46.世界観はやはり小説の方がよく出ていたな・・・と感じましたが、 イカサマの臨場感は映像ならではです。麻雀シーンはかなり まともで、真田広之さんが燕返しってのも凄い。われ目でポンな 加賀まり子さんも素晴らしい。 また、麻雀シーンだけならVシネマの雀鬼を観ても良いわけですが、本作独特の すっとぼけた世界観と、部分的にぬるいからこその生々しい体感速度。 破綻した無邪気さが放ってくれる束の間の惰眠感は特有です。 玄人としての矜持云々は殆ど鹿賀さんが表現するにとどまり、 後はちゃんちきおけさな感じです。 【o-z】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-29 03:17:11) |
45.《ネタバレ》 みんな若い。鹿賀丈史かっこいい。。。 【海夫の夏】さん 5点(2005-01-21 15:07:49) |
★44.イカレた話ですが、面白いです。男の物語としては、『華麗なるヒコーキ野郎』と通じます。甘えん坊の男の、バカなこと(彼らにとっては麻雀に克つってことは、家の権利書なんかより大事なこと)にとりつかれて周りのことが見えなくなっていくお話。大竹しのぶの「私があんたを好きなんじゃない、あんたが私を好きなんだ」と叫んだ場面がとても好きです。 【元みかん】さん 7点(2004-12-25 15:54:19) |
43.雰囲気はよく出ていたと思いますが、どうにもこうにも役者の演技がどれも浮いている印象です。原作の激しさや渋さが全然伝わりませんでした。阿佐田哲也の麻雀小説が好きな人には興味の引くところでしょうが、本作映画の出来栄えは今ひとつだと思います。 【たにっち】さん 4点(2004-10-06 22:38:20) |
42.好みです。イラストレーターの和田誠さんの初監督作。下手な評論家よりも映画、特にハリウッド映画を身に染み込ませてきた彼のことだから、荒れもやりたい、これもやりたい、そんなカットが、山ほどあったろうに、それを敢えてやらずにオーソドックスな映画にしてる、その「外し方」が、なかなか粋だ。でも、良く見てりゃ、ハリウッド映画のエッセンスみたいな演出やカットがさり気なく出てくる、その按配も頼もしい。それに親切だね。麻雀に詳しくない人も、詳しくない人も、楽しめるようになってる。4人が牌を囲んでる所。普通なら、一人一人の手を、ワンカットづつ見せたいし、麻雀好きなら見たいはず。でも、和田監督は、カメラが4人の周りをグルーっと3回ほど回って、手の内をサーッと見せただけで処理してしまう。そこんところが親切だなと思うし、監督の狙いは麻雀ではなく、それに人生を賭ける人間の人生を描くことにあることもわかる。10点は甘いかもしれないけど初監督作にしちゃ大合格だと思います。役者がみんないいね。さすがの真田も、いささか貫禄負けかな?でも、初々しくていいね。 ドサ権の言葉「あいつは俺の女だ。この世で、たった一人の俺の女だ。だから、あいつは俺のために生きなくちゃならねえ。俺は死んだって、てめえっちには甘ったれはしねえが、あいつには違うんだ。あいつと死んだお袋と・・・・・この2人には、俺はいくら甘えても、かまわねえんだ」・・・・・この言葉は泣かせるね。 【ひろみつ】さん 10点(2004-07-24 21:39:29) |
41.《ネタバレ》 原作がどうあっても超えられない最高傑作であっただけに、逆に落ち着いて観ることが出来たように思う。泣く泣く削らなければいけないシーンもあっただろう。それでも、よくまとまっていた。闘牌シーンが少なかったのは、「人間ドラマ・麻雀放浪記」を優先させた結果だろう。麻雀小説ではあるが、細かいテーマを決めておかないと自爆してしまう。麻雀を知らない人にもうけるように作るには、そうするしかなっかのだろう。ただ、イカサマシーンなんかは、原作を読んでいなければ分からないのでは?とも思った。配役はなかなかよかった。モノクロで撮られているのもよかった。まさに白と黒。コントラストが綺麗。しかし、虎がまゆみを賭けて達と勝負するシーンが、丁半だったのが……なんとも拍子抜け。いくら長くなっても良かったのに、やはり映画には、それなりのテンポがあったのだろうか。原作は4まで続くのだから、出来れば同じキャストでその後の話も観たかった。 【揺香】さん 9点(2004-07-08 16:14:29) |
40.正直言うと、私メはカケゴト全般、何が面白いのか、わけわからないんですよ。「人にとってはどうでもいいこと」に「自分は命賭け」、とかそういうことには共感できるんですが。「ラウンダーズ」なんかだとゲームはわからなくても雰囲気で十分楽しめた気がするんですけど、これはなまじ会話は日本語なのに何言ってるのかわからなくて、楽しさ半減でした。それでもこの点数ですから、ふつうにマージャンを知ってる人、好きな人だったらこれはきっとたまらない映画なんでしょうね。 【おばちゃん】さん 6点(2004-06-06 12:35:37) |
