★5.1940年製作のイギリス映画での映像美は、映画の旧称が活動写真と言われたのを思い起こさせる動く写真の魔力をまざまざと見せつけられるもので心底惚れ惚れしました。孫が小学生になったら是非とも一緒に観たい、それまで自分が元気でいなければ、その為にすべき事をし、してはならない事をしないようにしなければと痛感させられた作品。 |
4.1940年製作にしては傷ひとつ見あたらない映像だったので、おそらくデジタル・リマスターされたのでしょう。極彩色の総天然色が目にまぶしく、色遣いは堪能させてもらいました。物語は、前半が盲人アーマッドが語るこれまでの顛末。後半は少年アブーの冒険譚が中心で、それなりに楽しめましたが、少々長いというか平板な展開に思えました。王女様はお美しくて目の保養になります。でもジンの衣装がおしめにしか見えなくてぶちこわし(笑)。特撮は頑張ってました。サイレント時代からの流れか、音楽が垂れ流しで場面に合わせてコロコロ変わるのには閉口します。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-16 10:18:36) |
3.ディズニーアニメ『アラジン』の原点。というか、そのまんまですやんか。アブーにジャファーにジニー。いやそれより、ジャファーにたぶらかされる王様のおまぬけな表情が、あんまりソックリなもんで。それにしても特撮満載、アイデア満載の、実に楽しい作品。そりゃ多少はチャチなシーンもあるけれど、巨大クモの動きとか、人間を乗せてスーッと向うに飛んでいく空飛ぶ絨毯とか、目を奪われるシーンも多々。ヒーロー役がヘナチョコで何とも頼りなく魅力に乏しい点、これには目をつぶる必要がありますが。あとはツボから現れた巨人の赤フンがいろんな意味で目にまぶしい、1940年カラー作品。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-04 11:40:22) (良:1票) |
2.映像的には40年代映画としては、今観ても結構すごい。ゼンマイ仕掛けの空飛ぶ馬が、宮殿の上空を走り回ったり、6つの腕がある像が動きだしたり、特に宮殿や、巨大な石像がある祠など、舞台美術がスペクタルな雰囲気でいい。ランプの巨人との合成映像も、うまく処理してて、観てて楽しい絵図らになってる。モンスターのたぐいは、巨大なクモくらいしか登場しないのがちょっと淋しいかな(しかもすぐやられる)。お話は魔法が使える大臣に国をのっとられた王と盗賊の少年が手をとって、やっつけるって内容。主役は盗賊の少年。ヒロインの隣国のお姫様がきれいでした。豪快に笑うランプの巨人もキャラがたってていい感じ。モンスターや戦闘シーンバリバリのファンタジー映画ではないので、めちゃテンションがあがるって感じじゃないけど、ホノボノファンタジー映画としては最後までそれなりに楽しめました。このバクダットの盗賊って、結構映画化されてるんですね。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-02-02 19:44:11) (良:1票) |
1.バグダッドの若き王アーマッドは、王位を狙う宰相ジャファーに追放される。アーマッドは盗賊の少年アブーとともに放浪、バスラの姫と恋仲になるが、そこにもジャファーの魔の手が迫っていた…。 天翔ける馬や大魔人が物語を彩るアラビアンファンタジー。大掛かりなセットに衣装、特撮を駆使して描かれる映像世界がすばらしい。ファミリーで観れる娯楽映画。 【且】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-09-02 04:29:53) (良:1票) |