439.《ネタバレ》 公開当時はとても話題になったので、見てないものの、設定はだいたい知っていました。当時はとにかくジャン・レノ演じる非情の殺し屋のイメージが強烈でした。しかし、ジャン・レノを見慣れた今見ると、ゲイリー・オールドマン演じる麻薬捜査官のイカれ具合、その役作りの方に惹かれました。ナタリー・ポートマンは、12才の子役で、ほぼ実年齢なのですが、子役と言うよりも、小さい大人というか、体は子供で、顔が大人なので、日本人目線で見ると、めちゃくちゃバランス悪いです。美人なんだけど特別可愛くは感じません。大人になってからの方が可愛くなるタイプだと思います。たぶん。まあ確かに弟ちゃんはかわいいので、仕方ないね。蛇足:鬼武者3はジャン・レノの無駄使いだったことを改めて痛感。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-03-02 19:38:48) |
438.《ネタバレ》 昔見た記憶が朧気だったので再視聴した次第。 孤独で不器用な男と利発な少女の絆はありきたりであるが、血生臭いバイオレンスが加わり、 ナボコフの『ロリータ』を思わせる幼さと妖艶さが男たちを破滅させる匂いすらある。 この年齢でしか出せない危うさをナタリー・ポートマンが見事体現してみせる。 子犬のような目のジャン・レノ、狂人にしか見えないオールドマンも適材適所、キャリアベストの魅力を放つ。 闇の世界で同じルーチンで生きてきたレオンはマチルダという新たな生きがいを見つけ、 純粋に彼女の幸せを願いながら、光の世界に生きることも許されず死ぬことになってしまった。 残されたマチルダはこれから如何に生きるだろう? 教育を受けられなかった彼と同じく闇の世界に足を踏み入れる負の連鎖に陥ってしまうのか。 続編の構想があったようだが、情報過多にならなかったからこその想像の余地が深い余韻を生む。 |
437.《ネタバレ》 後の完全版より私は本作の方が好きです。謎というか設定の不思議さ、説明のなさは感じるものの、説明を得るために映画を見ているわけではなく求めているのは感動です。そういう点から、なんとか2時間未満に抑えながら大感動作に仕上がったこっちに軍配が上がります。 完全版の2時間越えはさすがに長いです。 【ほとはら】さん [映画館(字幕)] 10点(2022-04-16 16:19:36) (良:1票) |
436.《ネタバレ》 リュック・ベッソン&ジャン・レノの黄金コンビが映画史に残した最高傑作です。たぶんベッソンはこの先何本映画を撮っても本作を超えることはできないんじゃないかな、まさに映画の神が降臨してきたって感じです。ベッソンはともかくとして本作でハリウッド・デビューを果たしたレノも、その後はここ三十年で最もハリウッド映画に出演した仏男優として活躍していますが、やはりジャン・レノ=レオンのイメージが変わらないのはいかがなものでしょうか。 世間には“ロリコン映画”としても有名ですけど、それはやはりその要素を意図的に強調した“完全版”の印象があるからで、このオリジナル=劇場版では“そこはかとないロリコン要素”という薄め具合が程よくて、まさに公開時の宣伝コピーである“凶暴な純愛”がピッタリはまっています。ナタリー・ポートマンはこの時十三歳ですが、見た目はさらに二・三歳下に見えるルックスが彼女の絶妙な演技を引き立ています。ちょっと知能発達に欠陥があるレオン、このおっさんとませたローティーンの組み合わせは考えてみれば危ない要素が満載ですが、そこをギリのラインで純愛ものに昇華させ得たのがこの劇場版だと言えるでしょう。でもポリコレがたいへん五月蠅くなった現代では、もはや製作が許されない物語なのかもしれません。そして、やはり本作で世間に知られるようになった“キレ芸ならこの人”ゲイリー・オールドマンの怪演も忘れてはいかんでしょう。まさかこの人がウィンストン・チャーチルに化けてオスカー受賞するとは、俳優の人生って判らないもんですね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-07-09 23:12:21) |
