59.《ネタバレ》 特に何が起きるわけではないけれど、微妙な人間関係とか、言葉の綾とか、本音と建前の緊張感みたいなものを楽しめれば十分かなと。喫茶店で他者の会話を盗み聞きするような感覚でしょうか。 個人的に好きなのはケイト・ブランシェットのパート。こういう会話は本当にありそう。お互いにズレや格差のようなものを感じつつ、体面を保とうとしているところが面白い。おそらくこれは1人2役でしかあり得なかったでしょう。相手役は誰が演じてもイヤなヤツにしかならないので。 もう1つ、スティーブ・クーガンのパートもいい。いつの間にか立場が逆転し、ものすごく気まずい空気のまま終わるあたりがリアル。人間関係はこうやって壊れていくんだなということがよくわかります。 ただし、肝心のコーヒー(紅茶)はどのパートも不味そう。アメリカンな薄くて苦いだけのテイストを想起しました。モノクロの映像と、ちょっと古びた舞台設定と、いずれも素直には笑えない会話と、今ではあまり見かけない紫煙がそうさせているのかもしれません。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-08-04 01:28:11) (良:1票) |
58.《ネタバレ》 最近覚えた言葉「ヌン活」みたいなオシャレな作品かと思ったら 体に悪そうなコーヒー&煙草でしたね、ユルいオチが楽しいオムニバスでした。 最後に全部が繋がるとか、何もひねりも無いのも良いかも。 個人的に面白かったのは、最近聞いているホワイト&ストライプスのジャックとメグのテスラコイルのヤツ。 一歩間違うと最悪な結果になりそうだけど、監督のセンスなんですかね?ちなみに本作が初めてです。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-03-22 13:08:30) |
57.《ネタバレ》 都会の様々なカフェやホテルのロビーで日夜繰り返される何気ない日常。久々の再会を喜ぶ人や予期せぬ出会いに戸惑いを隠せない人々。交わされるくだらない会話も絶えず変化する人間関係も他人にしてみればありふれた光景でしかない。そこには友情や愛情もあれば、ちょっとほろ苦い嫉妬や諍いもある。でも一杯のコーヒーと至福の時をもたらす煙草さえあれば、人生はほんの少し豊かになる――。インディペンデント映画界の巨匠ジム・ジャームッシュがバラエティ豊かな面々を揃え、そんな人生の一断片をユーモアとペーソスを交えて捉えた11のエピソード。全編モノクロで撮られたそんなオムニバス作品、いかにもジム・ジャームッシュらしい独特の雰囲気とジャジーでお洒落な世界観を堪能できる一本でした。個性豊かな人々によって交わされる微妙に噛み合わない会話劇は何処かほろ苦さを感じさせ、それがコーヒーの苦みと煙草の紫煙によく合う。ロベルト・ベニーニやイギー・ポップ、スティーブ・ブシェミやビル・マーレイと言った何気に豪華なキャスト陣もばっちり嵌まってました。中でも一人二役を演じたケイト・ブランシェットは、さすがの貫禄。と、一つ一つのエピソードは程度の差こそあれ、けっこう面白かったのですが、一本の映画として観ればさすがに物足りない。オムニバスなので仕方ないのかも知れませんが、いかんせん中身が薄すぎます。この監督らしいペーソスに満ちた雰囲気は良かっただけに、なんとも惜しい。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2020-02-24 01:42:05) |
56.ジャームッシュ初体験。ブラックコーヒーと煙草をガバガバ味わう人には堪らない映画だろう。白黒の室内で繰り広げられる他愛の無い会話に、大きな山場もなく終わる、ハリウッドとは真逆のスタイル。オムニバス形式のため、どこが面白いかは人それぞれ。RZA絡みがちょっと面白かったが、退屈で合わないかも。偶然テレビで流れていたから見た程度で丁度良い。 |
55.これだけ待ってこれかぁ、というのが率直な感想。 撮り方とか映画ができるまでの経緯とか出演者とか雰囲気とか すべて大好きなんだけど、もっともっと期待をしていたのでやっぱり残念。 |
54.僕はタバコ吸わないからコーヒーとキャラメルコーンで楽しんだ。 エログロ無しでクスっと笑えるオシャレな映画。 アメリカのサブカルチャー好きにはテスラコイルがツボらしい。 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-27 01:39:31) |
53.うーん珈琲うまそう。しかし飲みすぎじゃないかな。 【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 6点(2012-06-13 21:31:01) |
52.《ネタバレ》 監督自身がコメントしているように本人が自由に楽しんで作ったという雰囲気は伝わってくる。3時のおやつの時間のようにホッとする息抜き映画。ほんわかムードを楽しむめる映画、悪くはないが、見なくても良かった。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-05-13 02:04:16) |
51.《ネタバレ》 ここまでコンセプトを徹底していると、逆に潔い。モノクロにしたのも正解。コーヒーはもう少し美味しそうに撮ってほしかった。際立っているのはやっぱりケイト・ブランシェット。これだけ条件が限定された中で自分の芝居をし切っているのが凄い。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-03-19 01:31:55) |
50.BGVにもなりきれない、大笑いや大感動もできないアンダーグラウンド上級オムニバス。それが好きです。タイトル自体がなんともはや。下町的雑多感をスタイリッシュにまとめている。さすがジャームッシュ。 【460】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-07-23 17:00:06) |
