37.元々あった脚本を、予算の関係で縮小した感じは否めない内容ですが、それでも勿論ロメロ先生のゾンビは健在で、むしろ対応する人間達の内紛が前作より更に分かりやすく描かれています。バブが拳銃を取って、そしてゾンビが流れ込んでくるまでの尺に時間がかかりすぎて少しバランスが悪いかなと思いましたが、ロメロゾンビが好きなら及第点という作品だと思います。太陽の下で路頭に迷うゾンビ(とワニ)は新鮮だったし、次々作「ダイアリーオブザデッド」も是非、与えられたスペースの中でのゾンビと人間の戦いを描いて欲しいです。 |
36.《ネタバレ》 他のところでも再三書いているが、ゾンビ三原則に「走らない、喋らない、考えない」がある。この作品は、その大原則を打ち立てたロメロ自ら禁を犯そうとする序章。ではあるが、それは例外的な扱われ方だったので、子供心にほっとした記憶がある。一片の救いもない、真に怖いゾンビ映画。 それにしてもゾンビって暗闇よりも陽光の下で映えますね。映えるってヘンか。 【小塚】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-12-29 00:05:10) |
35.これは、いっとうさいしょに試写会でみたんです。 この映画までのロメロゾンビは、まだ逃げ回る余地や、他に生きている人の可能性があったんですが、この映画では、それらが全くなく、ただ絶望感のみが残っているだけです。 全てを絶望しながら、そこからわずかな希望を見出そうとしている人間って感じでしょうか・・・ 前二作には劣りますが、それでも非常に良い映画だと思います。 【ほ~り~ぐれいる】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-09-29 10:36:22) |
34.《ネタバレ》 いやーグロいですね。グロいですが、被害者達が嘘のようにタフなので(胴体半分になっても喋ってるとか)、逆に作り物っぽくて安心できるかも…? ゾンビを見せることに重点を置いているようで、テンポが悪くなろうがなんだろうがとにかくゾンビをいっぱい映しています。はらいっぱいです。 【えむぁっ。】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-27 02:33:42) |
33.わりと好きな作品ですね。ゲートが開かれてからは、絶望感を味わえます。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-24 00:21:53) |
32.《ネタバレ》 20年前かあ。得意の閉じ込めもの。柵のむこうにはゾンビが鈴なり。このサバイバル感がたまりません。ゾンビの飼育とか、基地内の人間関係とか、じっくり描いていてよいですね。印象に残るのは、男の人二人が秘密の部屋をつくって、心地よさげにインテリアをしつらえて暮らしていたこと。こんな状況でも、「文化」と「人間性」。この心意気、好きだ。これを描いたことで、格が違ったと思う。どんな悲惨な時を生きていても、人は「小さな幸福」を探しあて、よりどころにしているものなのね、みなさん。なんの説明もなくても、この場面が雄弁に語っておりますな。「ゾンビ」映画を撮りながら、意外な見せ方でこのことを表現してみせたロメロの世界観を賞賛。 【パブロン中毒】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-14 21:06:02) |
31.ロメロ監督の描くゾンビってどうしてこうも不思議な魅力があるんでしょうか。ゾンビ出るかな?出るかな?出たー!ご勘弁!…そう言いいながら大喜びしてる自分がいます。映画を見た後一人でなんとなくゾンビの真似しちゃいます。 【5454】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-20 17:36:54) |
★30.《ネタバレ》
これはサバイバルなのか戦争ドラマを観ているみたいだと眠くなりました。
人間ドラマは確かに他のホラーよりしっかり描かれています。
普通のドラマよりしっかり描かれてたかもしれませんが・・
