11.《ネタバレ》 前作に比べて、ちょっと盛り返したなあと思う。やはり、女優選択のセンスが良い。それも、二人一役。変態度は低い。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-15 11:36:13) |
10.《ネタバレ》 二人一役の特殊な演出がどうにも肌に合わずイラつく。若い女の尻を追いかけるスケベじじいにも嫌悪感。テロを絡めるのもよくわからず、人を食ったような感じをどう捕らえるかで好き嫌いが分かれそう。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 2点(2015-12-29 22:19:38) |
★9.《ネタバレ》 金持ちでお上品ぶってはいるものの、婦人やその幼い娘の前でも平気で告白してる爺さん。美貌は眩しくともその言動からオツムの悪さが滲み出ている小娘。互いの肉欲と金銭欲が執拗にぶつかり合う、阿呆と馬鹿の絡み合いのこれ以上ない馬鹿馬鹿しさが実に見応えがありました。意味不明のテロシーンが最後に活きています。吹き飛ぶのが二人だけなのならハッピーエンドに思えます。 |
8.《ネタバレ》 最初から最後まで「迫る→逃げる(消える)」の同じようなやりとりがされているだけで、ドラマ性が感じられませんでした。タイトルにある「欲望」が肝となるはずなのですが、その表現も特に明確ではありませんでした。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-31 12:20:21) |
7.二人一役は成功しているが、ちょっと安易な感じがする。ただ、二人一役と、このタイトルと、思わせぶりなテロの背景がなかったとすると、底の浅い作品でしかなくなる。ただ、あえて、底の浅い作品であるように作ったようにも思える。少なくとも、もう何回か見てからでないと決めかねるプレグナントな作品ではあることは間違いないようだ。小道具とか舞台回しはヒッチコックを思わせる。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-04 22:25:06) |
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6.18歳とはとうてい思えない男心を知りつくしたように弄ぶ、したたかな女コンチータ。彼女の二面性を表す為にあえて二人の女優に演じさせる目新しい手法も面白い。 その女に溺れる老紳士のコッケイな中にも哀れさも感じられ楽しく良く出来たルイス・ブニュエルの遺作にして最高の傑作!! 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-11-15 09:23:48) |
5.何とも男にとっては哀れとしか言いようのない作品だ!自分の娘と言ってもいいほど歳の離れた若い女を好きになった中年男の醜いまでの愛、女に対する愛の仕方が何とも男のアホな気持ちを表しているようで本当に哀れとしか言いようがない。欲望=この映画の主人公の老人にとっての欲望とは性欲の塊のようなもので、若い女の身体が欲しい。正しく欲望なのである。それを知ってか女は女で女の武器としての悪女ぶりを見せ付ける。散々じらすだけじらして男の欲望を更に強くしようとする。男にとっての女は欲望の対象であって、逆に女にとっては男、それもかなり歳の離れた年上男への愛は見せ掛けだけの愛、つまりそれこそがあいまいなようであり、そんな女に翻弄され続ける男の哀れ、だらしなさ、この映画は男のだらしさなと女のしたたかさを描いた作品で、それにしてもこの監督、遺作にしてもここまで徹底的にじらす。じらす。じらされる側の気持ちを最後まで見せ付けるとは、本当に意地悪な監督だ。 【青観】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-12 12:04:21) |
4.観ているこちらも翻弄されるほどの内容。 老人が10代の娘に性欲を刺激され、侮辱を受けながらも必死に追いかける様は、男にとっては目を覆いたくなるような辛辣な内容だ。 随所に見られる刺激的で突飛な出来事は、飽きさせない有効なスパイスとなっている。 遺作らしいが、最後にこんな傑作を作ったブニュエルは凄い人物と感心させられた。 男の偏執的な性愛を描かせたら、ブニュエルの右に出る者はいないだろう。 遺作にして、私が観たブニュエル作品の中で最高に面白かった。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-11-29 22:12:53) |
3.面白い!大好き! 円熟したブニュエルの、だれもが楽しめるようなオールマイティな魅力がたっぷりです。あいかわらずナンセンスなエログロギャグもふんだんに散りばめられてて、ブニュエルの臭いは至るところに感じられるけど、筋立てはまともだし、普通の人でも、ちゃんと楽しめる映画だと思います。キャスティングにも展開にも、とても創意があふれてて、それにくわえて、どこかラテン的な情感や哀歓も感じられて、味わいぶかい。もちろん、革命思想的な過激なムードも、まだまだ各所でとぐろを巻いてます。(~~) 【まいか】さん 10点(2004-03-17 23:47:33) |
2.原作はピエール・ルイスの「女と操り人形」。鬼才、天才のルイス・ブニュエル監督の置土産、凝りに凝った演出です。サスペンスフルで意外な展開には、翻弄され続けました。映像も黄色い陽光に満ち溢れていて、明るく眩しく美しい。芸術性に優れた、極めて完成度の高い傑作です。 【チャターBOX】さん 10点(2003-07-04 18:13:52) |
1.これは傑作と言える!誰も指摘しないのだが、主人公の愛する女は、二人の女優が入れ替わり立ち代わり演じている。女の二面性を表現していると言ってしまえばそれきりだが、私には謎めいていて何度でも見てしまう。男にとって女は欲望の曖昧な対象なのだ。 |