22.過去に作られた音楽家の映画とちがって近年のは「外枠」を設けている場合が多く、コール・ポーター(ケヴィン・クライン)の人生を見守るのは年老いた彼自身と大天使?ガブリエル(ジョナサン・プライス)。 アーティストと天使の組み合わせは、「オール・ザット・ジャズ」にも似ていますね。 作曲家の華々しいゲイ遍歴をも包み隠さず描き、アシュレイ・ジャッドが美しいだけでなく奔放な夫に対してきわめて寛容な妻リンダ、彼女あってこそポーターも成功をおさめられたのではと感じます。 最初にポーターを意識したのは「夜も昼も」(トレイシー・ソーンのカヴァー)、つづいて「エニシング・ゴーズ」(「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」オープニング)だと思いますが、これらも代表曲として作品を彩ります。 丁寧に作られながら少し地味な映画を盛り立てるのが、現代の歌手たち。 エルビス・コステロ、アラニス・モリセット、シェリル・クロウ、ナタリー・コールらがクラシカルな衣装に身を包んで歌い上げ、特にアラニスは彼女らしさが出ておりよかった。 終盤も尻すぼみにせずにパッと華やかになりますが、フィナーレはひそやかに幕を閉じて。 【レイン】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-05 07:00:02) |
21.コール・ポーターを始めて知った。夫婦愛の深さ 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-06 13:20:58) |
20.《ネタバレ》 ミュージカルや映画音楽の傑作を数多く残した伝説の音楽家コール・ポーターの半生を、歌と踊りをふんだんに取り入れ、尚且つ、豪華ミュージシャンの競演を実現させたミュージカルとあった。私も名前は良く聞いていたが、余り知らない。でもゲイとは??? 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-20 18:22:23) |
19.アシュレイ・ジャッドってパッとしませんがいい女優ですよね。ちょいちょい年老いた主人公が出てくるのがダメでした。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-02-26 22:34:12) |
18.各シーンは何かを表現するという段階に至る以前でブツ切りになり、次々に楽曲がかぶさってくる。結局、楽曲ありきで作られ、ストーリーや人格表現はそれにつじつまを合わせているようにしか見えません。あくまでも映画なんですから、きちんと俳優に演技をさせて下さい。年老いた主人公が画面に出てきて回想するという手法も、必然性があるわけではなく、成功しているとはいえません。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-01-19 01:04:00) |
17.ミュージカルやゲイ、ラブストーリーものは苦手なんですが、これは良かった。主演二人の演技うまかった。 |
16.《ネタバレ》 コール・ポーターの伝記映画ということで期待して見に行ったのですが、期待はずれもいいところ。ポーターのゲイの部分が強調されすぎているのも厭ですが、それ以上にせっかくの名曲の数々があの程度の歌唱で終わってしまったのはそれ以上に残念です。この映画にも登場するポーターの半生を画いた「昼も夜も」もあまり面白いとは言えませんでしたが、この映画は不快感ばかりが残ってしまいました。まあ、ポーターの生涯を考えればグレン・ミラーのような感動的な話には出来ないのでしょうが、もう少し後味の良いものにして欲しかったですね。遺族の方はどう思っているんだろう? 【はやぶさ】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-11-27 22:43:24) |
15.途中まではただポーターの曲が延々と流れているだけで、彼の身辺や心の変化の描写があいまいになっていた気がします。 ただ、妻リンダが死んだ時に流れてきた”エブリタイム・ウィ・セイ・グッドバイ”はよかったです。そのすぐ後のシーンではそれまでのだらだらした人生描写が、一瞬の夢のように頭の中をかけめぐりました。 このあたりを考慮して高評価にしてしまいましたが、やっぱり途中までだらだらしてきたのはいただけないし、ミュージカル映画かどうかが中途半端になっているのもいまいちですね。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-30 19:54:19) |
14.アシュレイがあんなに歌える人だとは思わなかった。嬉しい発見。主演の二人って出てきた当初から老けてません?これってミュージカルになるんでしょうか? 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-12 14:36:32) |
13.コールポーターの曲が好きなんでかなり期待していたんですが、がっかりですね。自分の一生をミュージカルにして回顧しているという枠組みの作り方が、話のリアリティを自ら妨げているように感じました。またそういうミュージカルの部分と映画っぽい部分の混ぜ方が中途半端。 【小原一馬】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-08-26 12:44:21) |
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12.芸術家の自伝映画は、最近たくさん観たなと思います。 お決まりの自由さ、愛の多さ、家族の苦悩etc. 主人公の苦悩に感情移入したいと思うのですが、主人公が遠いなと思えてしまいました。 ケビン・クラインさんときっと、相性悪いんです、私。 久しぶりにアシュレイ・ジャドさん見られて嬉しい。 コスプレはほどほどにして、もっとリンダの心情を深く描いて欲しかったと思えました。 『グレン・ミラー物語』が良かったので・・でも比べてはいけませんね。 良いところもあるので、ちょっと残念! 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-06-27 22:56:44) |
