7.《ネタバレ》 レジャーさん追悼で鑑賞。 オーストラリアのイメージとは、どこまでも青い空と広い海に赤い大地、オペラハウスとコアラと甘いお菓子ティムタムだったりします(最近はクジラも?)。しかしこの映画では画面はずっと暗く、能天気さはありません。日本≠スシ・サシミ・ニンジャ・ハラキリと一緒ですね。 ご当地ヒーローを有名なエピソードと共にいかに描くかが、監督と俳優の腕の見せ所なのでしょう。ステレオタイプのイメージではないオーストラリアがとても興味深かったです。これと合わせて「プロポジション」を見ると、他のイギリス連邦諸国には起こらなかった、前々世紀の移民の皆さんの暮らしについて考えることが出来るでしょう。 皆それぞれ良かったけど、レジャーさんの存在は際立っていました。合掌。 【えんびす】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-02 01:30:04) |
6.前に見た『アメリカン・アウトロー』と『楽園をください』に似ているなと思いながら見ました。オーランドが出ているけど、いまいちインパクトがなかった。でも、キング・アーサーでいい味出していた人が出ているのを発見した。 【Gene】さん 4点(2005-02-02 00:49:25) |
★5.《ネタバレ》 めっちゃ一生懸命集中して観てたのにストーリーにうまく入り込めなかった。 民衆に支持される悪者たち、まあ義賊と言うかギャングと言うか、そういう話なのはわかったんですが、途中から彼らの目的がなんなのかわからなくなってきた。 何回も銀行強盗してるわりにお金をつかってるシーンがなくて なんか実感なかったし。もしかしたらあのお金は国から搾取されてる国民に配ってまわってるんだろうかとか思いながら結局最後まで結論出ませんでした。 なんか馬の血で飢えをしのぐシーンとかもあったし、食べ物ぐらいどうにかならなかったんだろうか。民衆に支持されてたならなおさら。 これをちゃんと理解しようと思うなら史実をしっかり勉強する必要があるな。うん。 これからこれを観る人はさきにネッド・ケリーとはいかなる人物かを調べてみたほうが良いかもしれません。 あ、でも音楽と、とても牧歌的な風景などはすごく良かったし、それは高く評価したいです。 【TANTO】さん 4点(2004-10-26 21:32:32) |
4.《ネタバレ》 オーストラリアの大塩平八郎?虐げられたアイリッシュの救世主として、おそらくご当地ではものすごく有名な方なんでしょうね。日本で「織田信長」とか「新撰組」とかを作るのと同じ感覚なのでしょうか。ネッド・ケリーに対して事前にならんかの思い入れがあると想定して作られた映画のような気がします。私はキャストに惹かれて見たのですが、爽快さ無縁の内容なので何らかの目的意識がないと見てるのがツライかも。テイストとしては「その時歴史は動いた」なのですが、ネッドによって歴史が動いたのかどうかはイマイチ分からずじまいで、物語のスケール自体、地味というか小粒な印象。映像は美しいですし、馬に乗るヒースとか女たらしなオーリとか、若くてピチピチした(←死語)役者を見てるぶんには楽しめます。(ただしアゴヒゲがNGな方はご用心) 【HIDUKI】さん 5点(2004-10-23 13:17:39) |
3.僕がネッド・ケリーという人の名前を知ったのは「レックレス・ケリー/むこうみずで行こう!」という、ヤッホー・シリアス監督・主演のZ級コメディでだったのだけれど、実はオーストラリアでは今でも大人気の伝説の人物で、再度に渡って映画化(ミック・ジャガーがネッド・ケリー役をやっている「太陽の果てに青春を」というのもあるらしい)されているのみならず、戯曲や絵画のモチーフにもなっているそうな。で、この作品、映画の出来としては物足りないところがないわけではないけど、実在した魅力的なアウトローの姿を伝えてくれた功績は評価したい(って偉そうだけど)。ネッド・ケリーの友人で、酒と女にだらしのないジョー・バーンを演じるオーランド・ブルームがいい味出してるので、ファンは要チェーック! 【ぐるぐる】さん 7点(2004-09-15 19:22:17) |
2.まず、気になるのが完全にタイトル、というか邦題負けしている。ギャングというからすごい一団が結成されてドンパチドンパチかと思いきや、最初から最後まで四人組が暴れて指名手配されて追われるだけ。銃撃戦も数回程度でしっとりしたもの。悪役もキャラが弱い。権威を傘に着てやりたい放題の警視(しかも現場に出まくり)。ただ!ギャング映画ではなくヒューマンドラマとして観れば、実によくできている。それぞれの思惑が絡み合い、結末に行き着く流れは実にスムーズである。それだけに、期待を膨らませすぎる邦題は実に残念。 【コーヒー】さん 6点(2004-06-03 22:34:01) |
1.本当は主観的に10点を付けたいんですが…(笑)本国のDVDで鑑賞しました。キャストの豪華さのわりに派手さはないですが、間違いなく丁寧に作られた良作だと思います。オーストラリア映画らしく風景は美しいし映像・音楽ともかなりグっときます。アイルランドを思わせる音楽は特に素晴らしかった!オーストラリアに実在したアイリッシュの義賊Kelly Gangを率いたネッド・ケリーの半生を描いたもので、どうして邦題がこんなになったか疑問(本国でわざわざKelly GangからNed Kellyになったってのに)。ケリーギャングの面々と同じ年という事もあって、同化を求める差別と命をかけて戦う4人の姿にはホント泣かされました。何であれ、抗争をテーマにしたものには弱いなあと実感。キャストで言えば主演の髭ヒースもいいですが、脇のオーランド・ブルームがこれは最高でした!彼の演技&作品で一番好きです。ジェフリー・ラッシュはカメオみたいですが(^^;でも正直、肝心のストーリーテリングが少し力不足(とりわけケリー団結成の理由とか)。あと、わざわざフィクションの人物ジュリア(ナオミ・ワッツ)を出した意味もなかった気がする。ゆえに8点で。 【haruo】さん 8点(2004-04-20 11:42:03) |