124.《ネタバレ》 怒涛の勢いで進むスコセッシの真骨頂。初期の頃と比べて、さらにテンポが良くなったような気がする。彼の趣味である音楽の使い方と省略の巧みさが素晴らしい。特にラストのレイ・リオッタが薬漬けになって下手を打つところは投げやりになっているのではないかと思わんばかりのテンポ。完全に「後日談」の扱いである。とするとやはり見所はジョー・ペシ演じるトミーが殺されるまでだろう。彼とデ・ニーロのギャング役はやはり迫力がある。ストーリーに独創性はないが、各役者の個性を十分に引き出し、マフィアの多分に寓話的で象徴的な暴力性と実態を描き、満足できる作品になった。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-22 08:56:21) |
123.まるで記録映画みたいですね。大好物なマフィア・ギャング系でスコセッシ&デニーロ、観る前はだいぶ期待してましたが、ジョーペシの暴れっぷりしか記憶に残りませんでした。 【460】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-02-16 20:10:00) |
122.約2時間半の長さを全く感じさせないナレーションを巧く挿入したテンポのいい語り口。 マフィア映画(特に実話モノ)にしてはその語り口が軽く感じられましたが、それも出自がイタリア系でないが故、マフィア社会では決して幹部にのし上がっていく事ができないヘンリーの置かれた状況がよく出ていたと思います。エンドロールでシド・ヴィシャスが荒々しく歌う”MY WAY”も。 まだ若手の主演レイ・リオッタの両脇をデ・ニーロ、ペシがガッチリと固める。それぞれに持ち味が出ていましたが、本作の中ではキレ役ペシが一番オイシイ役どころでしたね。助演男優賞も納得の存在感でした。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-14 20:37:12) |
★121.役者がちょいちょいかぶっているため『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』とどうしても比較してしまいます。ギャングの非常さはリアルで戦慄しますが、スケール感やキャラクターの描き方など、ちょっと足もとにも及ばなかったみたい。しかしあれだけ仲間仲間言っておきながらヤクに溺れ、簡単に仲間を売る。結局そうなんだ、人間て。悲しくなりました。 【カタログ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-16 01:39:17) |
120.GTAを映画にした感じ?冗長で退屈に感じました。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-05-28 01:08:12) |
【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-04 19:36:15) |
118.妙に軽快なテンポ、アンチカタルシスな結末など、所々好みのところはあったのだが、期待していたほど自分の胸に突き刺さってくるような作品ではなかった。 デ・ニーロ、ペシは評判どおりのキレっぷりで凄くいい感じ。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-10 11:42:34) |
117.《ネタバレ》 エンディングのシドヴィシャスが怒鳴るマイウェイがすべてを物語る! |
116.かなり引き込まれました、小さい時からの描き方がよかったです。 【HRM36】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-07-16 12:05:18) |
115.実話をもとにしているからか物語の起承転結の収まりが悪かった気がする。しかし役者の演技がすばらしいので最後まで楽しめた。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-11 10:20:29) |
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【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-28 22:18:51) |
113.《ネタバレ》 スコセッシという監督は、詩情やロマンのかけらもないマフィア映画を撮る人だなとつくづく感じました。米国では1960年代までマフィアの存在すら公的に認知されていなかったことを考えると、初期のマフィア映画は正面きって組織犯罪をテーマにすることに躊躇があって組織の疑似家族的な側面を強調して描くことが多かったと思います。これはちょっと意味合いが違いますが、日本の任侠映画に通じるところがあるでしょう。ブルックリンのチンピラの青春をテーマにして監督デビューしたスコセッシが、「人間の原罪」というカトリック的な作家性を発揮して、「人間は罪を犯す動物である」というテーゼでマフィア映画を撮ればここまで突き抜けた傑作になるのは当然でしょう。登場人物は男も女もみなろくでもない人間のクズみたいな奴ばかりですが、トミーが粛清されたと知ってジミーがおいおいと声をあげて泣くシーンが、劇中唯一の救いの様なシーンでした。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-08 23:07:18) (良:1票) |
112.個人的には「嫌いな監督ベスト3」に入るスコセッシだけど、この映画は素直に面白かった。各種演出も良かったし、どうすれば観てもらえるか?楽しんでもらえるか?という部分にこだわりを感じた。とは言いつつも、やっぱり役者勝ちなところはあると思う。ジョー・ペシは何を観てもこういう演技が多いけど(笑)この役は素直にハマり役。レイ・リオッタは「ハンニバル」の印象が強かったけど、なんだ、普通に実力派じゃんと見直した。 【DeVante】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-07 19:53:08) |
