★5. 《ネタバレ》 F1レーサーのボビーと難病のリリアン。「死」を覚悟しながらも、その時をただじっと待っているのではなく、その時が来るまでの「生きる」力強さをお互いに感じとり、惹かれ合ったのではないでしょうか。二人の束の間の幸せは、お互いが一日一日「今日が最後かもしれない」と思いがあるからでしょうか、輝いて見えました。最期を看取る者、看取られる者の姿は二人ならではのもので、静かな様子にとてつもない悲しみを感じました。静かなパチーノもまた素晴らしいです。 |
4.《ネタバレ》 悲恋は苦手です。ラストの「彼女は夜あけに船出した」と口ずさみながらトンネルを抜けるシーンは印象的でした。 【ギニュー】さん 6点(2004-01-21 21:17:10) |
3.ずいぶん前に見たんけど、今でも鮮明に覚えているのが、アルパチーノが彼女の前で、有名人かなんかの物まねやるんだけど、すんげ~へたくそで、それは自分でもわかってて、それでも、がんばってやってるとこ。かっこいい男が最高にかっこわるくて、それが健気で、ジーンときた。 【せんぼう】さん 8点(2003-06-21 09:50:59) |
2.あまり印象に残らなかった感じが・・・でも↑さんの言うとおり、最後のトンネルは切なかった・・・ 【yozi】さん 5点(2003-03-18 19:20:20) |
1.難病の女性とレーサーとの悲恋を描いた作品。本来車に対する愛情は、入念に手入れをするという意味も含めて人一倍強い筈の主人公が、彼女を亡くしたあと失意のまま高速道に車を走らせる。逆光によりサイドガラスが手垢などで汚れているのが見てとれる。そのことがその時の彼の心象風景を表わしているかのようで、実に印象的な手法だ。車はやがてトンネルに入りその暗闇の中にふたりの幸せそうなスナップ写真が浮かび上がるという幕切れも鮮やかだった。 【ドラえもん】さん 8点(2001-11-25 17:05:17) |