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49.《ネタバレ》 専門学校の頃に先輩が超面白いって薦めてくれたのを思い出してレンタルして見てみた。 ごく普通のどこにでもありそうな日常風景。ただコーヒー飲んでタバコ吸って話しているだけなのに、なんでこんなに楽しいんでしょう? ただの日常の風景でもそこには物語がある。 コーヒーとタバコ、テーブル、それに話し相手がいればそこには物語りが生まれる。 その人物に思い入れはないが、どんどん彼らに引き込まれてゆく。 人物像が、思いもよらない関係が、徐々に(コーヒーとタバコによって?)暴かれてゆくところが面白いと思った。 人間一人一人に物語や秘密があるみたいだ。 ただのささやかな物語みたいで、感じがいい。 それになんかお洒落な感じがして、とてもいい。 あえてモノクロみたいなところがいい。 白黒のチェックのテーブル柄もあったし、そういやコーヒーとシガレッツって白黒だなとか思った。 「間」が面白かったり、変だったりして好きだ。 「リラックス・ムービー」って書いてあったけど、 コーヒーやタバコをやるような感覚で見ろってことか。 リラックス一服映画。 、、、ちょっとだけ緊張感ただようようなところありましたけれどね。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-20 01:42:54) |
48.コーヒーに煙草、噛み合わない会話のオムニバス。というかショートショート。11話もあるので面白いのもつまらないのもあるのだが、通してのユルさは好き。あーあと気になったのがスカタライツとかの曲が使われている話があるのやが、実はそれらはスカボナンザっつう編集盤に全部入ってるんよね。ほんと手抜き!そして極めつけは、予告でコメント出してる人!永瀬正敏、カヒミカリィ、オダギリジョー…如何にも。 |
47.短編11篇モノクロ。つながりがなさそうで、あったり、なさそうであったり、でも眠くなる。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-07-06 13:25:40) |
46.この続きもうちょっと見たいなぁと思っても、コーヒー1杯、タバコ1本の短さぐらいで終わっちゃうんだよねぇ。 【mimi】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-05 00:04:19) |
45.《ネタバレ》 次々と話が変わる短編が連続するオムニバスって疲れるから苦手なんですよ。でも、この作品はそれを感じることなく楽しめました。このユルさ、この気だるさ、この可笑しさがたまらないですね。噛み合わない会話、微妙な間、気まずい雰囲気、この不思議な可笑しさ。全11話、微妙な間のちょっとした可笑しさにちょっとだけ笑ってしまう。そう言えば喫茶店で会話が弾まない時、待ち合わせの相手が遅刻して待たされている時、いいアイデアは無いものかと考え事をする時・・・。僕はコーヒーは好きだしタバコも吸いますが普段気にしたこともなかったけれど、何気ない日常の様々な間を埋めてくれているコーヒー&シガレッツに感謝したくなる作品でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-30 19:55:56) |
44.イギーポップやトムウェイツなど、好きなミュージシャンが出演しているということで、観賞。タイトルのイメージ通り、オシャレでユルくて、加えて妙に気まずいシュールな会話などもあり、楽しく観ることが出来た。個人的に一番良かったのはケイト・ブランシェットの1人2役。キャストを見るまで全然気づかなかった。演技力に脱帽です。真面目でお堅い人にはお勧め出来ません。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-29 07:15:56) |
43.コーヒーとタバコは好きですがこの映画は全くうけつけられませんでした。唯一「いとこ同士?」は良かったかなあ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 2点(2008-09-07 19:13:01) |
42.映画に何かを求めて見てしまうと、こういった作品は楽しめないのだろう(一見同じテイストに見える『スモーク』には、心の奥に染み渡る「何か」が間違いなくあった)。見る人の環境やスタンスによって評価が分かれる一本だと思う。 【wood】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-02-16 16:46:09) |
41.この絶妙なズレがたまらん。いきなりブシェーミが現れるだけで笑える。さすが、ジャームッシュ。ストーリー的に面白いのは、アルフレッド・モリーナ篇か。私も禁煙して久しいが、「禁煙してるから堂々と吸える」とは! 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-12 02:02:27) |
★40.全く予備知識無しで、タイトルに惹かれて鑑賞。もっと小粋でスタイリッシュな映画かと思いきや…………なんじゃこりゃ? ヘンな映画~っ! だけど気がつけばプッと吹き出し、ケタケタと笑ってる自分がいる。いったい誰だよ監督は? と見ればジャームッシュじゃないか! そりゃ一筋縄では行かないはずだわ。いや、ほんとバカバカしい。安っぽい。こんなに豪華な顔触れで、ここまで安っぽく見せるのもある意味技術だね。さすがにインデペンデントの雄と呼ばれる監督だけある。自分は11話全て楽しめました。ちくしょー、無性にタバコが吸いたくなってきた。それも1mgだの5mgだのというチンケなヤツじゃなく、どっしりと重たいヤツを。もうっ、せっかく止めたのに! ……あ、そうだ。止めたからこそ堂々と吸えるんだっけ?www 【TERRA】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-12-11 03:12:58) |