39.本当に哲也が主役なん?といいたくなるほど、脇役が目立ちます。もう少しでしゃばっても・・。話が中途だった感じがします。 【たまごくん】さん 4点(2004-04-23 03:12:51) |
38.キャスティングがよい。うさんくささ満開。こういう世界ってタラタラしてていい。でも基本的にはみんな一緒。勝つか負けるか。生きるか死ぬか。 【ぷりんぐるしゅ】さん 7点(2004-04-12 12:02:41) |
37.高品格秀逸の一言につきます。 イカサマにいきり立つドサ健に 静かにすごむ出目徳の顔にゆれる裸電球の影が映る。 あれは、カラーでは絶対できない。 大四喜字一色十枚爆弾・2の2の天和。 これ、麻雀せん人にはわからんでしょうね。死んだら負けなんやな。そして、勝った方が強く、負けた物が弱いんやな(by上原) 【きつま】さん 9点(2004-03-27 23:13:15) |
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36.配役ピッタリ。真田広之は、アクションの無いこの作品で新境地を開拓した。モノクロ、という点も評価できる。渋い!! 【なおてぃー】さん 8点(2004-03-09 23:33:17) |
35.なかなかシブイ映画です..私もマージャン好きなので、よ~く分かります..わざわざモノクロというのも雰囲気があってイイですね~ “日本のバクチ!” って感じがよく再現されています... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-01-29 10:07:47) |
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33.《ネタバレ》 マージャン映画の代表作(と言っても他にないか)。チューレン・ポウトウを積もった高品格がリヤカーに乗せられ崖から落とされるシーンは悲しくもあり、印象的。 【カイザー・ソゼ】さん 8点(2004-01-21 02:00:07) |
32.ドサ健,出目徳はピッタリの役。哲は...。阿佐田哲也の原作に非常に忠実な作品で,当時の荒んだ男の世界がうまく表現されていたと思う。特にラストで死んだ出目徳を蹴り落とす場面などは,勝負の厳しさと勝負人達なりの仁義・思いやりを強く印象付けた名シーンだと思う。ちなみに阿佐田哲也のペンネームは「朝だ,徹夜だ」から来ているそうだが,そういう原作者の麻雀モノであるからして,小説ほどではないにせよ,麻雀の知識がある程度なければ楽しめないことは観る前に知っておいたほうがよいだろう。哲の存在感が希薄なのが映画としては難だし,麻雀の知識も必要だけれど,日本映画の中では群を抜いた作品のひとつといっていいのではないか。 |
31.麻雀を、単なる絵合わせ状態なプレイしかできない私(ええ~?なんでアガれないの?どーして?全部3つずつ揃ってるのに?)としては、この映画の麻雀シーンの流れはちっとも読めず、当然そこを楽しむ事はできず、だからモノクロで再現された戦後の匂いを味わうばかりという感じでした。クライマックスの重要なトコでもぽか~ん、とするばかりですからねぇ。ノスタルジーが基調になってるの?って感じの物語、映像表現はちょっと後ろ向き過ぎな気がしました。80年代という時代に、この映画の表現が適切だったんでしょうかねぇ? 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 5点(2004-01-03 23:37:25) (笑:1票) |
30.私は映画化されると聞いて即小説を一気に読んだ。一から四まで。本作は一の映画化であるが基本的には小説に忠実だったと思う。さて映画であるが、坊や、健、徳さん、達、虎・・みんなキャラが立っていた。麻雀というどちらかといえばマニアックで閉鎖的なゲームを題材にしているが、実は戦後の庶民の強さ・したたかさがよく表現されている。 |
29.少しでも麻雀に興味をもったり、やった事がある人は見て頂きたいですね。麻雀映画ここにありって感じです。内容は普通なんですけどね。 【はむじん】さん 6点(2003-10-16 02:24:07) |
28.しばらく麻雀してないな~。学生の頃は毎日、雀荘通いしてたのに。皆さん、ご指摘のように出目得とドサ健はハマリ役でしたね。ただチュウレンポウトウを上がって死んでしまうというのが、ジンクス通りで安直過ぎるかな。 【くるみぱぱ】さん 6点(2003-08-11 05:04:38) |
27.時代性をよく見せてくれて楽しく見ました。鹿賀丈史と大竹しのぶのやりとり「俺のどこが好きなんだ」「あんたがあたしのこと好きなんじゃない」う~ん、うまいですね。麻雀自体は好きでも嫌いでもないのですが、気になりませんでした。 【omut】さん 6点(2003-08-10 08:51:51) |