7.クリスマスに降る白い雪、流れる名曲「Tombe La Neige(雪は降る)」感動的なラストシーンだ。 身勝手な男に腹を立て、出て生きたくとも出て行けない、どうにもならないこのつらさ。赤ん坊を入れて7人の子どもを抱えては・・・。雪はすべての不幸を洗い流してくれるのだろうか。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-26 08:51:46) |
6.《ネタバレ》 大家族一家のおとんは家族を顧みず自分のしたいことだけをして他のことをすべておかんにおしつけてしまうという最悪なおとん、見るからに苦しめてるのにそれを突き放すなんてよくできるなぁ(笑)ヨーロッパ映画らしい淡々とした風景と展開に、ラストに訪れる小さな奇跡。あまり深く掘り下げないストーリーと小さな奇跡によって一旦は救われた母親のラストの笑顔が印象的でした。その後の家族がどうなったのかすごい気になるけどそれを描かなかったのは正解ですな。 |
★5.なんて男なの!!!!! サイッテーね!! ほんと憎らしいわ。 こんな男、さっさと見限って夜逃げでもなんでもすればいいのに。 って言いたいところだけど、フランスの田舎ってほんとなんにもないじゃない? 野垂れ死にしても一年ぐらい発見してもらえなそうな、ほんとに淋しいところがいくらでもあるから、おいそれとあの男から離れられないんでしょうね。 しかも母親は孤児だからおそらくしっかりした教育も受けてないだろうし、第一7人の子供を抱えて暮らしていくなんて、女手ひとつでできることじゃないわ。 そこにつけこんで好き放題してるあの男が、それにつけても本っ当に憎たらしいわ。 あんなヤツはどうせロクな死に方しないわよっ! …最後のささやかな奇跡はほんとにステキだったわ。 彼女はきっと一生あの日の雪に感謝するわよね。 …あー、また泣けてきちゃったわ。 愛情あふれるステキなお母さんと7人の子供たちが、これから先もたくましく生き抜いていくことを心から祈るわ。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 8点(2004-06-12 20:53:29) |
4.《ネタバレ》 クリスマスに雪が降るだけで、ここまで美しいラストシーンを飾れた作品は他にそう無い。アホみたいに劣悪な日常だろうが、ウンザリしそうな環境だろうが、クリスマスに降った雪の白さが、無垢で希望に満ちた「明日」を予感させる。「SNOW」には「誤魔化す」というスラングもあるらしい。だけどいいじゃないか。作中の家族に幸あらん事を雪に祈ってみましょう。 【aksweet】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-04-16 00:35:18) |
3.《ネタバレ》 かなり面白くない、というか、嫌いなのだ。可愛い子どもが出てくるからかろうじて2点。この映画の親父をとっちめてやりたい。沢山の映画でいろいろな登場人物を見てきたが、こいつはレベル0の最低ライン。お母ちゃんもお母ちゃんだ。泣いて始まるものでもなかろうが。公開当時、感動のお話として雑誌などでちらほら紹介されていたが、感動で片付けないでほしい。私は子どもたちの物語より身勝手でアホな大人ばっかり気になって仕方なかった。そして最後の奇跡とやら。あれでお母ちゃんの心はちゃんと救われたのだろうか?そう願いたいが。 【のはら】さん 2点(2004-02-25 19:37:19) |
2.《ネタバレ》 ほのぼのとした話かなと思ってたので、不幸な話で驚いた。プロヴァンスが舞台の、お妾さんをしている女性とその7人の子供達の話・・・本人達が不幸と思わなければ、不幸は不幸じゃない・・・それを見ていると『あーそのまま、そのまんまでいい』って見守っちゃう。・・・でも母親は不幸に気付いちゃう・・その後の悲しい決意と、そのあと起きる小さな奇蹟。いいです。家のインテリアや服など、貧しそうなんだけどセンスよく、心の豊かさと言うか健やかさを反映させた演出に感じられる。ラスト、名曲「雪が降る」も絶妙で、この曲を聞いたらこの映画を思い出すと思う。 【ウメキチ】さん 7点(2004-01-08 19:21:35) (良:1票) |
1.今これを書く直前に唐突に思い出したんですけど、昨日テレビでやってた小津安二郎のシンポジウムで吉田喜重監督が「反復とズレ」ということを言っていました。要するに、日常というのは同じ事を反復しながら少しずつズレていく。それを小津は描いているのだ・・・みたいなことだったと思うのですが、この作品はまさにそんな感じ。季節が少しづつ移ろう中の家族を淡々と描いている作品でした。重要な所はわざと描かないで観客に想像させるところとか良かったです。 【ぐるぐる】さん 7点(2004-01-07 21:17:01) |