★14.《ネタバレ》 いろんなところで、いろんなストーリーが興っていそうな映画です。というのも、主役はもとより脇役であるはずの人々の生き様とか考え方というのが、やけにリアルで、とてもしっかりしているからです。この映画を観ると、ビッグマディをもらったあの女教師のお父さんって、どんな人柄だったんだろう?とか、どんな功績があったのかな?とか、テリル家とヘネシー家の家長同士の諍いって何だったの?(きっとしょーもないことだったんだろうな)とか、いろんなストーリーに思いを馳せることができるのです。素晴らしいですね。ワタシは、息子を撃ったヘネシーの親分の男気がとても好きです。父親としてはダメなのかもしれませんが、一家をまとめる家長としての、一本スジのとおった彼の男気がとても好きなんです。ただもったいないのは、もうちょっと牧童の見せ場があっても良かったのではないかなってところ。まぁ、それもストーリーを想像すればいいだけの話ですがね。とっても想像力のふくらむ映画です。 【元みかん】さん 8点(2004-06-07 01:36:43) (良:1票) |
13.西部劇なんてヤングガンくらいしか観た事ないねんけど、このジャンルを観ないままでいるのがもったいないようーな気がして観てみたが、素直におもしろい。期待してた派手なアクションとかガンファイトはあんまないし、緊張感もなくどこかのんびりムード。でも二時間以上あるのにちっとも退屈ちゃうかった。たぶんテンポよくて話もわかりやすく、それでいて単純な勧善懲悪じゃないとこがよかったんかも。それと広大な風景とセットもよかった。まさに西部時代って感じがでてて。主人公はできすぎてて偽善的と賛否両論あるみたいやけど、俺は単純にかっこいーと思ったよ。こーゆう男の生き方って中々できひんもん。あこがれる。変に引きずらないオチも俺にはよかった。西部劇の世界って、現代の日本人の目から観るとほんま不思議で異世界のような世界観で、無秩序、でもみんなどっかに暗黙のルールみたいなのを持ってて、無法者あり、ガンファイトあり、賞金稼ぎあり、骨のある男の生き様ありで、もーこれは一種のSFやと思う。これから西部劇はまりそー。この映画はそこまで派手ではないけど、とにかく、そんな気分にさせてくれた静かな幕開け、みたいな映画やった。西部劇という異世界にのんびり浸りたい人にはオススメ。 【なにわ君】さん 10点(2004-05-06 11:38:53) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 名作として有名ですね、私的に終盤までは良かったのですが..ラストの結末は納得出来ませんでした~..もっと感動的で、唸らせるような結末にしてほしかった... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2004-01-28 12:18:34) |
11.西部劇は好きです。この映画もその部分をモロに出していて自分の好みでした。 【亜空間】さん 8点(2003-10-14 00:43:06) |
10.まぁー、そうだなぁー、、、僕が一対一の勝負したら、すぐ逃げておやじにつばをかけられる方になるな、うん。 【あろえりーな】さん 5点(2003-07-08 23:31:27) (笑:1票) |
9.演出良し、役者も良し、カメラも音楽も申し分ない気品ある名作ですね。 素晴らしいロケーションで見事な大景観なんだけど、何か足りないような。埃感(?)というか空気感というか。何故かスタジオ撮影のような小奇麗さに納まってしまったような・・・それがワイラーの魅力なんでしょうが。 【るーす】さん 8点(2003-06-07 16:40:30) |
8. 西部劇もワイラーの演出を得ると、かくも格調高く描かれるという見本のような名作。単純なドンパチガンファイトなんぞワイラーが監督するハズがない。兎に角、冒頭の疾走する駅馬車の車軸の回転に被さるジェローム・モロスの主題曲の素晴らしさとソウル・バスのタイトル・デザインの秀逸さはトリ肌モノ!!ドナルド・ハミルトンの原作を映画化した本作に於けるワイラーの狙いは、ありきたりの西部劇的図式を換骨奪胎させて深い人間洞察に迄及んでいるトコロにある。先ず、どうも他の皆様には評判よろしくないペック演じるジェームズ(ジム)・マッケイ。東部から来たってのは確かにそうなんだが、問題は何処から来たかではなくて、如何にも優男で軟弱そうな外見に比して不撓不屈の確固たる信念の持ち主であるコトをワイラーが丹念に描写している点。つまり、真の男らしさとは何なのか?