1.《ネタバレ》 一見、マヤ文明が絡んだ小難しい学術的な映画と誤解されているという記事を見たことがあるが、実はとても単純明快な娯楽アクション大作。
生身の肉体を駆使したアクションは思わず力が入って見入ってしまう。
特に一番のクライマックスといえる深いジャングルの中での逃走劇の疾走感、緊迫感は大したもの。
その反面、村の襲撃シーンや生贄シーンでの容赦のない殺戮場面はかなりエグめで他の観客とか嫌悪感を表す声とか聞こえたが私はそれよりも展開の面白さに惹きつけられてあまり気にならなかった(冒頭のあるシーンにはちょっとウゲっと思ったけど・・)
完全末期のマヤ文明国家の退廃ぶりを表すシーンも圧巻でとても見所の多い映画と思う。
ラストで主人公がやっと家族と再会できた後に目撃する新たな『略奪者』の出現を匂わせて、ただのハッピーエンドにさせない感じも好きだったりする。
足を運んだ劇場では正直、ガラガラなのが悔しい・・某超大作続編映画より面白いと思うのに・・・。