17.《ネタバレ》 「ペーソス」かなあ。水木しげる、鎌倉ものがたり、トトロ。ペーソスは哀愁と訳されるがそれとはちょっと違う。懐かしく寂しく哀しく感じられる事々。 万事移り行くのは世の常ではあるが、心の中で生き続ける思い出は時を経るごとに苦痛や嫌悪はそぎ落とされ、愛おしさや美しさだけが際立ってくるもの。 そういった事象を石井竜也なりの表現で映画にしたもの。 映像は主に少年時代の思い出。昭和20~30年代、いわゆる団塊世代からそれより少し前の世代の話だろうか。フィルターがかかった夏の映像は誰もが持っている「夏休み」の心象と重なる。父や祖父との死別から最後には自分と息子の死別。思い出(河童)との再会、別れ。 自分自身がこういった田舎の水辺で育ってきたこともあり、石井がおそらく伝えたかったことに深いところで共感ができたような気がする。 河童の具象化とか宇宙人とかは彼の子供の頃の思い出そのものであるが、その描き方にはきっと多くの人が違和感や稚拙さを感じるものと推測する。 子供のころ誰もが頭に描く妄想や空想の世界のことだと解釈してあげる必要がある。 【小鮒】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-09-20 19:09:43) |
16.《ネタバレ》 『E.T.』のような泣けるファンタジーを目指したのかもしれないが、いろいろと粗が気になる。 石井竜也監督がアーティストだけあって音楽や映像美を大事にしているのは伝わるものの、ストーリーは陳腐でシラけてしまう。 なにより異星人である河童の正体があまり描かれていないし、交流のエピソードも弱い。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 2点(2013-06-13 00:05:34) |
15.予想以上にいい映画でした。大胆に導入した音楽の要素も決してスベっておらず、いいアクセントになっている。子役もよかったけど、やっぱ陣内父ちゃんにはやられましたね。まさに昭和のオヤジって感じ。これで現代の話にもう少しインパクトがあればなかなかの秀作になっていたのでは? 【とかげ12号】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2005-11-20 14:28:20) |
14.小学生の時見て泣いた思い出があるので6点! 今見たら笑うかもしれませんがね(笑) 【坊主13】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-01 09:23:02) |
★13.河童エイリアンはなぜにあんな場所にいたんでしょうね。観てて恥ずかしくなる感じでした。 【太郎】さん 2点(2004-07-29 12:35:47) |
12.この作品と「酔拳2」と「ネバーエンディングストーリー3」との今では見かけない3本立てで観た。小学生くらいだったので疲れたが、確か泣いたような気がする。 【ゲソ】さん 7点(2004-06-02 21:16:13) |
11.米米のファンだったために見ました。しかしこれがなかなか面白かった。 【亜空間】さん 8点(2004-02-12 19:11:27) |
10.泣きましたね。もっと良くないのを想像していたので、よく感じました。なかなかですね^^ 【リノ】さん 6点(2004-02-12 18:46:29) |
|
9.中学生の時に当時の彼女と「酔拳2」とどっちを観ようか迷った末に観た映画。挙句の果てにボロ泣き。要するに、思春期の童貞坊主にはお勧めの映画っつー事です。 【カワサキロック】さん 3点(2004-01-30 18:59:21) |
8.石井竜也が自分の才能を過信して調子に乗っちゃった、という感じがして私は駄目だった。評価が意外と高いのにびっくりした。個人的に、至る所の台詞が、いかにも脚本に書かれてました、という感じに思えた。どうも全編を通して、「作られた映画」という感じがした。 【ひのと】さん 2点(2003-12-22 14:52:31) |
【コダマ】さん 8点(2003-12-05 00:11:50) |
6.《ネタバレ》 陣内さんが体を張って子どもたちを助ける所は泣けた。ただ、全体的に「古き良き時代」という雰囲気に満ち溢れ過ぎていて、なんかセンチメンタルになってしまい、見終ったあと少し胸が痛くなる(直接映画には関係ないですね…ごめんなさい)。個人的に、こういう叙情的な雰囲気に溢れた作品は、現在の自分のおかれた環境とのギャップに凹んでしまうのです…。ただ、景色は綺麗だし、昭和の雰囲気は良く出ていると思う。 【カシス】さん 5点(2003-11-18 13:49:09) |
5.初監督によほど浮かれていたのか、当時は上製本の分厚いメイキング本など出してましたね。河童のデザインもまぁ可愛くはあるんだけど・・いつもライブでやってたオバカコントの大作でも作った方が良かった気がするのは私だけでしょうか。 【ひろほりとも】さん 1点(2003-11-18 12:36:54) |
4.映画とテレビドラマの最も大きな違いは、世界観の創造であると思う。言い換えれば、映画はそれぞれ独自の世界観がなければ価値がないということだ。そういう意味で、この映画には確固たる世界観がある。秀逸な世界観は時にリアルを排除してもいいと思う。石井竜也が創りだしたファンタジックな叙情感が味わえるこの映画はそれだけで、傑作になり得るものなのだ。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2003-09-29 13:19:15) |
3.《ネタバレ》 初監督にしちゃ技術的にまあまあだとか、そういったこととは別にこの映画の”叙情垂れ流し”ぶりにヘキエキ。クライマックスでいきなり藤竜也が「ボクをずっと待っててくれたの?(グシュン)」と”幼児還り(?)”したかのように少年口調でカッパ宇宙人に語り出した時にゃ、見ているこちらが赤面しちまったぞ! 結構予算もかかった、日本映画にすれば大作の部類に入るだろうに、それをこんなクサイ、幼稚な代物にした石井某に、敵意をいだいたぼくなのだった。 【やましんの巻】さん 3点(2003-09-16 17:03:16) |
2.“河童”との友情を通じて息子と父親の絆を描いたファンタジー映画。当時、米米クラブの石井竜也がメガホンを取った事で軽く話題にもなった。芸能人による監督作品は駄作が多いので、あまり期待しないで観たが、脚本などスタッフに恵まれた分、そんなに悪い作品ではなかった。当時のCG技術を多様した映像は目を見張るものが有り(今観るとどうかわからないが…)、河童の“TEN”も独特なイメージで良い。陣内孝則演じる鈴森勇吉と息子・雄太との親子関係の描き方は良かったが、石井竜也が監督したからこの作品なのか…、それとも本業の監督が撮っていたらもっと良くなったのかは断言できないが、作品のレーゾンデートルを活かすなら、やはり本業の監督の方がよろしいのでは…。 【_】さん 6点(2003-08-20 21:00:31) |
1.ノスタルジックな世界の中で切なく感動的な物語を見せてくれるSFファンタジーの傑作。 【スマイル・ペコ】さん 10点(2003-05-29 18:16:44) |