ダンサー・イン・ザ・ダークのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ダンサー・イン・ザ・ダーク

[ダンサーインザダーク]
Dancer in the Dark
2000年デンマークオランダ上映時間:140分
平均点:6.15 / 10(Review 803人) (点数分布表示)
公開開始日(2000-12-23)
ドラマミュージカル
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-08-03)【Olias】さん
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監督ラース・フォン・トリアー
キャストビョーク(女優)セルマ
カトリーヌ・ドヌーヴ(女優)キャシー
デヴィッド・モース(男優)ビル
ピーター・ストーメア(男優)ジェフ
ジャン=マルク・バール(男優)ノーマン
カーラ・シーモア(女優)リンダ
ジョエル・グレイ(男優)オールドリッチ
ジェリコ・イヴァネク(男優)地方検事
シオバン・ファロン(女優)ブレンダ
ウド・キア(男優)ポーコルニー医師
ステラン・スカルスガルド(男優)医師
玉川紗己子セルマ(日本語吹き替え版)
鈴木弘子キャシー(日本語吹き替え版)
内田直哉ビル(日本語吹き替え版)
大川透ノーマン(日本語吹き替え版)
森田順平サミュエル(日本語吹き替え版)
納谷六朗検察官(日本語吹き替え版)
辻親八刑事(日本語吹き替え版)
滝沢ロコ工場の女(日本語吹き替え版)
楠大典工場の男(日本語吹き替え版)
小島敏彦ボリス(日本語吹き替え版)
伊井篤史オールドリッチ(日本語吹き替え版)
脚本ラース・フォン・トリアー
音楽ビョーク
作詞ラース・フォン・トリアー“I've Seen It All”
主題歌ビョーク“I've Seen It All”
撮影ロビー・ミューラー
ラース・フォン・トリアー(カペラ・オペレーター)
製作総指揮ラーシュ・ヨンソン(共同製作総指揮)
配給松竹
アスミック・エース
字幕翻訳石田泰子
その他松竹(提供)
アスミック・エース(提供)
角川書店(提供)
フジテレビ(提供)
あらすじ
1960年代アメリカ。チェコから移住し、「遺伝性の病気」で視力をほとんど失っているテルマ。工場勤務と内職のわずかな稼ぎの中から、息子には内緒で、彼の目の手術費を蓄えている。余裕のない生活の中、テルマには、息子と、大好きなミュージカル映画と、彼女を支えてくれる暖かい友人や隣人がいた。しかし、その隣人に秘密を漏らしたことが、裏切りと悲劇を呼ぶ…。アイスランドの歌姫ビョークの熱演と、技工をこらした撮影が光る異色ミュージカル。テルマの失明の原因→エピソード・小ネタ
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543.《ネタバレ》 あのラストは見たくなかったな…でもそれはセルマにとってはずっと覚悟してきたことで、目が見えないということは死と同様だということだったんだろうね。劇中の線路を貨物列車が通り過ぎるシーンで、「過去も未来も見えてしまった。だからもう見なくてもいい」なんてフレーズがあったと思うけど、最後は彼女の意に反した結末ではあったにしろ、それでも彼女にとっては目が見えなくなる(=死)までの過程が苦痛だったわけで、最後はやっと解き放たれた気分だったのではないかな。しかし残された人たちの中で一番かわいそうなのはジェフでしょう…セルマに好意はあるものの、一定の距離以外には近づけず、もどかしいけど何もできない、そして何一つとして残るものがなかった。言い方は悪いけどセルマのわがままに最後まで振り回されてしまったという感じ?所々、聞こえる音からリズムを作って、空想でミュージカルを思い浮かべるシーンがあるけど、あれがなかったら重過ぎる。ただでさえビョークの歌声は哀れみを持ったものなのに。しかしビョークの見た目以上の才能の豊かさというか、ラストは震えるほど自分の世界に入ってたというか、いろんなものを放出してたね。ドキュメンタリータッチで随所に手ブレごめんのハンディカメラを使用していたのも印象的。印象には残ったけど、もう1度見ようとは思わないね。
