7.これはギャングのお話なのだろうか。いつの話なのだろうか。主人公の娘はなんで死んだのだろうか(映画内のお話以前に)。主人公の兄はなぜ人を殺したのだろうか(映画内のお話以前に)。よくわからないままに映画は進む。わからなくても結局困らなかったからいいんだけど。ファミリーの結束はそんじょそこらのギャング映画も顔負けの結束具合で、しかもやたらと男くさいのに怖さがなく、常に家族の結束としての暖かさに溢れている。そこに音楽。声も楽器のひとつなんだと思った。雰囲気は最高にいいんだけど、主人公の葛藤や行動に少々ついていけないところがある。兄の息子を守ること以外に自分の娘の死を引きずっていることも、最後の悲しい決断を促す要因になっているのだろうが、その行為が家族を守るための勇敢なもののようにも見え、ただただ悲しい運命にも見え、あるいは主人公のある意味投げやりな行為にも見えてしまうのが、最後の最後に自分の中で盛り上がりきらない原因になっている気がする。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-19 12:33:37) |
6.音楽ズキ(特にワールドミュージック)の方、もしくはフラメンコ音楽に興味のある方は、かなり楽しめるのでは。STORYを追って、どーのこーの論ずるタイプの映画でないことは確かです。土の香りが匂いたつような映像も、個人的には好き。本業:踊り手のカナーレスもなかなか頑張っております。しかし、やはりこの映画、何より音楽!防御する間もなく入ってきますよー。土足で胸の奥までズンズンと!!命を削って絞り出すようなカンテ(唄)。胸の辺がざわざわして、息苦しくなるほど。泣けてくる。音楽を楽しみたい方にオススメ致します。 【タマクロ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-22 17:51:11) |
5.オープニングのパーティ・シーンの迫力あるフラメンコ音楽(+中東音楽?)には引き込まれたものの、そこから始まる物語は、人物の相関関係も判り辛くて退屈。何かというと歌や演奏や踊りのシーンが登場するので、トニー・ガトリフとしては当然ジプシー音楽自体に主眼があったんだと思う。でも、スケールの小さなヤクザの抗争(でいいのか?)という背景とフラメンコの繋がりも良く判らず、【永遠】さんご指摘の通り、私も古臭いヤクザ映画みたいな印象を受けました。音楽シーンが無ければ最後まで観られなかったでしょう。そういうことで、本物のフラメンコに+1点して、4点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-17 00:03:16) |
★4.一昔前のヤクザ物映画の劣化コピーって感じで、ストーリーも役者の演技も極々薄っぺらで、ハッキリ言って観れたもんじゃない。ただ、折に触れて出されるジプシー音楽だけは強烈の一言。特にアンダルシアのおばさんたちの歌声が凄まじい 【永遠】さん 4点(2005-01-26 01:51:07) |
【カフェ俺!】さん 4点(2004-05-18 14:47:14) |
2.音楽が素晴しい。アンダルシアの景色が最高。俳優がかっこいい。 【アレハンドロ】さん 10点(2002-05-13 21:06:28) |
1.歓喜と絶望。家族への愛と誇り。最後のエンジンブルブルガンガンがなければ 10 点だった。 【ビタワン仮面】さん 8点(2002-02-02 21:09:29) |