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ドント・ルック・アップ

[ドントルックアップ]
Don't Look Up
2021年上映時間:145分
平均点:6.61 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-12-10)
ドラマSFコメディパニックもの政治もの配信もの
新規登録(2021-12-30)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2022-02-09)【Cinecdocke】さん
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監督アダム・マッケイ
キャストレオナルド・ディカプリオ(男優)ランドール・ミンディ博士
ジェニファー・ローレンス〔女優・1990年生〕(女優)ケイト・ディビアスキー
メリル・ストリープ(女優)ジャニー・オルレアン大統領
ケイト・ブランシェット(女優)ブリー・エヴァンティー
ジョナ・ヒル(男優)ジェイソン・オルレアン
タイラー・ペリー(男優)ジャック・ブレマー
マーク・ライランス(男優)ピーター・イッシャーウェル
ティモシー・シャラメ(男優)ユール
ロン・パールマン(男優)ベネディクト・ドラスク大佐
メラニー・リンスキー(女優)ジューン・ミンディー
ジーナ・ガーション(女優)
マイケル・チクリス(男優)
リーヴ・シュレイバー(男優)
サラ・シルヴァーマン(女優)
内田夕夜ランドール・ミンディ博士(日本語吹き替え版)
高島雅羅ジャニー・オルレアン大統領(日本語吹き替え版)
塩田朋子ブリー・エヴァンティー(日本語吹き替え版)
喜山茂雄クレイトン・“テディ”・オグルソープ博士(日本語吹き替え版)
原康義ピーター・イッシャーウェル(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣ジャック・ブレマー(日本語吹き替え版)
入野自由ユール(日本語吹き替え版)
廣田行生ベネディクト・ドラスク大佐(日本語吹き替え版)
清水理沙ライリー・ビーナ(日本語吹き替え版)
永田亮子ジューン・ミンディー(日本語吹き替え版)
原作アダム・マッケイ(原案)
脚本アダム・マッケイ
音楽ニコラス・ブリテル
ゲイブ・ヒルファー(音楽監修)
撮影リヌス・サンドグレン
製作アダム・マッケイ
ケヴィン・J・メシック
配給ネットフリックス
美術クレイトン・ハートレイ
編集ハンク・コーウィン
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【クチコミ・感想】

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12
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3.《ネタバレ》 オールスターキャストの社会風刺デザスター映画。如何に現代の人々がSNSやテレビの無知なエンタメ情報に頼りきっていて、権力や政治の本音の側面や、直面の社会問題に関心を向けることができていないかがシニカルに描かれる。この映画で唯一まともなのが、鼻ピアスで一見不良風なジェニファー・ローレンスなのが、おもしろい。対して、いかにも堅物的な学者のディカプリオは周りにすぐに流されてしまう。どれだけ人が外見に惑わされているのかが風刺される。編集の妙もあって飽きることなく楽しめるが、全編通してコメディで終わってしまうのが惜しい。社会への問題提起とすれば、もう少し現実的な画もあって良かったのかなと思う。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 7点(2021-12-31 21:14:17)
2.こんなにも笑えないブラックコメディは初めてかもしれない。
「今」この瞬間の世界の実態を詰め込んだような強烈な社会風刺と、世界の終末。
登場人物たちと、彼らが織りなす社会の滑稽さが極まるほどに、“笑う”余裕などなくなり、胸糞悪さを超えて、もはや恐怖を感じてくる。
それは即ち、この映画の風刺が、決して過度にデフォルメされた描写ではないことに他ならない。

世界の危機よりも自身の保身を案じる米国大統領、タレントのスキャンダルに興じ科学者の訴えを無下にする報道番組、世界の決断をも牛耳る巨大IT企業、そして、自らで考え判断することを放棄してしまっているすべての大衆……。
それはまさしく、可笑しさと、愚かさと、悍ましさが共存する、この「地球」と「人間」の姿そのものだった。

ハリウッドのトップ・オブ・トップのオールスターキャストが、この壮大な風刺映画を強烈に彩っている。
主演のレオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンスをはじめとして、そうそうたる面々が、馬鹿な人間像を嬉々として演じきっている。
メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、マーク・ライランスら押しも押されもせぬ名優たちが揃いも揃って人間の愚の骨頂を表現するさまは、この映画の品質と娯楽性を高めると同時に、決して看過できない危機感を如実に創出していたと思う。(惜しげもなく全裸シーンを披露する72歳の大女優には脱帽!)