ブッチ・ハーモンさん 6点(2004-01-23 13:43:45)
542.ビョークの持ち味がよく出ていたと思う。イライラするほどのセルマの不器用な優しさや、特にラストの不条理さに観終わった後、結構ヘコんでしまったので多分もう二度と観ることはないだろうけど、ここまで徹底して救いようがないと、逆に「スゴいなあ」と賞賛の念を禁じ得なかった。ミュージカルの部分も遊び心がある反面、物語の寂しさを引き立てるのに一役買っていたと思う。
ていくしさん 9点(2004-01-23 00:02:24)
541.ここのレビューは何時も作品を見終わってから見ているが、数の多さにびっくりした。さてこの映画、感じるものが多かった。セルマは苦しくても助けを求めない、約束を頑ななまで守る、本当に不器用な生き方しか出来ない人で、それも一つの生き方だろう。(金のために人の道を踏み外した警官より余程共感できる)ミュージカルシーンは、ここが彼女の踏ん張り所という場面に現われる。辛い時にすがりたいという思いはとてもよくわかるし、輝きにあふれる歌声は胸に沁みた。貯めたお金は手術代以外の使い道は彼女には考えられなかったのだろう。眼鏡を握りしめる姿に「貴方はこれで満足か」と問いかけたい。息子の目から見たセルマも描いて欲しかった。ドヌーブが出ているのには驚いた。何度も見てみたい。
The Grey Heronさん 7点(2004-01-21 23:04:00)
540.フランダースの犬のネロも真っ青な稀に見る最悪な境遇の主人公!?好き嫌いは分かれる映画だと思うが見ておくべき映画だと思う。あのミュージカルシーンはビョークで無ければ表現出来ない。圧巻!!但し、通常の(現実!?)シーンはブレアウィッチの様で苦手な人は少し酔うかも?
わーるさん 9点(2004-01-20 17:50:56)
539.《ネタバレ》 ミュージカルシーンに限ればビョークのプロモーションビデオとしてよく出来ていたと思う、ただ悲劇はおおいに結構なのだが、「処刑台の上で美しく歌うビョーク」という「絵」を撮りたいばかりに、明らかに破綻してしまったシナリオには悪趣味な感じがしないでもない。関係ないが映画館で隣の男がわぁわぁ泣いてうるさかった(笑)
るねさん 4点(2004-01-19 01:45:38)
538.ほんとに後味は悪いけど、そんなに批判する気持ちにもならないという印象だった。最後の、自分の死の間際に子どもが万事OKと聞いた時の主人公の表情は崇高でちょっとジーンときた。内容としては「レ・ミゼラブル」のファンティーヌの話をもっと悲惨にして引き伸ばしたものみたい、とも感じた。
kiku☆taroさん 6点(2004-01-15 19:21:24)
537.自称”明るい映画オタク女”3人でこの映画を観に行きました。いつもなら観終わった後で、お茶をしながらあーだこーだと映画の感想を延々と喋りまくるのですが、その日はとてもそんな気になれず、3人とも無言のまま駅まで歩き、そして別れました。 とても切ない夜でした。
moeさん 3点(2004-01-13 01:00:44)(笑:1票)
536.どんなに暗くて悲惨な内容でも、それに対して怒りを覚えたり、何らかの答えを見つけたりしたいものです。
私は得たのは、ただただ重苦しい気持ちと「で、私にどうしろと?」という思いだけ。「しょぼ映画」とは違って、「嫌~な映画」。
ぽめさん 2点(2004-01-11 14:13:42)
535.パワーのある作品ですねぇ!あまりなじめなかった映画ですが、印象には残ります。おもしろいけど何も残らない映画とは対照的です。主人公の唯我独尊に若干腹立ちましたが、あういう人結構いますよね、周りに。ミュージカルのシーンがなかったら、とことんくら~~~い映画でしょう(汗!