を深く掘り下げて外見のみで判断せず、暴力礼賛には安易に迎合しないというワイラーの拘りをペックに仮託したのだろう。加えてバール・アイヴス扮するルーファス・ヘネシーの描写にも同様にワイラーの拘りは貫かれている。一見、粗野でガサツ極まりない西部の荒くれオヤジだが、我が子の卑劣さを許さず容赦なく射殺する峻厳さには、育ちや学歴といった副次的要素とは別に関係なくとも、高潔な魂の持ち主は存在しうるとワイラーは観る者に伝えたかったのでは。彼の描写一つ採っても「西部人おバカ説」は成り立たないだろう。彼とチャールズ・ビックフォード演ずるヘンリーが相討ちとなるラストの鳥瞰ロングショットの鮮やかさはチョット筆舌に尽くし難い。古き世代への鎮魂歌の如く再びジェローム・モロスの主題曲が奏でられ正に圧巻。167分を長尺と感じるかどうかは人それぞれかもしれないが、個人的には詩情溢れるワイラーの演出の的確さに唸るのみ。若きチャールトン・ヘストン演じる牧童頭スティーブ・リーチの掘り下げが甘く感じたので1点マイナス。 【へちょちょ】さん 9点(2003-03-06 06:26:26) (良:2票) |
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7.西部開拓時代の荒くれた雰囲気がよくでている。売り出し中のC・ヘストンはじめ俳優もいい。特に谷側の太った父親は好演。雄大な西部の風景をロケで撮っているので、大きなスクリーンで見るともっと迫力があるだろうと思う。インディアンをやっつけつつ西部開拓っていう単純な西部劇にしなかったのがいい。 【キリコ】さん 8点(2003-02-19 22:55:29) |
6.うーん書きたいこと前の人たちが全部書いちゃってるな・・役者はみんな味があるし、舞台は現代と違って自然というかフィールドが大きいからそれだけでも「凄いなあ・・」と見入ってしまいます。内容ははっきり言ってまったく凝ってないけど、それが西部劇の良いところ。観るべきところは内容や脚本じゃなくスクリーンを絵としてみるのもまた一つの手。それと役者魂ってやつも見ものです。 【恥部@研】さん 8点(2002-12-06 18:19:23) |
5. 映画の題名を聞いただけで、導入部の馬車の車輪とすばらしい音楽が浮かぶ。テレビの「ライフルマン」で人気をよんだチャック・コナーズが乱暴でひねくれた小心者を好演。ペックと決闘し、卑怯な振る舞いに父親に撃たれたシーンの目つきは記憶に残っている。 また、ワイラーの演出力により登場人物が分かりやすく描かれ、各々の俳優も好演して雄大な西部のドラマとなった。大いなる映画に8点。を 【偏見マン】さん 8点(2002-08-30 16:34:47) (良:2票) |
4.敵役のじいさんがいい。馬鹿息子のチャック・コナーズへの親ばかぶりがいい。登場する人物の、それぞれの人間性が深く描かれている素晴らしい映画。昔のハリウッドの志の高さが感じられる。多分、子どもには、よさが理解できない、大人の西部劇映画だろう。 【イーストウッド】さん 9点(2002-04-20 22:48:30) (良:1票) |
3.名作とは言われてるけど、ちょっと困ってしまった映画の一つ。西部の人間と東部の人間の違いを対比させて描くのはいいけど、少し一方的過ぎると感じる。G・ペックの人物像をカッコ良く描きすぎてるのも嫌味に感じた。もう少し短くしてくれれば良かったのに。でもW・ワイラーの演出は凄い、後に「ベン・ハー」を撮るだけのことはあって、スケールの大きな演出を見せてくれる。 【チャーリー】さん 6点(2002-03-27 22:20:32) |
2.いかにも一昔前の映画って感じ。西部の東部に対する劣等感みたいなものはわかりやすくていいんだけど、描かれてる世界が狭いので奥深さはない。モノクロで観るG・ぺックはやっぱかっこいいね。 【まつ】さん 6点(2002-03-15 22:56:46) |
1.名匠ウィリアム・ワイラー監督の一大西部叙事詩。内容は至って単純。西部の女の婚約者として,東部からやってきた男(グレゴリー・ペック)が,見ず争いに巻き込まれて・・・,といったもの。ワイラー監督の作品はハズレがないと言われるが,全くその通り。「ローマの休日」「ベン・ハー」「おしゃれ泥棒」「コレクター」とどれも名作揃いである。古き西部の黄昏と新たな血の流入による新しい西部の夜明けを,古き良き時代への郷愁と共に,朗々と歌い上げている。必見の大作の一つ。 【koshi】さん 9点(2002-01-12 13:59:29) |