020-10-06)【
HRM36
】さん
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キャスト
ミリー・ボビー・ブラウン
(女優)
エノーラ・ホームズ
ヘンリー・カヴィル
(男優)
シャーロック・ホームズ
サム・クラフリン
(男優)
マイクロフト・ホームズ
ヘレナ・ボナム=カーター
(女優)
フィオナ・ショウ
(女優)
バーン・ゴーマン
(男優)
フランシス・デ・ラ・トゥーア
(女優)
音楽
ダニエル・ペンバートン
撮影
ジャイルズ・ナットジェンズ
製作
ミリー・ボビー・ブラウン
配給
ネットフリックス
美術
マイケル・カーリン〔美術〕
衣装
コンソラータ・ボイル
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3.
《ネタバレ》
あの伝説の名探偵には妹がいた!その名も、エノーラ・ホームズ。どうしようもないお転婆で、世間のせまっ苦しい常識なんか大嫌い、何かというとトラブルを巻き起こすじゃじゃ馬な彼女だったが、それでも兄譲りの推理力だけは誰にも負けない自信があった。そんな彼女の母親がある日、原因不明の謎の失踪を遂げる。「ママはきっと私に何かメッセージを残しているはず!」――。ロンドンで大活躍する兄も急遽帰ってくる中、そう確信したエノーラは独自に捜査へと乗り出すのだった。果たして母親は何処に消えたのか?問題の核心はロンドンにあると突き止めた彼女は、兄の手を逃れ、大都会へと向かう汽車へと飛び乗ることに。偶然出会った、同じく家出してきた貴族の息子とともに捜査を続けたエノーラは、やがて失踪した母親の本当の目的を知ってしまう……。19世紀のロンドンを舞台に、伝説の名探偵の妹が母親の失踪事件の裏に隠された陰謀を巡って大活躍するエンタメ作品。全編を貫く、観客にとにかく徹底的に楽しんでもらおうというサービス精神には素直に好印象。主人公となるお転婆探偵エノーラ・ホームズも充分に魅力的で、彼女とタッグを組む貴族のダメ息子もなかなかのヘタレ具合なのに決めるとこはちゃんと決めるというお約束も大変グッド。仕掛け絵本や古い映画フィルムを模した細かい演出もけっこうワクワク感あります。主人公が何かというとカメラ目線で観客に語り掛けるという、ともすれば鬱陶しさが先に立つ演出も僕はそこまで気になりませんでしたし。ただ、残念だったのは、脚本がいまいち練られていないとこ。肝心の母親の行方が物語の焦点となるのかと思いきや、後半は何故か相棒の貴族の息子くんの命を狙う黒幕探しになっちゃって、どうにもちぐはぐ感が否めない。ここらへん、もうちょっと頑張って欲しかった。とは言え最後まで小気味よく楽しめる、肩の凝らないエンタメ映画としては充分及第点。暇潰しで観る分にはちょうどいいんじゃないでしょうか。
【
かたゆき
】
さん
[DVD(字幕)]
6点
(2020-12-29 02:01:39)
(良:1票)
★
2.
秋の夜長、赤ワインを傍らに、ある意味において“現代版”の「シャーロック・ホームズ」を鑑賞。
“現代版”と言っても、ベネディクト・カンバーバッチの「SHERLOCK」のように現代のロンドンを舞台にしているわけではなく、コナン・ドイルが描いた19世紀後半のシャーロック・ホームズがそのまま登場する。
異なるのは、シャーロック・ホームズ本人が主人公ではなく、彼の“妹”が主人公であり、彼の“母親”がキーパーソンであるということ。
シャーロック・ホームズに“妹”がいたなんて話は聞いたことがないけれど、彼だって人の子、いくら架空のキャラクターであろうとなんだろうと、当然“母親”は存在する。もしかしたら“妹”もいたのかもしれない。
ただ、もしそういう家族構成だったとしても、原作小説の中で、“母親”や“妹”のキャラクター描写がピックアップされただろうか。
おそらくは、ただ一文節で紹介される程度だったのではなかろうか。
少なくとも、シャーロック本人にも勝るとも劣らない頭脳明晰なキャラクターとしては描かれることはなかっただろう。と、思う。
なぜそう思うのか?
それは、“そういう時代”だったからだ。
今この時代に、シャーロック・ホームズ本人を脇に追いやって、彼の“妹”と“母親”を「女性」の代表として、映画世界の中で雄弁に語らせる意義。
それもまた、“そういう時代”だからこそようやく成立し得たテーマだったと思う。
だからこそ、原作同様に19世紀後半のロンドンを描いたこの作品が、“現代版シャーロック・ホームズ”と思えたのだ。
重要なのは、登場人物たちを現代人として描き直すのではなく、あくまでも当時の時代設定のままで、当時の社会の中で生きる人間として描いていることだ。
それは、女性蔑視や性格差に対する問題意識や発言や行動が、何も現代社会に限って巻き起こっているものではないというメッセージに他ならない。
100年前から、いやもっと前から、女性たちは、与えられるべき正当な権利と、認められるべき自由な生き方を主張し続けているのだ。
聡明な母は、「ひどい未来を残すのは耐えられなかった」と、愛する娘が16歳になったタイミングで姿を消す。
それはまさに、過去から現代に至るまで、世界中の女性たちが胸に秘め続ける思いではないか。
この意欲的で独創的な映画もまた「Netflix」映画である。
Netflixで独占配信される作品には、社会的、思想的、政治的なメッセージをダイレクトに強くぶつけてくる作品が多い。
映画作品としては、その主張の強さが時にアンバランスに感じる時もあるけれど、それも、“この時代”が必要とせざるを得ない表現方法であり、手段の一つなのではないかと思う。
【
鉄腕麗人
】
さん
[インターネット(字幕)]
7点
(2020-10-17 00:27:50)
(良:2票)
1.
ホームズ兄弟に妹がいたらという仮定のシリーズ本が原作。もっと続編があるかもしれないですね。
天才とうたわれているミリー・ボビー・ブラウン女史、確かに見応えがありました。
兄弟を演じている2人も安定の存在感。実際は年上が弟役、年下が兄役ですが、はまっていました
【
HRM36
】
さん
[インターネット(字幕)]
7点
(2020-10-08 07:49:00)
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【点数情報】
Review人数
3人
平均点数
6.67点
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1
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3
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4
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5
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0.00%
6
1
33.33%
7
2
66.67%
8
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9
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