グングニルさん 5点(2004-01-11 04:14:57)
534.泣ける映画とは少し違うと思った。あの主人公はどうなんでしょうか。実際にはあんなに律儀なひとはいないと思う。あんな母親はいやですね。母親としては子供のことを本当に考えていないと感じました。ミュージカルシーンはなかなかいいです。列車のところが特にいいですね。それにしても、だいぶ話題になったのでまさかこんなに地味でダークな映画だとは思いませんでしたよ。
YUさん 7点(2004-01-10 18:03:30)
533.この映画でトリアー監督が見せたかったのはビョークという歌姫であり、脚本から救済の要素を(不自然なくらいに)排してしまったのは、彼女を浮かび上がらせるための仕掛けの一つだと私は受け取りました。映画はフィクションであるからこそ楽しめる側面があり、観客には場面に応じて主観と客観を行き来する自由がある。私はこの映画を観ている間、ビョークのステージを堪能するためにずっと引いた視点で通しました。
全てが悪い方向へ転がり落ちていく現実のシナリオ。対比するのは、ジーン・ケリーやアステアが見せてくれた幸せなミュージカル映画の世界。くっきりした明暗、だからこそビョークの歌声に何かが宿るのを感じられた。しかしメジャーな興行にのせたために多くの純粋な観客を傷つけたことを思うと、手放しに賞賛することが憚られる。手持ちカメラで撮られた現実は三半規管への刺激を蓄積。追い討ちをかける生理的にショッキングな結末。現実のシナリオはひたすらに嘔吐を誘発する。監督が意図して人体の錯覚を利用しているような気がしないでもない。
観る人を選ぶ大人の童話。支持も不支持も、間違いなんかじゃない。 ただ一つ、ミュージカルとしてはダンスのスキルが物足りなかった。
337さん 8点(2004-01-10 15:40:51)
532.評価はあくまで客観的にと努めてきたわけだが、どうしても、この作品だけは客観的に評価する気になれない。この映画だけは、どうしても、どうしても、どうしても、個人的感情だけでしかレビューできなかった。もう、どうしようもないくらい嫌い。二度と観たくない。頼まれても嫌。1万円くれたら考えないこともない(安い人間だな)。とにかく、全部駄目。ここまで合わない映画は初めて。そこまで思わせてくれた初めての映画に敬意を込めて 0点をば・・。
深海さん 0点(2004-01-09 22:31:58)
531.《ネタバレ》 僕が見た中で一番の映画。最適な評価の言葉が見つかりません。セルマの精神と共にあるかのような演出。効果的なミュージカルシーン。どれをとっても衝撃の連続でした。ラスト云々の話はありますが、僕は支持します。変な言い方ですが、絶望の中にある希望、そのようなものを感じました。
さん 10点(2004-01-09 12:02:08)
530.重い。重すぎる。なんて後味の悪い映画なんでしょう。特にセルマの断末魔の叫びは精神衛生上よくない…。世界遺産にも「負の遺産」として選ばれたものもあるが、例えるならそんな感じ。暗く重い映画として最高峰。自分にとっても、ここまで衝撃が深く心に刻まれた映画はない。それをもたらしたのが、負の要素(後味の悪さ)であったとしても、この作品の力を素直に認めざるを得ない。私は最後の最後まで‘救われる’ことを信じて観ていたのに…。余りのラストに、それまでのミュージカルの印象がブッとんだ。
やすたろさん 9点(2004-01-09 00:59:05)
529.《ネタバレ》 見終わってからもじわじわと心の奥底に問いかけてくる映画。「目が見えないのか」の問いに、「What is expected to see?(見るべきものがある?)」と答えた後、列車と線路で踊るミュージカルシーン以降からのめり込んだ。セルマはほとんど目が見えないがために、音楽などに対する感性も常人とは異なるのだろう。現実シーンは素人のように手ブレで撮影し、空想シーンでは逆に固定した映像で見せるという、なんともいえない切り替えのバランスが一言でいって素晴らしい。この作品には「Mercy(慈悲)」「forgiveness(許し)」などの宗教用語が絡んでおり、そういった西洋人のキリスト教的考え方を考慮に入れながら見るとますます評価は高くなるだろう。最後のシーンは残酷に過ぎるという意見が多いが、執行延長を却下した時点で分かっていたことであり驚きには値しなかった。自分自身、そういった場面について何度も噂に聞いていたせいかもしれない。ショーシャンクのように救いがある終わり方ではないので、ショーシャンクよりマイナス1点。非常に重い映画なので、「白夜を旅する人々(三浦哲郎著)」と同じく四年に一度ぐらいの間隔でみたい作品。ミュージカルの場面だけは毎日でも観たい。
mhiroさん 8点(2004-01-08 18:41:14)
528.目にあまる罵詈雑言を吐いて捨てるほど言いたい。こんなひどい映画を観たのは初めてだ。別にラストがひどいからとかそんなんじゃないね。むしろ俺はひどいと思わないけど
Keith Emersonさん 0点(2004-01-06 22:24:39)
