120.この人の本も読んだけど、確かに、彼自身もまた、アメリカ的ではあると思う、決め付け押し付けが多いのだ、「こうこうこうすれば、全てよくなるよやってごらん」と。 でもこの映画が世界に与えた影響力を考えれば、僕はこの点数を付けます。 アームストロングの歌に乗って歴史を紹介している部分は、もっとも重要な部分ですね。 【N列23番】さん 9点(2004-01-28 18:22:13) |
119.《ネタバレ》 ニュース番組でよくある特集の大型版だと思う。おおまかな自分なりの意見を持って見たのだが、日本人ならスムーズにムーア側の立場で話が進むだろう。しかし善と悪を必要以上に強調しないので物足りない向きもでるのかな。「銃を簡単に持てるから」というお決まりの結論ではなくなるカナダの取材から自分は一段と興味を持って観る事ができた。最後にヘストンを引っ張り出せたので成功なんだよね、出てくれなかったら大変だったな、きっと。余談だが昔観た「ゆきゆきて神軍」ほどの強烈さはなかった。 |
118.途中までは情報提示(監督による情報の取捨選択は、ある程度仕方ないところでしょう)で、後半でのM・ムーアは、前半に提示された情報(問題点)に対して彼なりの解決の一手法を示しただけだと思えます。少なくとも私にとっては、普段あまり考える事のない銃問題について触れ、自分なりに考える機会を与えてくれただけでも、この作品を観た価値は十分にありました。 【wood】さん 8点(2004-01-25 13:37:59) |
117.かなりの話題性があったけど、やっぱり日本人の自分としては、あんまり実感のない映画だった。ドキュメンタリーで銃について言いたいって事は十分わかるけど、もう少しテーマに幅をもたせても良かったんじゃないかと思う。そういう面では、やはり単調&長時間の感は否めない。C・ヘストンもM・マンソンも、期待してたほど登場しないし何もしない。映画としてみると辛い。 【daipitz】さん 5点(2004-01-17 10:14:12) |
116.この映画で提起された問題も真実だとは思うけど、マイケル・ムーアもチャールトン・ヘストンもそれぞれ自分の意見をもっておりどれが正義かなんて決め付けられない。「恐怖の文化」こそアメリカが築いてきた歴史、それを銃社会の責任の一端ということで一つの映画で覆されたらたまったもんじゃないよ。 |
115.見てる間は面白かったです。で、見終わって、結局、銃が悪いのか、マスコミが悪いのか、ライフル協会が悪いのかわからなかった。結局わからないと言うオチでしょ?これ。まあ納得はできないけど面白かったので6.5点くらいかなぁ。 |
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113.カナダの例で銃の蔓延が根本的問題でないことを示唆し,勝手に自爆したあたりから「?」と思い始めた。銃が根本的な問題じゃないのが分かったんだったらさっさと次へ行けばいいものを,銃ばっかり扱ってさっぱり問題の核心に迫っていかないのだ。以降,コロンバイン事件の原因解明などもはやどうでもよく,単純な決め付けとヒステリックな叫びで「銃が悪い」の一辺倒。オイ。そういやプロパガンダの常套は「嘘でも繰り返し言えばいつの間にか真実になる」っていうんだったか。 |
112.《ネタバレ》 ジャーナリスティックな作品作りが気にくわない。エビデンスを示さずに、いくつかの事件の一面的な見方だけを紹介するやり方は低俗。具体的に数字を示したのは、国別の銃による死者数と銃保有率だけだが、これに至っては何でそうなっているのか結論がない。突撃インタビューという娯楽として観る分にはおもしろくないこともないのだが、これを観て単純に事実を誤認する人が出てしまうことを考えると、やはり作品として評価できない。 |
111.ドキュメンタリーとして、この作品は非常に引き込まれる作りをしていると思います。しかし、扱ってる内容については、正直に、個人的にちょいと共感しかねる部分がありました。アメリカ人てのは真の馬鹿野郎共ですね。殺人に使われたから銃が悪いとか言いたいだけ言っておいて、人間の改善を全然行おうともしない。確かに銃は殺人を引き起こす。しかし、それは単に“道具”として“使われる”だけであって、実際に殺人を行うのは使用者である“人間”。銃を使うか使わないかの選択は使用者に委ねられてるのであって、その使用方法、「銃さえあれば安心」「どんなゴタゴタでも銃さえあれば全て解決」という考え、そして、そのような考えを引き起こす「自分以外は皆敵である」という国民の潜在的な考えを改めない限り、いくら銃や弾薬の規制を行っても全くの無駄です。現に、劇中でも描かれているように、お隣の国のカナダは人口の殆どが銃を所持しているのに対し、銃による殺人は米国よりも遥かに低く殆ど無きに等しく、これは使用者がしかるべき知識や考えを持った人間であるからだということがいえます。それに対し、米国は先ほど挙げたような考えが国民の心の根底に根付いている国であるから、マンソンや「銃は死んでも渡さない!」という発言をしたヘストンもなんら間違った事は言ってません。今の銃反対派の人々がなんと言おうが元々本質的にアメリカってのは“そういう国柄”なんですから。国(国民の潜在的考え)が変わらない限りそういう意見が出てくるのは至極当然ってものです。なので、この作品で僕がいえる事はたった一つ、銃どうのこうのではなく、銃を使う“人間”が問題だ、ということです。 |