435.《ネタバレ》 噂どおり完全版とオリジナル版で全く印象の違う映画で、オリジナル版の方が好き(完全版はロリコン風味で、ちょっと気持ち悪い)。映画自体の出来は、リーズナブルながらコンパクトに観やすく纏めたという印象で中の上といった感じだが、役者の素晴らしさが本作を一流たらしめている。暗殺以外はボンクラなレオン、病的でヤバい悪役も絶品だが、この映画の主役は完全にマチルダである。純真・妖艶・狡猾・無邪気・毅然・愛・モノマネといった非常に多面的な演技の引き出しは、子役の域を遥かに凌駕している。傑作。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-11-17 00:16:49) (良:1票) |
434.《ネタバレ》 あまり書いている人がいませんが、私は誰が何と言おうが絶対に「劇場版」派です。。監督の意向でしょうが世の中には完全版しかブルーレイが無く、劇場版は無きものにされてしまっています。本当に悲しいことです。(2022年、4K版として抱き合わせ販売されましたが) 完全版で付け加えられたフッテージの数々は蛇足でしかなく、観客がアレコレ妄想する楽しみを奪ってしまっています。どう考えても劇場版のほうがシンプルかつストレートに二人の関係性が理解できるし、観客は映画の余韻に浸りつつ悦に入って語りたいもの。まさに絶妙な編集がなされた通好みでクラシックなバージョン(作風)だったのが劇場版でしたが、それに対して完全版のほうは今風の親切丁寧な編集で、いわゆる見せすぎ&テンポも悪く、ガチなロリコン映画になり下がっているように感じます。レオンは女を知らない純朴な青年(40代)だったからこそ今回の関係性が成り立つわけで、それを1から10まで映像で表現してしまうと淡い関係性も何もあったもんじゃありません。また、実は青年時代に愛した女がいたなどという安っぽいネタまで仕込んでいてガッカリしまくりでした。くどくど差し込まれる仕事現場(殺人現場)を連れまわすシーンもなんだか違うんですよ。 とにかく劇場版が素晴らしいと思うので、ぜひとも「劇場版ブルーレイ」を発売していただきたいものです。いや真面目な話、劇場版を闇に葬るのはやめていただきたい。(2022年、4K化に合わせ無事に抱き合わせBOXとして劇場版が再販されましたが、個人的にはバラ売りしてくれ~) 【アラジン2014】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-09-10 01:13:42) (良:1票) |
433.《ネタバレ》 少女の魅力(きらめき)ってジャンルがあるとすればこれですね、なんかロリコンぽいヤバい人みたいであれですけどw なんというかその時期にしか出せない魅力が光りますね。どちらかというとジャンレノってことで見た作品なわけですけど、ナタリーにやられますね。最近(もはや最近でもないけど)キックアスのクロエ、古くはタクシードライバーのジョディとかですね。 【ないとれいん】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-01-15 16:06:54) (良:1票) |
432.リュック・ベンソンの現時点の最高傑作。 ジャン・レノも本作が一番いい。 吹替え版は大塚明夫はカッコ良すぎてあっていない。 【ガブ:ポッシブル】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-11-10 23:41:36) |
431.《ネタバレ》 何度も観てる大好きな映画。スティングのShape of my heartを聞くと、胸がしめつけられて泣けてくる。子どもの目をした殺し屋レオン。その昔、レンタルビデオ屋でバイトしてたことがある。この映画「レオン」を返却しに来た女の子の目が赤かった。彼女は何に涙を流したのだろう。レオンの生い立ちにか。現実の哀しさにか。女として共感するマチルダの想いか。時々一人で酒を飲む時にふと考える。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2017-09-16 09:36:10) |
430.《ネタバレ》 なんどみても、色あせない。 ジャンレノはもちろんのこと、ナタリーポートマンがとてもいい。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 10点(2017-08-18 01:19:26) (良:1票) |
|