111.サラリーマンとして「ちっぽけな」お金のために働いている自分と、強盗で一気に数百万ドルを荒稼ぎして大興奮するマフィアたち。後者の人生のほうがよっぽどエキサイティングなんだろうなぁと思いつつ、小さくても平穏な日々があり、時に人生に自分からチャレンジしようと思えばチャレンジできる今の生活のほうが僕にとっては心地よい。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-19 08:32:03) |
110.ジミーとデニーロの演技はすごい!ジミーもクレージーだけど、デニーロも負けてないほど怖かった。 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-05-24 08:57:40) |
109.ちょっと長すぎるのが気になったが、実話を元にしてるというだけあってやや盛り上がりに欠けるとこもあるが緊張感があっていい。決して成り上がることの出来ない下っ端マフィアに焦点をあてたスコセッシらしいつくり。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-30 23:02:35) |
108.《ネタバレ》 なかなか面白かったです。これが実話に基づいた内容というのもスゴイ。確かにギャングやマフィアみたいな雰囲気には憧れチックな感情が(大小あれど)みんなあると思うんだが、ん~内情はこんな感じなんでしょうね。前半はほのぼのしてたのに、後半から段々残虐なシーンが多くなっていきちょっとな~~~と思いましたが、実話であれば仕方がない。登場する俳優さんたちは、すべていい感じで「いかにも」な雰囲気バッチリでした&やっぱりデニーロすごい!微笑んでる時と残酷なシーンのときの落差が。あんな微笑まれたらマジ怖い。へたなホラー系作品よりよっぽどドキドキしながら観てました。もう一回みよっかな 【Kaname】さん [インターネット(字幕)] 7点(2009-01-14 08:15:22) |
107.幹部クラス中心の『ゴッドファーザー』とは異なり、末端近くのチンピラを主人公に据えたマフィア物語(こっちはアイルランド系中心なのであっちとは事情が異なるかもしれませんが)。ヘンリーの語りを中心に物語は展開しますが、こいつがどう考えてもデ・ニーロやジョー・ペシと渡り合えるようなやり手には見えないのが残念。実話ベースなだけに勝手にキャラ設定を変えるわけにもいかないのでしょうけど、例えば同じストーリーをデ・ニーロやジョー・ペシの視点で描いていたらまた違ったかもしれません。ま、それでも十分面白い映画でした。特に、意味もなくキレまくるジョー・ペシ最高! 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-20 21:19:56) |
106.《ネタバレ》 痛快ギャング映画です。相変わらずデニーロさんはおっかないギャングをやらせたらピカイチですな。少し長いが、テンポも良く、突然ブチ切れるペシのせいで不条理にエキサイティングです。音楽もシドのマイウェイ等をつかっちゃったりしてて、かっこよい映画です。 友達とジョー・ペシごっこやると盛り上がりますよ。 『俺のどこがおかしいってんだ!?』 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-31 14:13:30) (良:1票) |
105.《ネタバレ》 このくらいテンポよく軽妙に見せてくれれば文句はない。 スコセッシは、話を面白くする要素をいくつも盛り込んでいる。まず、ジミーとヘンリーがアイリッシュであること、そのため裏社会で生きるに「第2市民」のごとき位置から一生抜け出せないであろうこと、それなのに仲間内で最も異常な人物であるトミーを「生粋のイタリア人」にしたこと。 トミーがマザコンで、ママは変な犬の絵を描くことや、ヘンリーが文字通り〝女難〟で破滅していくこと。 これらのどこまでが実話なのか知らないが、なんとも面白い話に仕立てたものだ。 ヘンリー自身はギャングとしては大した人物ではないのだが、こいつは何しろ実力者へのゴマすりがうまいということを武器に、コバンザメ式に成り上がる。そして最後には、俗な言い方をすると「命根性が汚い」ために裏切って司法取引する。法廷で突然観客に向かって語り出すというけったいなシーンは、法治主義である現代社会を鋭くついている。「法律なんてものは空洞だ。すべての他人はアメとムチでどうにでもなる。」でも、もうやめたんだ、〝殺されたくないから〟。 〝順番を待たないですむ〟ことや、〝より良い席を用意してもらえる〟ことって、それ自体は大したことじゃないように見えるけど、己にその「価値」がないのにそれを望んでしまったら、その〝代償〟はとても大きい。大きいんだ。普通の人は「アメ」か「ムチ」がなければ、他人にサービスなどしないんだから。 そして、ヘンリーに群がった女(妻を含め)たちというのは、とても頭が悪いか、そうでなければ自分に対して誠実でない。なぜなら彼女たちは、ヘンリーにくっついていることで〝おこぼれ〟を享受しながら、〝順番を待たないですむ〟〝より良い席を用意してもらえる〟の担保を見極めようとしなかったか、見ないふりをしたか、どちらかであるからだ。 これは古今東西の女性に共通する重要課題であり、軽視してはいけないと思う。あなたはどうですか?「なぜこんなに良い待遇が受けられるのか?」と冷静に判断できますか?それとも見ないふりをしますか? なんてことを考えてしまいました。ヘンリーと女たちについて。「グッドフェローズ」は面白いです。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-07 18:11:05) |