43.《ネタバレ》 初めて見た白黒映画でした。あの壮絶な殴り合いだけでもインパクトありすぎです。誰が見ても絶対見入ってしまうハズ 【ムート】さん 10点(2004-06-15 23:45:31) |
42.音も映像もない世界で生きるヘレン・ケラーの気持ちをちょっと味わうことができたような気がしました。それほど、ヘレン・ケラー役の方の演技がすごかったということでしょう。あの食事のシーンは迫力がありました。サリバン先生と最後に分かり合えたときは、思わず涙が・・。 【稲葉】さん 9点(2004-06-02 20:26:07) |
41.何年か前に、実物のサリバン先生がインタビューされている昔の映像をテレビで観て、たしかその時、ヘレンが実際に初めて認識した言葉は「it(イット)」だった、と彼女が話していたのを覚えてます。「water」じゃあなかったのか…とちょっと残念な意外な気分だったけど、物には名前があると悟った時の様子や感激はきっとこの映画と同じだったろうと思えます。ヘレン役のパティ・デューク、彼女が「ガラスの仮面」の中でその逸話を語られていた人か…と思いながら観てました。本当に凄まじい演技で、ヘレンが憎くなったり憐れになったりしてしまう。役作りにどれだけ苦労したんだろうと思わせられる。それから、ヘレンに言葉を教えようとする劇中のサリバン先生のセリフで「言葉を知れば五千年昔を見ることもできる、瞬間で消えていく今を残す事ができるのよ」「言葉を知れば、人間は暗闇から抜け出すことができる(だったカナ!?)」という言葉が印象的で、自分にとっても何気なく使っている言葉の役割を改めて思い知らされた感じでした。人間はひとりひとりが自分の考えや気持ちを抱く精神性の生き物で、言葉を使ってそれを他人に伝え、永遠に残す事もできるとどこかで聞いたのを思い出し、ハッとさせられました。 |
40.最近亡くなった祖母の思い出写真を眺めていたら、ある1枚の写真を見て驚きました。それはなんと、ヘレン・ケラーとサリバン先生が映っている生写真だったんです。母に聞くと、ヘレン・ケラーが来日した際に祖母の女学院に来ていたらしいと言うのです。もちろん、初耳だったのでそれはもう驚きました。その写真はと言うとなんとも時代を感じさせるようで、体育館のような舞台の演壇に立ちなにか講演をしている様子です。サリバン先生・ヘレン・通訳する方が立っていて、皆さんとても穏やかで、それはもう和やか雰囲気が感じ取れます。今やもう誰もが知っている有名な方ですが、彼女達はただならぬ壮絶な努力をなされたからこそ、そこに立っているのだと思いました。幼少時代に三重苦を合わせ持ち、沈黙と暗黒の中で育ち、本能的な欲望だけで行動し、まるで野獣のようになってしまったヘレン・ケラーは、外の世界を完全に拒絶し、それはもう恐怖感と孤独感・喪失感の固まりだったことでしょう。そこにやって来たサリバン先生。そこから始まる毎日毎日の壮絶な戦い。時にはつけ離してでも、何とかヘレンに外の世界を理解させようとするサリバン先生の愛情。そしてラストの「w・a・t・e・r」の一言。感動とは、奇跡とはこのことを言うのですね。あの「w・a・t・e・r」の一言は彼女達にはどう感じ、どんな存在だったのでしょうか。きっと私たちには計り知れないものだったに違いありません。そして、その瞬間からサリバン先生とヘレンとの間には何よりも代え難い太い絆で結ばれているに違いないと、私はその写真を手に取りながら感じました(これは映画とは思えない出来)。亡くなった祖母にこの写真についていろいろ話を聞きたいのにもう聞けないのだと思うと後悔してなりません。 |
39.テーブルマナーをヘレンに調教する場面は壮絶ですね。気持ちが揺さぶられます。なんて強暴な子なんだと驚き、それに喫せず、諦めず、何度も何度も無理矢理にでもやらせるサリバンの忍耐と心強さ。そんな2人の関係が丁寧に描かれ、二人ともが変わって行ってゆくその姿は観ていてすごく嬉しい。そして最後は喜びと感動で溢れている。 【ボビー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-04-25 21:37:47) |
38.《ネタバレ》 モノクロの画面からほとばしるほどの「愛」。人が人を変えるという現場を目の当りにする映画。三重苦の人間を「病人」ではなく人間として再生させるために、これでもかというくらいの先生と生徒の心の格闘を描いています。光も音も感じられないヘレンが心動かされ、人間であることに目覚めるラストの水のシーンは 鳥肌が立つ程の感動。「ウォーター」と叫ぶ場面の迫力は言葉では到底言い表せません。「愛」でしか成し得ないこと。「愛」でしか起こせなかった奇跡。理屈じゃない素晴らしい「教え」がここにはあります。 【映画小僧】さん 9点(2004-03-22 10:05:14) |
【ヒロヒロ】さん 6点(2004-03-21 16:09:17) |
36.ヘレンもすごいと思ったが、それ以上にサリヴァン先生がすごい!それからヘレンに世界が開けたときの感動も素晴らしいものでした。 【アルテマ温泉】さん 8点(2004-03-17 22:24:38) |
35.タフな映画だ。9分間、サリバン先生とヘレンの格闘シーンが続く食事のシーン。もう凄いファイト。ぐいぐい引き込まれる。タフでなければ成しえない奇跡というのがある。 【コダマ】さん 8点(2004-03-11 16:42:09) (笑:1票) |
34.この衝撃をどのような言葉で表現したらいいのか。自分たちが如何に多くのものを「当たり前のように与えられている」のか、を考えさせられる作品となっている。ヘレンの一挙手一投足がリアリティの高さをすさまじい程に表現している。全てには「名前」があることを理解させる、それを知らない人にその概念を教えることがどれだけ困難であるかを。ほんの小さな契機が彼女を掘り起こしたラストシーン、感動しました。 文句なし10点献上。 【epitaph】さん 10点(2004-03-10 10:15:13) |