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110.とても興味深い内容。アニメは笑わせるしマンソンの言葉はとてもグサリとくる。やはり武器云々よりアメリカ人の資質なのかなぁ。これって。 【とま】さん 9点(2004-01-04 20:27:18) |
109.アメリカもこのドキュメンタリーも同じ匂いがして気持ち悪い。というのが正直な感想。田舎町と都会があったら、都会の方が犯罪は多いっていうけれど、どこもかしこも都会魂の塊の様なアメリカ人社会。メディア云々のせいというよりも前に、メディアすらもわけがわからなくなっている思想性に問題があるのではないかしらん?って別にリベラルが悪いって言っているのではなくて、常に正義と悪が二極化している、絶対正義を常に自分サイドに置こうとする自己満足的賢者性が結果的に愚劣化してしまった究極の結果ではないかしらん。丁度今回の戦争みたいにね。物事を全て極端に走らせるのは心の弱い証拠。このドキュメンタリーの結論も話の展開も全て極端。アメリカも同じ。全てが全て極端に行き着いてしまえばそれが究極の答えかしらん?自己制御と自己責任の間にバランスがどれなくなってしまった、まるで子供の様な社会の結果に感じる。監督も同じ精神レベルの上から物事を話している。批判される側もする側もアメリカという社会から外れた人間から観ていたらまさに同じ人種(カラーって意味ではなくてね)に感じる。うっかり核爆弾スイッチっていうのがありうる国なんだなーと観ていて本気で地球の将来を愁いてしまった。 【夢の中】さん 2点(2004-01-03 12:46:42) (良:1票) |
108.アメリカのゴリ押しっぷりはタイムリーでしたからとても印象に残りました。カナダって平和でいいなあ。 【バチケン】さん 7点(2004-01-03 01:21:42) |
107.今頃になって、買い置きのDVDを観たのですが、とりあえず日本は、豊臣秀吉の『刀狩り』(1588)と明治維新の『廃刀令』(1876)で、一般人から人殺しの道具をとりあげといてよかったっちゅうことですか? (当時の支配者側の思惑はそれぞれ違うが。)しかし、昭和40年頃までは、東京でも鍵かけてなかったよ。いまじゃ、サムターン回しだ、ワンドアツーロックだ、校門に鍵かけろなどといってるが。。。。。『自分の身は自分で守らなくては』って、結局、武装することなのか? |
106.人を動かす最も手っ取り早い方法。それは正義や愛を説くでもなく、イデオロギーに訴えるでもなく、ただ、恐怖心を煽ればいい。この映画で自分にとっての一つの「真実」が発見できました。ありがとう、マイケル=ムーア。 【しゃらら】さん 9点(2003-12-25 13:33:21) |
★105.↓でレビューしている【中山家】さん同様、僕もドキュメンタリーが公平・客観だとは微塵も思ってないのだが、ドキュメンタリーという手法も含めてマイケル・ムーアの主張は面白かった。ただ、彼が銃について問題提起していることもそれに対する彼なりの答えも意義深いのだが、見落としてはならないのはマイケル・ムーアは銃王国「ミシガン州」で育ち、全米ライフル協会の永久会員でもあるということだ。マイケル・ムーアは外部の人間ではなく、銃と密接に関わってきた生粋のアメリカ人だからこそ、彼から発せられる疑問に重みが増すのである。 |
104.映画として映像になった以上、どんなに事実だとしても、ドキュメントだとしても、我々がいつも観ている「映画」と同じ土俵に乗るわけです。(これは実話ですという映画よくあるけど、それも映画を盛り上げるための演出効果でしかありません。そうでないと映画が映画でなくなります)この映画も映画としてみます。本物の事実や全米ライフル協会やマリリンマンソンを使った本物の作り物(=映画)。そう考えて、ラストの会長の、質問に答えずいなくなっていく後ろ姿はオスカーものだと思います。 |
103.ジョークと嫌味満載の映画。アメリカはNo1!いい意味でも 悪い意味でも。 【たま】さん 8点(2003-12-16 11:21:59) |
102.ムーアの銃反対プレゼンテーション。たしかに説得力ありました。共感もできます。、うーん、、。 【レンジ】さん 7点(2003-12-14 14:34:22) |
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