そんなの長々と見せられてもねぇ・・
ちなみにDVDパッケージの壁から伸びるゾンビの手は冒頭の映像で、
ラストへとうまくは繋がっています。
ジャンルは違うけれども、「ロストワールド」を思い出しました。
両方観たことがある人なら思い出して比べてみてください。
対立するグループの人間ドラマとゾンビ(恐竜)たち、
エレベーターや檻の使い方などなど・・
あきらかにロストワールドはホラーパニックアドベンチャーです。
この映画は私には合わず酷評しています(途中で寝たし)
この死霊のえじきにもそういう眠い暗いところがあるのです。
まあそれと真面目すぎるホラーでしかもこわくないところ。
脚本もよくできているし人物もよく描けてるのに何が気に入らないのか、
たぶん前出のロストワールド的なつまらなさだと思うのです。
人物で手放しで褒めたい設定は、最後に十字を切り生贄になる男(スペイン人かな)
あのキャラはジュラシックパークのデブくらい褒めてあげよう(ってどういうたとえだ)
その次が神になりたかったゾンビ救済の博士。
あれも同じくジュラシックパークの博士と同じくらい褒めてあげよう(よけいわからん)
R・アッテンポローかと勘違いしたくらい。同じリチャードという俳優ですが・・
繋がれた元軍人ゾンビはもうキングコングのようで声はチューバッカだし。
主役の女性はレイア姫に似てたのでそうじゃないかと真剣に調べたら違った(笑)
あと一番のキーポイントになる悪い奴だけど共感はできるところもある軍人。
軍役がわからないのでとにかく一番偉い奴、
こいつがキングコングゾンビに廊下で殺されるときに、
プライドを捨てて敬礼さえすれば助かったかもと苦笑。
まあ後ろもゾンビだから救いようがないんだけれども・・
しかし文句を言いながらよくこんなに観た映画を覚えているなぁ・・
それというのも人物描写が特に深く描けていた映画だからでしょう。
ホラーは苦手だけれどもサバイバル人間ドラマは見たい人にお勧めかな。
【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-08-10 12:35:19) |
29.3部作ではこれが一番好きですね。サスペンス映画としてもパニック映画としてもなかなか秀逸な脚本だと思います。それにしてもフランケンシュタイン博士のクレイジーぶりがツボにハマりました。あーいう使い物にならない研究のために金を注ぎ込んでいる学者って実際いますよね。しかも本人はあくまでもマジで信念を持ってやっているからこそ尚更タチが悪い(笑)。ラストの方で何故彼の役名(ニックネーム)をフランケンシュタインにしたのかが分かりました。しかしバブは、これまでのゾンビ映画史上でもその存在感では筆頭に挙がるゾンビに違いない。ローズ隊長を銃撃するシーンには爆笑しました。と言うより、ロメロ監督、考えることがやっぱ凄いですわ。 |
28.「けっきょくにんげんの敵はにんげんなんだなぁ」みづを。 【ぶらき】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-07 14:46:32) (笑:2票) |
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27.中学生当時は、あまりに過酷な世界観に絶望したものでした。しかし、今見るとB級感が強く漂ってますね。それにしても、ロメロのゾンビ映画は人間の方が怖いですね。「ゾンビ」映画として模造・乱造された作品が足元に及ぶわけがありません。 【センブリーヌ】さん 7点(2005-01-16 18:11:32) |
26.ラストは「えーーー!?」でしたが、全体的に凄く好きです。ピエロなどゾンビの種類(服装)も豊富で、どんな経緯でゾンビになったのか考えると面白いです。 あと、今作は敵であるゾンビに感情移入出来る点でも素晴らしいと思います。ゾンビの気持ちを考えたら泣けます…細かい話は省きますが、ゾンビ良くやった!お前カッコいいぞ!と思わずには居られない。 いやぁ、ロメロのゾンビ愛を感じますね。 |