527. 決して他人に薦められる映画でもなければ、もう一度見たくなる映画でもありません。映画はエンターテインメントだと考えている方ならばなおさらのことです。それでも、この現実から目をそらしてはいけないんだと思います。ミュージカルシーンが素晴らしかったとはいえ、最後のシーンがなければ印象にも残らない作品だったと思います。一生忘れられない結末ということで7点献上します。
映画の味方さん 7点(2004-01-06 17:14:16)
526.《ネタバレ》 セルマは自分に負けたのです。控訴を取り下げた局面、彼女の心情はどのようなものだったのでしょうか?見解はこうです。「生きたい。歌いたい。踊りたい。でも息子が・・・」私は、セルマがこの時、息子を重荷にしか感じてないのではないかと思ったのです。たしかに、必死にお金を掻き集めていた時、殺人を犯す前、彼女の気持ちは一貫していました。息子を救うため、間違いないでしょう。しかし、控訴申請時、この時、セルマは、息子の目か、自分の命かをどちらか二者択一を迫られます。答えは前述のとおりです。天秤が下に傾いたのは、ミュージカルに満ち溢れた夢の後世だったのです。ですが、この選択は心の中に過ぎません。彼女は、実際には、前者、息子の目を選択しました。なぜでしょうか?この部分の解釈は、かなり複雑で、踏み込んだところで、机上の空論に過ぎませんが、私は、セルマがこの時、どうしても偽善者に思えて仕方がありませんでした。だってそうでしょう。死刑執行の前の107歩、彼女は泣きじゃくってました。執行直前でも、ヒステリックな叫び声が部屋中に木霊していました。このセルマの行為に彼女の生きる貪欲さが全面に出ているように感じてなりません。しかもこの絶望的で苦痛な状況から解放してくれたのは息子の愛などではなくミュージカルだったのです。そう。彼女にとってミュージカルは、何にも勝って大切なものなのです。こんな幸せな彼女が果たして息子のためだけに命を投げ打てるものでしょうか?セルマが息子を愛していた事は言うまでもありませんが、それ以上に、死刑執行に駆り立てたのは、くどいようですが、やはり偽善だったのではないでしょうか?
ノマドさん 7点(2004-01-06 13:50:21)
525.元々こういう映画が好きです。そしてミュージカルも好きなので非常に楽しめました。映像を綺麗でしたし、音や感情がリアルに伝わってきました。『なんでだよ!』『違うだろ、それは!』って思うもどかしさが1杯詰まっていますが、それはそれで彼女の生き方だし、彼女の子をおもう意思だから尊重したいなぁ~と(笑)皆さんの言うように、最後は言葉を失い、かなり凹みました・・。
エルビスさん 8点(2004-01-05 19:43:48)
524.《ネタバレ》 「頭の中は自由」、アンネの日記にこんな一文があった。
こんなにも深い深い暗闇の中で、押しつぶされる恐怖に身を浸していても、彼女は歌うことが出来た。
どんな不幸からも、人は喜びを拾い上げることが出来る。
どんな暗闇も、それを暗闇と認めてしまわなければ暗闇ではない。
そして最後の歌も、認めてしまはなければそれは最後の歌にはならないのだ。
セルマ、あなたは強いよ。
光だけを見つめて生きていくことだって、光だけを見つめて死んでいくことだって決して不可能ではなかった。
あぁ、希望に満ち溢れた映画。
紅蓮天国さん 8点(2004-01-03 00:14:53)
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《新規》:7日以内に新規投稿
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 803人
平均点数 6.15点
0647.97%
1303.74%
2435.35%
3445.48%
4526.48%
5799.84%
6708.72%
78310.34%
89511.83%
910613.20%
1013717.06%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.93点 Review32人
2 ストーリー評価 4.19点 Review46人
3 鑑賞後の後味 2.73点 Review53人
4 音楽評価 7.54点 Review53人
5 感泣評価 5.48点 Review35人
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【アカデミー賞 情報】

2000年 73回
オリジナル主題歌ビョーク候補(ノミネート)”I've Seen It All”
オリジナル主題歌ラース・フォン・トリアー候補(ノミネート)”I've Seen It All”

【ゴールデングローブ賞 情報】

2000年 58回
主演女優賞(ドラマ部門)ビョーク候補(ノミネート) 
主題歌賞ビョーク候補(ノミネート)”I've Seen It All”
主題歌賞ラース・フォン・トリアー候補(ノミネート)”I've Seen It All”

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