429.この作品が始祖なのかもしれないけど 殺し屋と少女という組み合わせ、もうアニメや漫画で消費されすぎたせいか 目新しさを全然感じられなかった。 マチルダはかわいいかもしれないのだけど、かわいさなら個人的には美少女アニメに勝てないのだから 外見だけじゃなくて人間的な魅力も欲しい。 幼いながらに身を守るために男に取り入ろうとする魔性さは表現されていたと思うけど魅力は感じられなかった。 結局、マチルダをかわいい、守りたいと思えるかどうかが分かれ目かも。 【Donatello】さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-07-27 01:57:47) |
428.《ネタバレ》 面白いもので、有名な監督なりアーティストの代表作、最高傑作というのは本人がそれと意図しない作品だったりする事が多い。 この「レオン」も監督が本来撮りたかったのは「フィフスエレメント」であってその製作費を稼ぐために作ったという話も聞くけれど、本命であるはずの「フィフスエレメント」がしょーもない駄作に終わってる一方、この「レオン」は本来B級娯楽映画監督にすぎないリュックベッソンが偶然撮ってしまった第一級の名画になっている。まさに奇跡。 彼の撮る映画は、脚本構成に矛盾だらけで突っ込み放題のB級娯楽映画のオンパレードなのだが、この映画だけは、なぜかまぎれもない名画特有のオーラが映画全体からあふれ出していて、ホントにこの映画だけどうしちゃったの?と思わず聞いてみたくなるくらいだ。(ちなみに僕はグランブルーが大嫌いだからアレはなかったことになっている) たとえば、最後にレオンが脱出できそうな雰囲気を醸し出しつつ後ろから撃たれて自爆するまでの流れ、スタンスフィールドが「やられた」と諦観してつぶやくまでの一連のシーケンスは完璧で、ここは何度見ても、上手いな~と思ってしまう。 このシーンなどは完璧に名画のそれで凡百のB級映画にはこの絶妙の空気感は断じて出せないと思う。 この映画について、冷酷な暗殺者であるレオンがたかが女の子相手に身を持ち崩すのはおかしいという感想を聞く事もあるけれど、そもそも「女子供は殺さない」を連呼してる時点で、実はレオンがそれなりに心が優しい人物である事は明白。 しかもこの映画に出てくるマチルダは、大人でもない子供でもない、あるいは子供でありながら大人の女でもある、絶妙な年齢だからこそ可能な独特の妖しい魅力に満ち溢れていて、ぶっちゃけ、目の前にこんな子がいたら恋に落ちないのはよほどの熟女趣味かゲイか性的不能者だけ。 しかも、根は心優しい少年のままのレオンなんだから、女性に対する抵抗力なんかあるわけもなく、当然のようにマチルダに手の平の上でコロコロと転がされてしまうわけである。 これはもうどうしようもない。しかもマチルダは子供故に無自覚な悪女っぷり。これはいかん、いかんですよ、奥さん。こんなのもう無敵じゃないですか。 さて、世の中のおじさんには、実はこのレオンのような「根は少年」みたいな人が結構いる。 マチルダならずとも危ない女の子にもてあそばれたらほとんどのおじさんはイチコロだ。 女子学生のみなさんにおかれましては、このマチルダのようにおじさんを操ってひどい目に合わせないようにしていただきたい、と切にお願いする次第なのだが、しかし一方で、破滅するくらいこんな女の子に弄ばれてみたいという気持ちも確実にあるわけで、げに女は魔物である。 【あばれて万歳】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-06-30 23:47:05) (良:1票) |
427.《ネタバレ》 レオンの殺し屋、保護者?恋人?の部分、マチルダの無邪気であり、大人っぽく見せたい部分、 スタンの異常なんだけど狡猾な部分がみられ、3人とも素晴らしい演技でした。 ストーリーもアクションとヒューマンドラマのバランスが非常に良かった。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-06-27 01:17:38) |
426.3回目の視聴だけど、全く色褪せない面白さ。単純なストーリーだけど、ひとつひとつの描写が凝っていて深く印象に残る。殺し屋、少女、敵ボスの主要3人ともが見事な演技だった。 【もんでんどん】さん [地上波(字幕)] 9点(2015-06-18 13:24:41) (良:1票) |