25.最初に謝っておきます。すいません。もう、ロメロゾンビと言うだけでまともに評価できません。だって好きなんですもの!コレも何回見たことでしょう・・・まあ、そんな事はどうでもいいんですけど。あ、でも完璧な(オレにとっては)前作に比べたら、ちょっと不満なところもありました。”みんな仲良くしようよ、残り少ない生存者なんだからさァ~”なんて思ったところでしょうか。っていう事で1点減点。 【カズゥー柔術】さん 9点(2004-11-03 03:21:12) (良:1票) |
24.うーん。過去にビデオで1回見て、この度DVDで再び見ましたが。駄作とは言いたくないですが駄作ですよねえ・・・。淡々としたストーリー、ひねりのない台詞、B級感あふれる演技、過剰なゾンビメイク、の割りにリアリティに欠ける人体損壊描写、安っぽく記憶に残らない音楽 ・・・正直、失敗作ではないの?>ロメロさん。それと、ゾンビから「元・人間」感が失われ、ただのモンスターになってしまっていると感じました。 【Robbie】さん 4点(2004-10-31 15:23:44) (笑:1票) |
【k】さん 6点(2004-10-29 11:28:46) |
22.ずっと昔に見たような気もするんだけど「死霊のナントカ」が多すぎて20年も経つとどれがどれだかさっぱりわからなくなる。これは確か劇場で見たはずなんだけど、オチまで忘れていたところを見ると当時の感想もやっぱりそれなりだったんだろう。当時ホラーは半分コメディ化が進んでましたしね。前作で非常に斬新だったギリギリのおとぼけ感が悪い方向にエスカレートした感がある。良く言えば余裕、悪く言えば馴れ合い、それが「味」だった前作と比べるのはいささか酷な気もするがどうしても観客は新しい物に飢えている。博士のニックネームがフランケンシュタインなのは純粋にオマージュなんだろうが、ちょっとオマージュのボリューム感多すぎ。体を張って助けたミゲルのその後を誰も心配してなかったり、シナリオの完成度も「ゾンビ」とは比べ物になりません。残虐シーンも規制のせいか意外に控えめだし、技術面である程度完成度を極めてしまった現在から見れば陳腐、過去の傑作に比べれば手ぬるい。よってこの映画をお勧めできるのはシリーズにある程度の思い入れのある方のみ、というシリーズ物にはお約束の出来。まあ「ゾンビ」のエンドロールで「お代わり~!」と言った人にはそれなりの懐古趣味的魅力はある。アメフトゾンビとかブライドゾンビ、バレリーナゾンビなどお馴染みゾンビ達のコスプレも見物。ショック度は高めだがその分俗っぽくなりました。まあこれで打ち止めにして正解だったかも。 【anemone】さん 6点(2004-08-29 03:23:53) |
21.ロメロ演出が神がかってきた作品。 3部作の最終を飾るにふさわしい。 ラスト、ジャンプカット。 何を感じるのか。 【swamizi】さん 8点(2004-08-16 22:11:57) |
20.怖いというより、おかしな映画でした。ゾンビも雑多なんですね。 |
19.ロメロのゾンビも3作目とあって、作りに余裕さえ感じます。今度のテーマは死肉を喰らうゾンビと共存できるか。結果は無理だったようです(博士になついたバブも死体を餌にもらっている)が、しかしゾンビの敬礼シーンは他のゾンビ映画ではあり得んなと感心しました。そして、おなじみのゾンビに襲われるギリギリのラインでの攻防は緊張感が抜群。結局防衛線を破られ、追ってくる死体の集団の隙間を縫って逃げる展開は堪らんです。一度体験してみたい。 【次郎丸三郎】さん 8点(2004-05-23 04:37:24) |
18.《ネタバレ》 この映画のテーマは何だろう、と考えたときに色々浮かんでくる。それは「ゾンビのコワさ」「人類の絶望」であったり、逆に「人間のコワさ」であったりする。しかしこれらのテーマよりも物語の中で際立って目立つのが「人間とゾンビの友情」、これである。パブはフランケンシュタインと友情で結ばれたというよりは教育者と学習者で、なついているという方がしっくりくるけれど、それが強い結びつきを生んだ。ラスト、前頭葉と後頭葉だけで動いているはずのパブに、悲しみという感情が生まれ、復讐に出る。この純粋さ、パブこそが「フランケンシュタイン」だった。 【コーヒー】さん 8点(2004-05-07 10:57:25) |