1.《ネタバレ》 チャンドラー原作「The Little Sister」を映画化、とかフィリップ・マーロゥをJ・ガーナーがアッサリ薄味関西風に凡演とかはハッキリ言ってこの際どうでもいい。本作のキモ!それはブルース・リーの「燃えよー」に先立つ米映画出演場面にある。否、それしかナイ!!と言い換えよう。しかし、その余りに寒い役柄には愕然とする。マーロゥのオフィスにやって来るなり、室内を滅茶苦茶に破壊し(脚を垂直に振り上げて天井から下がった電灯を蹴り上げる様は圧巻!)、マーロゥに向かって渾身のドラゴンキック!!が、スカッ!とマーロゥにかわされ窓から勢い余って墜落死!!まるでハリケーンが吹き荒れて去ったが如き衝撃と訳の分からなさを我々の脳裏に刻み込み。サァもう後は観る必要はナイ。早送りなり巻き戻してリプレイなりAs You Like。