8.《ネタバレ》 原題よりも、日本語のタイトルの方がしっくり来る。 誰だって、人生を楽しみたい。 人から認められたいし、給料だってちゃんともらいたいし、望むところに住みたいし、恋愛だってしたい。 組合の人たちのキャラクターがどれも本当に個性的で、統率するのは難しそうだけど、いちいちめくじら立てないで、一人一人にちゃんと人として敬意を持って接する。 できそうだけど、なかなかできない。 自分の思い通りにして、世間の枠に嵌めてしまうのが目的じゃなくて、彼らがどう生きたいかを一番に考え、サポートすることが本当の目的。 少し自分の世界を広げてくれる、そんな映画。 |
7.本当にあった話ということだけが唯一いいところで それ以外はとってもわざとらしくて退屈な映画。 |
6.《ネタバレ》 寄木作り作業場の職員とそこで働く精神病患者の交流。奇人変人、マトモに話の通用しない方々、年を取った幼稚園児…まるで「オリンピア」。こういった方々を相手にする職員はさぞ大変でしょう。個人的に関心の強い題材だけど、ノリの軽さがネックであまり入り込めず。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-01-04 00:28:04) |
★5.どこまで脚色かは、別として、「人が何かに踏みつけられる」ということがうまく描けている、と感心。映画の中とはいえ、日本が30年以上遅れているのは、日精協だけの責任にはしておけないだろうな。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-24 15:31:24) |
4.精神病院を廃止するといっても、その後のケアをするシステムがなければむずかしいし、周囲の正しい理解がなければなおさらのことである。 映画は実在の人物をモデルにし、実際に協同組合の活動に基づいているという。そういえば、映画の中で元患者らが娼館へ行くシーンがあったが、実に生々しいではないか。 私には馴染みにくい映画ではあったが、イタリア人の気質を垣間見たような気もする。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-11-02 14:49:30) |
3.イタリアで精神病院が閉鎖されていくきっかけとなる実話をベースにした作品。難しいテーマですが、登場人物の個性のバランス、程よいシリアスさとユーモアの配分がよく、イタリアらしい陽気さが時には重くなりがちな空気を巧く和らげています。精神病院の入院患者達一人一人の名前を聞き、対等に付き合い、語り合い、投薬に頼る治療だけではなく個性を尊重し、喜びも悲しみも共有する。本作の主役のネッロさんは素晴らしい指導者であり彼らのパートナーでした。この作品が日本では話題になったり多くの人に観られることが無いのが残念ですが、イタリア映画らしい泣き笑いがある人生賛歌であり人間賛歌でした。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-09-30 21:17:04) |
2.ありがちなストーリー展開だけど、笑ってすこしほろりとできて、楽しめた。個性的な登場人物がたくさんいたけど、あまりごちゃごちゃしてなかったし良かったと思う。一つ難点なのは、後半の展開が編集されすぎてて唐突だったこと。 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-08-28 18:15:47) |
1.《ネタバレ》 映画で精神障害を描くとなると、理想主義的なおとぎ話や、同情や憐憫を感じさせるような痛々しいストーリーになりがちで中々難しいテーマだと思うのですが、この作品は事実に基づいていることもありかなり現実と理想のバランスの取り方がうまく、笑えて泣けて考えさせられる非常に優れた映画だと思います。 【TM】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-08-02 22:03:30) |