164.《ネタバレ》 真の自由とは何ぞや?という問いかけを、そこに遙かに届かないまま足掻いている状態を通して描いている感じですね。反社会的に見えて意外にも底に流れる精神は良識的。ヒッピーになって社会と断絶したコミュニティに属したり、クスリでラリってる状態に自由なんてモノの本質があるワケもないよね、って。最初の方でバイクのパンク修理と馬の蹄鉄を打つ作業とをシンクロさせて、バイクを馬に見立ててみせるワケですが、そこにフロンティアスピリッツが象徴されていて、それに対して保守的、閉鎖的に澱んだ思想がアメリカをダメにしている、と。ただ、ちょっと不快に感じたのは、映画全体が諦めの視点で支配されている事。批判精神はあっても、登場人物も映画も自己完結の道を進んでいないか?と。実はどこにも自由の行き場なんてありません、って。何故かどんどん思想的に不自由になっている澱んだ今の時代には合いそうな映画ですが、ここに共感はあっても、答えを指し示す訳ではなく諦めの袋小路があるばかりですからねぇ・・・。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-04-27 01:31:19) |
163.完成度はインディーズのそれだけど、名作と呼ばれている理由は、ピーター・フォンダの空虚な表情じゃなくて、ジャック・ニコルソンのイッてる目つきでもなくて、アメリカの疲弊やヒッピーでもなくて、良きアメリカのシンボルとしてバイクにある。 【michell】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-02 22:25:25) |
162.ピーターフォンダよりもデニスホッパーにかっこよさを感じました。まぁ二人よりもジャック・ニコルソンの演技がすごい。短い時間なのにかなりのインパクト。 全体としてはロードームービーの爽快さは有りましたが、意味不明な共同体やラリった時の映像、場面切り替えの手法のダサさなど、何がしたいか分かりませんでした。過大評価されすぎな気がします。でも音楽はすばらしく良いです。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-08-17 00:13:05) |
161.ただのバイクのロードムービーであるが、なんか惹かれる。ピーター・フォンダのかっこよさや、心の中で求めている自由を映像化してくれているようだ。映画の中でも「自由」について語られているが妙に心に残った。 【MS】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-27 01:41:38) |
160.結構退屈な映画だと思って見ていたけど。ジャック・ニコルソンが自由について語ったところ等は、当時のアメリカを写しいて衝撃的だった。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-31 23:17:43) |
159.《ネタバレ》 極めて退屈でストーリーのないロードムービー。音楽は良いです。この頃は長髪というだけで、見ず知らずの人にボコられたり、殺されたりするような時代だったのでしょうか?僕には理解できませんでした。 【すべから】さん [DVD(吹替)] 4点(2008-03-18 10:28:32) |
158.雰囲気は好きです。途中から意味がわからなくなったのが残念。 【Yoshi】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2008-03-04 23:24:16) |
157.大まかなストーリーは事前に知っていて、主人公2人が行け行けで無軌道に気ままに旅をする話かと思っていたのですが、意外にのんびりした部分とかかったるい部分が多かったのがかえって新鮮でした。しかし、そういう洗練されてない作りだからこそ、制作者が表現したかった挫折感、敗北感が、ある種の初期衝動を伴って生々しく伝わってきます。今見ても鑑賞に耐えうる作品です。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-01-06 04:13:24) |
156.《ネタバレ》 ステッペン・ウルフの"Born to be Wild"の曲がいいですね。この時代、現状を守ることに精一杯で、新しいもの・邪魔者を排除する社会環境があったのでしょうか。ヤクを売って大もうけして旅をしている主人公達の退廃的な生活が、それとうまく対比されていると思います。社会の中での自由とは、といった内容だけでなく、人種差別についても考えさせられますし、ロックミュージックだけでなく中身も濃い映画だと思います。ただ、撮影・編集の仕方は個人的には好きではないですね。ウィスキーを一気に飲んで、右脇を開け締めして、「ニッニッ、二ッ…、ンン~、インディアン!」明日から真似してみます。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-08 17:02:58) |
155.《ネタバレ》 結構陽気な感じだったのに、ニコルソンが殺されたら辺から、何かがおかしいことに気づいた。当時のアメリカはこんなのが常識だったのだろうか?最後とかショッキングすぎる……。 後半部分はグダグダ感が否めないが、通して旅行気分が味わえたので私はこの映画好きです。 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-10 23:13:57) |
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154.当時の状況がどういったものなのかわからない私は話をつかまえようと困惑しているうちにエンディングを迎えてしまった。 【あるまーぬ】さん [地上波(吹替)] 4点(2007-08-29 01:42:57) |