425.《ネタバレ》 派手さがあるものの、渋い映画。 マチルダによって、最後はレオンも自らの場所を見つけたことになるが、悲しい結末。 それでも、誰かのために生きられたと実感出来たからいいのだろうか。 しかし、マチルダの将来は殺し屋しか道が無いように思えるのはやはり哀しい。 【simple】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-05-04 13:27:06) |
424.《ネタバレ》 映画設定としてはかなり異色だけど、プロットが追いやすいこともあってハマった。 殺戮だけを繰り返す殺し屋の内面が、少女を通じて描かれていた。 その少女を演じるナタリー・ポートマンの演技が子どものものと思えず、時にぞっとさせられるような場面も存在し、こんな子がそばにいたら、自分ならどうしてるだろうと想像すらしてしまう。彼らが「仕事」をしているシーンも良かったけど、身支度とか仕事後のシーンが一番魅力的だった。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-03 11:48:19) |
423.殺し屋の持つ純粋な優しさと復讐を果たすために必死に努力する少女の健気さが素直に心に響く映画です。ストーリーも良かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-09-25 19:53:15) (良:1票) |
422.とっても有名な映画だけど、そんなにいい映画かなぁ |
★421.《ネタバレ》 随分前に完全版のほうは投稿してますが、こっちはしてなかったんだ。。。 今さらですが・・・ちょっと視点を変えて感想などを。
カサベテスの「グロリア」が元ネタだそうで、そういわれてもピンとこないんですよ。 孤独な大人と家族を殺された近所の子ていうのはわかるけど。 グロリアは完璧な大人だったので、小生意気な男の子に対して「あんたは子どもで、子どもとしての分をわきまえろ」ということを厳しく教えます。 レオンはあのとおり精神年齢は12~13歳で止まってしまっているので、主導権はマチルダが握るんです、そしてマチルダは生き延びレオンは死ぬ。
飲み物はミルク、ミルクというのはあちらでは幼さを表現するアイテムだそうです。 会話の必要はなく、でも世話をすればキチンとそれに応えてくれる植物を愛する。 こう考えるとストイックなのではなく、レオンはそうすることしかできない、できることが極端に少ない人なんじゃないかと。マチルダと関わった途端に仕事中に深手をおって帰ってきたレオンが痛々しかったです。 「お前は子どもだ、子どもは学校へ行け」と最後に一喝したダニー・アイエロにほっとしました、アイエロと悪徳DEAのゲイリー・オールドマンはさすがの貫禄と存在感。 今、いちばん印象に残っているのはオールドマンの悪役っぷりです。
映画7本撮ったら引退というのは伝説になったリュック・ベッソン、もうすぐ公開のスカーレット・ヨハンソン主演の「LUCY/ルーシー」はおもしろいかなぁ
2021/4/15追記 最近何回も放送されていて、何年ぶりになるのか鑑賞しました。もう30年近く前になるのか、それに改めて驚く。 やはり何回観てもレオンとマチルダの関係性が好きになれません、恋愛絡みにする理由がよくわかりません、リュック・ベッソンの趣味が色濃く出てる部分だと思います。完全版はロリコンがあからさまですよね。
「Everyone!!」とゲイリー・オールドマンがキレるとこは錠剤飲むとこと同じく強烈でやっぱりいい、ゾクゾクする。 つい最近知ったんですが、あの「Everyone」のシーンは撮り直しが続いて、イラついてほんとにキレたオールドマンの 「エーーヴリワン!!」だそうで、それがOKになったという。こういうウラ話っていいわね。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-23 18:33:41) |
420.《ネタバレ》 ナタリーポートマンあってこその作品。星の数ほどいる子役の中で、この時の彼女は存在感といい色気といい演技力といい、絶妙です。タクシードライバーのジョディフォスター以来の衝撃。このこまっしゃくれたリトルレディと寡黙な殺し屋のコンビがまた絵になる。最期に交わした「アイラヴユー(トゥー)」はお互い大人の意味のラヴに違いない。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-08-22 14:01:42) |