11.私はこういうミュージカルよりは「シカゴ」のような、にぎやかでドギツイ作品の方が好きですねー。ホントただ単に好みの問題かもしれないけど4点。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-06-24 00:12:16) |
10. ミュージカル映画だったんだけどミュージカル映画っぽくなかったなぁ。全体的に暗い感じがしたし。別に枠に当てはめるとかそういうわけじゃないけれど華やかなものを期待していたのでちょっとあてが外れたかも。それとみんなタバコ吸いすぎ。 【ひろすけ】さん 3点(2005-03-22 15:06:51) |
9.昔見た「グレン・ミラー物語」のような映画を想像していたけど、ゲイという主人公の陰の部分にも光を当てていて、音楽家としての苦悩や葛藤をうまく描いていたと思う。CMで何度も耳にした名曲は奥さんに捧げられたものだったのですね。時代を超えて人の心を引きつけるわけだ。アシュレイ・ジャッドってシャーリーズ・セロンに雰囲気が似ていて損をしているような気がしていましたが、いい女優さんですね。再認識しました。 忘れるところだった。邦題がいい。思い切ってこの邦題をつけた配給会社の人に拍手。映画の内容はまさに五線譜のラブレターでした。 【しまうま】さん 7点(2005-02-18 11:51:50) |
【たま】さん 7点(2005-02-05 22:12:15) |
7.私はコール・ポーターのミュージカルやスタンダードナンバーにも疎いのですが、ショー場面などミュージカルらしい華やかさが楽しめました。ナタリー・コールやエルヴィス・コステロなど登場する歌手たちや歌をよく知っていたり、お好きな方ならもっと楽しめるのかもしれません。 歌やショーを絡めながらポーターの人生を回顧するという形式で彼と妻との関係が描かれますが、印象としては妻ナタリーの深い理解と寛容によって築かれた愛情関係という感じです。ポーターの同性愛嗜好を知ったうえで結婚し創作と成功の支えとなり、自分亡き後の夫の世話係まで用意するというのは普通には理解しかねるほどの夫婦の姿ですが、これは人間性以上に彼の才能を認めていたゆえなのでしょう。そんなナタリーを演じるアシュレイ・ジャッドは落ち着いた声と物腰で、優雅なファッションや真珠のアクセサリーなどを身にまといとても美しく魅力的でした。ケビン・クラインのパリッっとしたスーツ姿も素敵で、自演してるピアノや歌も良かったです。ストーリー的に感動というところまではいかなかったのですがミュージカルとしては十分楽しめました。びっくりしたのはポーターの切断後の足や老けメイクの巧みさ。アシュレイの老けメイクもなかなか凝ってました。 【キリコ】さん 7点(2005-01-25 22:23:31) |
6.ウディ・アレンが大好きなので、コール・ポーターのナンバーは自然と覚えてしまった。とはいっても元来がロックファンのため、それ以上の興味はあまりなく、ただ単にエルヴィス・コステロ先生目当てに見に行ったのだが、予想以上にいい出来だったと思う。死に行くポーターに、彼の半生の舞台を見せるという設定、最初は劇中の出来事(過去の語り)とそれを見て感想を述べる晩年のポーター(現在の語り)が交錯しすぎて、語りがスムーズでない印象を持ったが、見ているうちにそれも気にならなくなるほどぐいぐいと引き込まれていった。歌というものが持つ圧倒的な力、というのを改めて感じる。映画より、小説より、音楽は何よりミニマルな表現であるけれども、だからこそ多くの人の心を打つ。だからケヴィン・クラインがアシュレイ・ジャッドのためだけに歌った「So in love」が実に胸に迫ってくる。 そういう意味では、やはりこの映画の最大の勝因はコール・ポーターの原曲が本当に素晴らしいということに尽きるだろう。 |
5.《ネタバレ》 「So in Love」を聴くと条件反射で涙の出る私にとっては号泣映画でした。ケヴィン・クラインが口ずさむように自然に歌うほうが、いかにもミュージカル!な臭さがなくて作品世界に入り込みやすかったです。古き良きMGMミュージカルもそれはそれで愛しいのですが、この作品では、コールに朗々と歌われると引いちゃったかもしれません。リンダとコールの関係は、まるでおとぎ話のようで、綺麗事に過ぎるかもしれませんが、見ていてこちらの気持ちも綺麗にしてくれました。ジョナサン・プライスがいつになったら歌ってくれるのかしら、と待っていたらラストまでお預けだったのは少し寂しかったかな。 【HIDUKI】さん 8点(2004-12-30 15:28:32) (良:1票) |
4.ミュージカル映画大好き!ってことで期待して観に行ったのですが…。ストーリーがちょっと退屈。そして肝心のミュージカルシーンも「・・・」って感じでした。 【kokayu】さん 5点(2004-12-20 17:10:11) |
★3.《ネタバレ》 名作曲家コール・ポーターの半生を知ることができて率直に嬉しかった。どの楽曲も、何処かで耳にしたことがあるメロディだし、その気にさせる数々。ミュージカル仕立ての回顧スタイルは、二人のドラマとして生きているかは微妙。 “独特の愛の形” が崩れた別居に至るまで、ポーターは楽曲作りにおけて葛藤・苦悩に陥ったはずだが、さほど描かれていない。また、脚の自由を奪われ自尊心を失われながら、最大のヒット作となった「キス・ミー・ケイト」を生みだすポーターの模様、支えたリンダとの絆を丁寧に伺い知りたかった。落馬事故はストーリー的に不可欠なのは判るが、唐突且つそのまんま(?)。そして、リンダ即再登場で、いささか拍子抜けの展開。 衣装は、装飾過多ではなく、エレガント&シンプルで好印象。 【ダージン】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-12-20 03:21:55) |