153.《ネタバレ》 観る時代・世代を選ぶ映画と分かっていて作ったような作品。2007年に観ても「当時はそういう病んだアメリカの中でもがいている人に受け入れられたんだろうなあ」と思う程度で、それ以上も以下もない。物語はあってないような感じだし、正直大して面白いと思わなかった私がヘンだとも思わない。但し32歳のジャック・ニコルソンが強烈だった。撮影も編集も粗かったが、それよりラストは無理矢理全滅させたような格好で、そこに意図を感じられなかったのだけは残念だった。 |
152.これもニューシネマの代表的な作品。自由であることと自由を説くことの違い。今となっても考えさせる部分はある。キャストも音楽もこの上なく良いが、デニス・ホッパーが初監督とあってか、あまりまとめ方が上手く感じず、中盤少しだれてしまったのが残念。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-05 15:51:59) |
151.《ネタバレ》 団塊世代のメディア人とそれに感化された人々によって伝説化された作品、というイメージがあって今まで敬遠してきたのだけれど、先日、ヒマだったので鑑賞。まあ、ほとんど予想通りの作品でした。最後は尻切れトンボで「ショットガンでバーン」当時の若者達はこの映画を見て悲壮な気持ちで「社会への反抗」か「社会の歯車」を選んだんだろうか?なんてね。今の若者は生まれてから死ぬまで自由気ままな「自分探しの旅」が当たり前なんだから感性が合うわけないね。しかし、容貌が生まれ変われるならピーター・フォンダが良い、などと思ってしまうぐらいピーター・フォンダ格好良かったな。世の中のことで熱弁ふるうジャック・ニコルソンも濃いキャラ立ってたし。冒頭の爆走するオートバイと「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」、世代もあるのかも知れないが、なんだかんだで人に影響を与える映画かも知れないね。 【lafish】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-20 23:58:10) |
150.時代も国も違えど結末はいつも同じだったりする。 【魚】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-20 03:38:01) |
★149.観る人と時代を選びすぎる作品。私のような20そこそこの人間が21世紀の今になって観てもピンともポンともこない。退屈。 【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-03-22 17:15:33) |
148.観る前の印象としては、「世間じゃ自由・平等などと騒いじゃいるが、俺たちにゃそんなこと関係ねーぜ」的なストーリーを想像していましたが、そうではありませんでした。 旅路の途中で出会う人々や出来事を軸に、主人公ワイアットは"自由"についての疑問と鬱憤を晴らそうとしますが、その答えは・・・。 個人的には「旅では頭カラッポにして楽しもう派」なので、退廃的なシーンではあまり共感できなかったのですが、しかしながら、雄大な大地と壮麗な景色の中をバックミュージックにのせ疾走させるアメリカンバイクを見ると、北アメリカの大地に生まれたかったなという思いにさせられました。 それと、その昔一発屋でミッキーという曲をリリースしたトニー・バジルが見れたのは収穫。 【Prayer】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-25 20:33:49) |
147.若い頃初めて見たときは、前半のあまりにゆるい展開についていけなかった。それでも、ジャック・ニコルソンが出てきてからの急な展開に、ただただ圧倒されていた記憶がある。 歳をとってから見返してみると、若い頃にはつらかった前半部分のゆるさが、むしろ心地よい。根無し草の悲哀が実に見事に描かれている。後半の衝撃は今も変わらない。 自由な国アメリカの「不自由さ」を告発するその勇気。このメッセージは今の時代でも、なぜか色あせていない。 【いのうえ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-04 00:17:32) |
146.バイク好きじゃないと楽しめない、ということはない。バイクはあくまでも2次的な設定であり、バイク以外の部分(ドラマ、映像、音楽)にも十分、見どころがあると思う。ただ、全体的な雰囲気や演出、セリフなどがちょっとマニアックで、血液型B型的?というと語弊があるかもしれないがそんな感じが強いので万人向けとは言い難い。酒とたばこと論評が好きなら結構ハマるかも。 【長毛】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-01-02 01:19:51) |
145.《ネタバレ》 日曜洋画劇場で見たのが最初ですね。淀川長治氏が映画史に残る名作と絶賛していました。免疫のなかった私にはラストがあまりにも衝撃的で、たいへん切なく感じました。その後、名画座で何度か鑑賞し直しました。たいして良い音響環境ではなかったのですが、大きなスクリーンで見るとまた素晴らしいですね。ホームシアターでゆったりと見ることが出来たら贅沢だろうなと思います。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 10点(2006-12-29 17:20:02) |