7.《ネタバレ》 シャマラン監督のことだからいつもの(どんでん返し)があるはず。
その楽しみの前に感動して泣きましたよ(苦笑)
こういうの弱いなぁ・・
死に際に泣き別れる親子愛という形では私はなぜか泣けません。
そうではなく元気だったころのジジの、
ある愛の形がスローモーションのように蘇るシーン。
おそらく淡々としたそれまでの日常が後半も後半になって、
夢のように押し寄せてきたのでしょう。
そして最後の爽やかなシーン。
これがひつこくないのがいい。
おそらくもっと感動作にもできると思うのですが、
内容がわかりやすすぎて、
そして見終えたあとの難解さにこの時間でちょうどいいかと。
最後のシーンで(そんなわけないだろ)と思ったら感動はできない。
私は催眠術にかかったように少年と気持ちが同化していました。
ここらに弱いようです(爆)
シャマラン監督がリスペクトしてやまないスピルバーグ監督の世界と、
実に重なると思うのは私だけかもしれないけど・・
宗教、家族愛、丁寧な紙芝居のようなカメラワーク。
もちろん娯楽として世界中で大ヒットしたのは、
「シックス・センス」のほうです。
あれは推理描写がうまくてシャマラン監督が売れることを確信した作品。
ホラー要素を最大に生かしたことがよかったです。