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33.ヘレンケラーの話は誰でも知ってる有名な話。あえて映画で見ようとしないでしょう。ですが、本で読むのと全然違います! 凄い演技(あえてスゴイと表現させてください)。凄まじい演技でした。一見する価値があります。本を映画にして成功と言える作品です。 【もちもちば】さん 9点(2004-03-06 01:44:25) |
32.モノクロの画面からリアリズムが伝わるような、2時間余りにぎゅっと力を凝縮したような映画ですね。見ていて、息苦しささえ感じるような場面が続きますが、知らずに画面に引き込まれてしまうのは、役者達の真摯な演技と、そこに真実の凄みがあるからなんですね。家族がヘレンケラーを愛しいゆえに過保護にしてしまう優しさと、自分も弱視な為、ヘレンの気持ちが痛いほど分かるからこそ、力強く彼女に生きていって欲しいと体当たりで厳しく接するアン・バンクロフト演じるサリバン先生との対比も実に良く描けていたと思います。サリバン先生の過去、生き様もそこにフラッュシュバックして見せる映像も独自の演出で引き込まれます。見終わった後、何か「信念や勇気」みたいなものがふつふつと心の底から沸き起こってくる力作映画です。 【popo】さん 9点(2004-02-28 17:55:12) |
31.かなりよかったです。凄くリアリティがあって無理がなく、話にのめり込めた。ラストはもちろん、感動。(;;) |
30.こういう実話ものって微妙なんですけど、これはいいです!先生の魂の演技には恐れ入った。気合が違いますなー。感動も全然いやらしくない素直なものだ。これだけの高い評価もうなずけますね。 【たましろ】さん 9点(2004-01-29 21:06:53) |
29.ヘレンを演じた少女の演技がとにかく凄い!彼女から一瞬たりとも目が離せない!もう画面に釘付けでした。そして、サリバン先生を演じたアン・バンクロフトも凄かった。2人のやりとりは演技とは思えないほどの迫力で、真に迫ってくるものがあった。とにかく感動! 【きのすけ】さん 9点(2004-01-24 13:18:45) |
28.三重苦の壮絶さは経験しなければ決して解らないと思います。けれどこの作品から”言葉が存在する事”すら解らない事がどう言う事なのかリアルな映像からほんの少し経験が出来た気がします。後の偉人なヘレンケラー、アニー・サリヴァンとの運命の出会い、そんな事を思うと、”人間の可能性”や、”人生での出会い”には一人の人が存在するとてつもなく深い意味がある気がします。 【Luna】さん 8点(2004-01-16 13:59:12) |
27.ノンフィクションというのは、フィクションに比べて物語の変化の幅が狭くて、意外性の小さい作品に成りがちなことが多い。それもその筈で、実話を題材とした作品は、史実を曲げることが出来ない為にどうしてもそうなってしまう。しかし、この作品はそうでは無い。生まれて間もない状態で、目も見えず耳も聞こえなくなったヘレン。暗闇の中で何も分からずさまよっているヘレンに対して「心」を目覚めさせるという、通常では信じられないような「軌跡」が実際に起こっているからです。この衝撃の事実は完全にフィクションを越えています。 甘やかす事が愛ではない。心と心を闘わせることで人の感情は導き出せる。本当に深いメッセージだと思います。 【おはようジングル】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-01-12 08:35:31) |
26.文科省や教育委員会推薦映画ぽいけど、こりゃあ列記とした作家の映画だよね。62年という古さは全く無くて、一つ一つのシーンが斬新で、今ならさしずめD・リンチ風かな。特にサリヴァン先生が過去を回想するシーンはホラー映画を凌ぐ怪しさに満ちていたよ。もちろん最後は感動的だけどね。 【nizam】さん 9点(2003-12-20 13:01:25) |
25.《ネタバレ》 偉人モノと思いきや、実はそうでないところが良い。 「言語概念の獲得」と言う描写が極めて難しそうなテーマを、見事なまでに描ききった作品。何はともあれ、ヘレンの演技が凄すぎる、神がかっている! 【もえたん】さん 9点(2003-12-17 01:20:44) (良:1票) |
★24.先に79年のメリッサ・ギルバート版を観ていたので「つまんなかったらどうしよ~」と要らぬ心配をしてしまいましたが、まったく比較の対象にするのもおこがましいほど素晴らしい出来でした。これまで数え切れないほどの「天才子役」を紹介されて来ましたが、天才というのは本当はパティ・デュークのような人にしか言ってはいけないことだったんですね。彼女のヘレン・ケラーがこれほどまでに語り継がれていることに心の底から納得できました。本当は目が見えるんですよ、って言われたらちょっと驚くぐらいの本物っぽさで。舞台出身のアーサー・ペンらしく、長回しも多く非常に演技力を問われる作品なんですが、有名な食事の特訓シーンなど、観ているこちらまでヘトヘトになってしまうすさまじさでした。アン・バンクロフトも女優然としてなくて良いですね。いかにも根性ありそうな、当たり役だったと思います。語り尽くされた感のある物語で、何を今さら、という感じはするかも知れませんが、百聞は一見にしかずと言いますので、まだご覧になってない方は是非観てみて戴きたいです。泣けますよ。 【anemone】さん 9点(2003-12-13 00:37:21) (良:1票) |