1.この邦題からも、DVDのパッケージからも、おバカな典型的アメリカンコメディを想像してしまう作品。まあ、実際そうなんですけどね。
序盤から民間救急会社の可笑しな人間模様やライバル社との患者の取り合いなどのノリは楽しいのですが、銃にヤクに犯罪と隣り合わせの深刻なアメリカの現状の見せ方にはシリアスな一面もあり、軽~い救急会社の人間模様とのバランスは上手くいっていない感があります。
本作のお目当ての1つは紅一点のラクエル・ウェルチ。日本での知名度はそれほど高くないかもしれません。「ショーシャンクの空に」で独房を飾った歴代のハリウッドのセックスシンボル。リタ・ヘイワース、マリリン・モンローに続く3代目のポスターがラクエルなのです。彼女の演じるキャラが今ひとつ立っていないのが残念ですが、本作でも変わらずお綺麗なラクエル様がやっぱり魅力的なのでした。