10.《ネタバレ》 幼い頃に観た「二人のロッテ」的な感じで借りてきたら、全然話が違うじゃない!!笑 ある意味期待はずれだけど、期待外れじゃなかった。。。。重いテーマで淡々と事実を描いているにも関わらず、重すぎずに双子の人生が描かれていたと思います ただ、何故最後に死んでしまったのか。。悲劇に仕立てすぎている感じが、減点でした 【キャラメルりんご】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-18 01:32:57) |
9.《ネタバレ》 こういった題材はどうしても重くなりがちですが、テンポがいいのでそんなに重くなく、時間も気にならない。双子の姉妹の生活や性格の対比はうまく描かれていたと思う。妹があの年になるまで成長していないのが現実感ないのと、ラストの無理矢理な感じがマイナス面。ダイアン・レインとマデリーン・ストーをミックスしたナディヤ・ウールに惚れた。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-19 18:52:44) |
8.《ネタバレ》 敵対することとなる両国へ姉妹を分けたことで時代の激動はよく理解できましたし、その中でのすれ違いエピソードや要所要所に挟まれる現在の彼女たちの描写は興味を惹かせる意味で効果的。 ただ、作りたいシチュエーションに急ぎ過ぎて、彼女たちの感情についていけない箇所が多少ありましたけど。 それにアンナを殺す必要はなかったと思います。 それにしても、自分ならこんなにも信じていたものがコロコロと覆されては気が狂ってしまうでしょうね。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-01-26 20:26:09) |
7.《ネタバレ》 けっこう良かった。幼い姉妹が引き離され、一方はドイツに留まり貧しく不幸に育ち、大人になって優しいドイツ将校と結婚、一方はオランダで恵まれた家庭環境で育ち、こちらも優しいユダヤ人と結婚したもののナチス・ドイツの迫害により最愛の夫を失う。姉は夫がナチスであったとしても自分にとっては優しい旦那に過ぎない。しかし夫を失った妹にとってはナチスは許されない存在である。一方、妹の恵まれた家庭環境は、ドイツの貧しい家に育ち虐待されてきた姉にとってはまた得ることのできないものだった。二人の心の交流は手紙のやり取りを親にやめさせられることで奪われてしまうのだけど、それが50年間、姉妹の心のすれ違いを大きくしてしまう。二人の姉妹の対比が見事だった。 【こまごま】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-06 11:07:44) |
★6.《ネタバレ》 ヒットラーが絡んできた時点で、のちの展開が完全に読めた。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-07-09 20:10:35) |
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5.かなり多岐にわたるドラマを盛り込んでいるのだが、ポイントを押さえて手際よく進んでいるので、重たすぎるという印象はまったく与えない。登場人物の心理変化を的確に切り取っている脚本も素晴らしいが、何といっても、少女期のアンナ&ロッテ、成人期のアンナ&ロッテの4人の演技力+美しさ(or可愛らしさ)が見事。また、照明や光と影の構成も非常に効果的になされていると思う。難点は、現在の老婦となった2人が、若い頃の2人に全然似てないこと(大体、双子とは思えないほどお互いにも似てない)。ここはもう少しこだわってほしかった。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-05 23:58:39) |
4.《ネタバレ》 戦争によって、また大人達の身勝手さの前に幼くして、別れる運命となってしまった二人の姉妹、アンナとロッテの眼を通して描かれる切なくも悲しい物語!第二次世界大戦下のドイツ軍、描かれているのは戦争によって、運命が狂ってしまった二人の姉妹の心の傷、それを描きながらも深く結ばれているアンナとロッテ、この二つの設定を丁寧、且つ上手く描いていて、見応えのある人間ドラマになってると思いました。それにしても、あのラストシーンの余韻の残し方は凄い!老年期の二人、アンナとロッテが森の中、二人肩を並べるようにして眠る。その後の姉、アンナの死と死に顔、それを見つめる妹、ロッテの顔が物凄い印象を残します。言葉に出さなくても、余計な説明などしなくても、この二人の姉妹が本当に仲の良い二人であり、どんなに環境が変わってしまおうと、互いのことが心から好きだということがあのラストを観て、強く思いました。私も出来ることならこの年のアカデミー賞外国語映画賞はこの作品に上げたかったなあ! 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-09 21:02:03) |
3.《ネタバレ》 子供の頃に孤児となった双子の姉妹が辿ったそれぞれの人生を第2次世界大戦に巻き込まれていくヨーロッパを舞台に淡々と描いています。戦争を双方の立場で中立に描いているので、その悲惨さがリアルに伝わってきました。ずっと姉を許せなかった妹が本当に許せなかったのは自分のことだったんですね。誤解されて生きていくことの苦しさ、許すことができないまま生きていくことの辛さが伝わってきました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-02-20 11:36:24) |
2.《ネタバレ》 観る前は二時間以上もあるし、「また第二次大戦のナチ物かよ…」と思い辟易していたのですが、実際は何てことのないそこにあるのはただ二人の女性の純粋な人間ドラマでした。ドイツの貧しい農家に引き取られ叔父叔母に扱き使われる姉アンナと、一方オランダの裕福な家庭で育てられそこで勉学の才能を伸ばす機会に恵まれた妹のロッテ。観客の目から見れば、散々虐げられながらも必死に生きようとする姉アンナの方に人間的魅力を感じ、また不当な理由から妹ロッテに責められる彼女に同情しますが、だからと言ってロッテが悪いのかと言うと決してそうではなく、結局一心同体だった彼女ら二人を引き離したのは他でも無い"戦争"だったのでしょう。どちらか片方が怪我をすればもう一方も衝撃を受けるほど心同士で強く結ばれていた絆、それを破壊した運命、最後に再び一緒に寝ることが出来てアンナはこの上なく嬉しかったことでしょう。2003年のアカデミー賞外国語映画部門では「たそがれ清兵衛」と「みなさん、さようなら」の対決が話題になっていたようですが、自分的には本作に受賞して欲しかったです。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-24 17:14:14) (良:1票) |
1.幼くして両親の死によって引き裂かれた双子の姉妹。成長してようやく再会できたのに今度は戦争が二人を隔てることになってしまう、、1920年代から始まる双子の人生が戦争をはさんでドラマチックに描かれ見ごたえがありました。 それぞれの運命が一人は裕福なオランダ人家庭に引き取られ、片やドイツの田舎の農家でこき使われるという設定や、再会後の二人が相容れなくなる事情も極端な設定だとは思いますが、両親の死や戦争など自ら選べない運命の不条理に翻弄された双子の悲しさが切なく胸にしみます。 ユダヤ人の強制連行やアウシュビッツの悲劇など話の中で語られるだけで直接描かれることはないのですが、戦争の悲劇の数々が巧みに織り込まれて浮かび上がってきます。 深い感慨を覚える感動作ではあるのですが、アンナの境遇があまりに悲惨で同情を覚えるのに対し、ロッテの態度がわがままだったり思いやりに欠けるように見えて歯がゆくなりました。アンナが言うように、個人的に罪はないしお互いが被害者なのだからもっと理解してあげればいいのに、、と思うのは第三者の見方でしょうか。 3世代のアンナとロッテのうちでは娘時代の二人、特に思い入れが強かったせいかアンナが印象的でした。 【キリコ】さん 8点(2005-01-30 21:46:06) (良:1票) |