Netflix配信映画として全世界同時公開された今作は、あらゆる意味でこの「時代」に相応しい作品だった。
不都合な真実、面倒な現実から目を反らして、どこかの誰かの思惑に取り込まれていることを、無意識レベルで甘受してしまっているこの世界。
まるで藤子・F・不二雄のSF短編漫画のような手軽さと、それと相反する多層的な面白さと辛辣さが満ちていた。
タイトルバックで映し出されるジェニファー・ローレンスの嘔吐カットで表されている通り、時に吐き気をもよおすほどの醜悪さも感じるブラックコメディだったが、この映画の在り方は圧倒的に正しい。

これが地球、最高で最悪。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-12-31 14:57:37)(良:1票)
1.《ネタバレ》 中々にタイムリーな…と言いたいトコロですが、今作の企画は2019年より前であり、であるから本質的には今作に描かれる「分断」とゆーのは、それこそコロナ禍以前よりアメリカ社会のひとつの悩みのタネだった…というコトなのだろうと思いました(トランプ大統領あたりからより顕著になった…というモノかとも感じますケド)。

前述どおり、この映画に描かれるモノは「分断」であって、例え大統領や企業家あるいは大手メディアが多分に利己的な「悪」たる存在として描かれていたとしても、決して「正義」と「悪」の二項対立を描いた映画ではないと思います。そもそも大概の場合において正義の反対は「もう一つの正義」なのであって、こーいう深刻な分断というモノの原因はどちらが正しい・正しくないというコトとは全く違って、ふたつの主張の間の合意形成(=落としドコロの見出し方)のプロセス不全に起因するものだ、とは、今般のコロナ状況においても皆がイヤとゆーほど痛感させられているトコロではないでしょーか。例としてマスクひとつにしたって、私含め多くの日本人はマスクくらいはする方が「正しい」と思っている様にも思われます。とは言え、マスク「ぐらい」とあまり気にするコトなく許容できる(私の様な)人も居れば、どーにもマスクしてると気になって不快でしょーがない…という人だって居るワケで、ソコには背負うデメリットの「多寡」が生じているのも確かだと思いますし、ワクチンなんかはその点については間違い無くもっと深刻な問題を生じ得るモノだと言えるでしょう。そういった利益・不利益の「不均衡」だとか、あるいはそーいう細かいコトを薙ぎ払って強引にモノを進めてゆく(中国の様な)合意形成プロセスが「正しい」のか、とか、コロナの様な(万人が凡そ不利益を被る様な)「カタストロフィ」の場面においてさえ何が・どーいう行動が「正しい」のかなんて殆どがスグには決まらない…というのが現実の状況だと思うのですよね。だから問題はやはりコミュニケーション・分かり合うコトの困難さなのであって、作中でディカプリオが「間違い無く地球は滅ぶんだァァアア!!!!」とメディアで絶叫するサマを見たって「そーいうコトじゃねーんだよなぁ…」と(個人的には)実はかなり悩ましい・暗澹たる気持ちにさせられてしまいましたですね。

重ねて、非常にタイムリーな作品であるのは確かであって、それがより今作を含蓄深い・示唆的な優れた社会派フィクションに見せているのもまた確実だと思います。しかし、同時におそらく今作は(ブラック)コメディとして仕立てられた作品…なのでしょーケドも、あまりにタイムリーで切実すぎるが故に結論的には全く私は「笑う」とゆーコトができませんでした。その意味ではある種、観るべきタイミングが実は適切でなかった…とすら思われるのですね(金曜に死ぬ思いでひと仕事片付けた明けの土曜の午前中に観る映画では全くなかったすね)。結論、非常に評価の難しいトコロになっちゃうのですが、ココは観たままの(観た直後の)ネガティブ感情に素直に従うコトにして、いったんこの評価とさせて頂きますです。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 6点(2021-12-30 16:14:49)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.61点
000.00%
100.00%
200.00%
314.35%
4313.04%
528.70%
6313.04%
7834.78%
828.70%
9313.04%
1014.35%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review3人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

2021年 94回
作品賞 候補(ノミネート) 
脚本賞アダム・マッケイ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ニコラス・ブリテル候補(ノミネート) 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2021年 79回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジェニファー・ローレンス〔女優・1990年生〕候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)レオナルド・ディカプリオ候補(ノミネート) 
脚本賞アダム・マッケイ候補(ノミネート) 

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