1.《ネタバレ》 あたしコレ予告編見て『タワーリング・インフェルノ』や『バック・ドラフト』みたいな大火災に立ち向かう男達のスリルとサスペンスに溢れたパニック大作だと思ったですヨ。ワクワクして見に行ったらさ、もう大ダメージ!みたいな。いやいや、実話ベースだったら、そりゃそうよね・・・
この映画を見る事で、森林火災に対する防火対策についての知識は身につきます。そして、それでは太刀打ちできない場合がある事も・・・。
いつ命を落としても不思議ではない危険な仕事に就く事と、相対する、家庭を守る事。そのジレンマに苦悩するドラマは正直よくある、ありがちなもので、それをまた延々と見せられてもねぇ、なんて思っちゃったり。
クライマックスで、19人が瞬く間に直面する危機、それがどうして、どのような理由で起こった、それに対して19人はどんな意識、どんな認識を持ったのか、そこはスッポリ抜けちゃってるカンジで。
そして、そんなコトを考えたりツッコんだりしてはいけませんよ、っていう「何しろコレは実話なのだから!」という大前提。このカンジはアレ、『バーニング・オーシャン』や『パトリオット・デイ』に近いわね・・・。
緊急シェルターの装着訓練を繰り返し見せる事で、なんかセリフとか見せ方とかで死亡フラグ立てまくりの19人だけれども、あの緊急シェルターがここ一番ってところで役に立つのね、きっとそうね、って思いながら見てたのですが・・・あー。
映画はドラマ中心で客観性には欠けていたので、この火災について色々と調べてみたのですが、高い気温と低い湿度の中で風速20mほどの強風によって急速に火災エリアが10倍に広がって退路を塞がれてしまったのですね。その過程を上手く描けてはいなかったかなぁ。気が付いたら、みたいな感じ。確かに当人達にとってはそういう感じだったのかもしれませんけど。
途中までずっとジョシュ・ブローリンをジェフ・ブリッジスだと思ってて、ジョシュまだー?なんて。おいおい、ジェフ20年くらい老けてないとでもいうの?って。だってジョシュ、昔のジェフに似てるんだもん。
ジェニファーは相変わらずキレイ。
マッチョイズムの映画っていうんでしょうか(いや、そういう言い方も「不謹慎!」って言われるんでしょうけどさ)、男臭さとか、男同士の下品な感じとか、そういうのニガテなんで、それもツラい映画でしたが、そういう男の熱いドラマがイイって人にはいい映画かと思います。はい。