13.《ネタバレ》 設定自体は決して目新しいものではありませんが、短い尺の中でコンパクトに纏まった作品だと思います。 SFに限らず、パニック作品やディザスター作品にありがちな、実際のところとんでもない大問題なのに小さな地域やグループで決定的な解決に至ってしまうという、あるある的な展開ではあるものの、スピーディな展開と迫力の視覚効果で思いの外のめり込むことが出来ました。 もう少しは生き残って何か役割を果たすだろうと予想していた登場人物が、意外とアッサリ灰になってしまうあたりも飽きさせない展開に繋がっていると思います。 細かいことをいろいろと考察してしまうと「んな訳ないだろ!」みたいなポイントが相当数ありますが、気軽に鑑賞出来るエンタメ作品として佳作だと思いました。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-10-03 16:35:27) |
12.《ネタバレ》 宇宙人侵略もの。B級と割り切って観たので、それなりに良かったです。オーロラがモスクワの空を多い、見え隠れする発光体が沢山フワフワ降りてくる。警官が近づくと急に消し炭状態。そこからの街角の阿鼻叫喚は結構、緊迫感やパニック感があって、B級のわりにがんばってるー、てゆーか、やっぱ僕は逃げ惑う人々のパニック感が好きなのでつかみはオッケーでして、後はもうこーゆう映画のテンプレートに乗っかって楽しむだけです。こーゆう映画を見慣れてると、先はおおかた予想できますから、安心して観てられます。それゆえに、誰もいなくなった、モスクワの街並みとか、ビルの破壊シーンだとか、意外にもスペクタルなシーンがあって、食べ慣れたやっすいお菓子を買ったら、意外にオマケがすごかった感で、ご満悦。どんな感じであのエイリアンの防御法がわかるのかなーとか、誰が死んじゃうのかなーとか、そんな予想をおつまみにして、5人の男女のサバイバルを堪能させていただきました。なんせ敵は見えないし、触れたら消し炭だし、いっぱいいるしで絶望感は相当なもんでして、研究家のおじいちゃんやロシア兵が出てきた時の安堵感といったら、よーやく一息つけるなーと観てるこっちも希望を少しずつ感じれて、とにかく、もう誰も死ぬなのよと祈るばかり。そんな期待も裏切られるわけで、船の中のひとコマには僕もなんだかシンミリしちゃって、おいおい結構、感情移入しちゃってるなこの映画に。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-01-07 15:02:49) |
11.《ネタバレ》 ロシア企業と重要な商談をするために、モスクワへとやって来たアメリカ人ベンとショーン。ところが、同僚の汚い裏切りによってそんな大事なプレゼンの場がぶち壊しにされてしまう。夜になって、憂さ晴らしにクラブへと繰り出した彼らは、そこで出会った同じくアメリカから旅行中の可愛い女の子2人組と良い感じになるのだった。昼間の嫌な出来事も忘れすっかり浮かれる能天気なベンとショーン。だが、何の前触れもなく飛来してきた黄色い煙のような謎の地球外生命体によって、人類は突如として滅亡の危機に直面してしまうのだった。無慈悲にも破壊されるロシアの街並み、次々と〝消滅〟させられてゆく何の罪もない市民たち……。そんなピンチをなんとか生き延びたベンとショーンたち5人の男女と、一瞬にして人間を消滅させることが出来る恐ろしい宇宙人との緊迫の攻防を描いたSFアクション。うーん、なんでしょうね、この作品に漂う恐ろしいまでの「トホホ感」は…(笑)。人類滅亡の危機を地球規模で描く物凄くスケールの大きい設定なのに、お話自体は5人の大して魅力のない若者たちがひたすらクリオネみたいな変な宇宙人から逃げ続けるだけという超こじんまりしたものなのが終始失笑でした。それに突っ込みどころも多すぎ!すぐ側で大声で叫んでるのに、宇宙人全く気付かないって彼らに聴覚はないの?ないんなら(宇宙船造れる技術はあるんだし)超高性能補聴器くらい作ろうよ!対する主人公も、宇宙人がすぐそこまでやって来ているという絶体絶命の危機をパトカーの下に潜り込んでやり過ごしちゃうのも何だかな~。ラストも「僕たちの地球を取り戻す戦いはまだまだ始まったばかりだ…」というめっちゃ独り善がりなメッセージを残して中途半端に終わっちゃった(笑)。と、いう訳で、僕の記憶から速攻で〝消滅〟しそうなトホホ映画でありました。終わり。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 3点(2014-08-12 21:17:06) |
10.《ネタバレ》 ジャッジドレッド(2012)でめっちゃ素敵なヒロインを演じたオリヴィア・サールビーが、実にパッとしないヒロインを演じているのがこの映画。 名前を見るまでとても同じ人とは思えないくらい、こっちの映画ではパっとしない彼女なんですが、役どころとしては地味な一般ぴーぽーな旅行者なわけで、役作りとしてある意味当然なんでしょう。 で、この映画「どうせつまんないB級映画なんだろうなぁ」なんて思って観はじめると…あれ、意外と面白いですよ?? 人がひゅーっと粉砕消滅する映像の面白さや、男気とケレンミにあふれるロシア自警団の人たち等、面白い要素がテンコもり。 もちろん、突っ込みどころも多々あるわけで、最大の難点は主人公のだらしなさ。てか(主人公だと思い込んでいた)他のメンバーが死ぬことで「え?お前が主人公だったのか!」と観客がわかるという…いやいや、そんな主人公見た事ないぜ。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-28 07:00:55) |
9.《ネタバレ》 まーとにかく中途半端感がハンパない残念な映画。クラブで停電が起きてみんなが外に出る。そしたらキレーなクリオネ(?)みたいなのがふわふわ降りてくる。これ見た瞬間、「うわぁ…。」(気の抜けるカンジ)って言うのが正直な感想。敵エイリアンの視点もそう。イヤな予感が頭をよぎった。これって、あの『スカイライン』と同系なんじゃないの?という予感。そして自分的には正にその通りだった。オレ、これがやりたかったんだー、こんなビジュアルセンス持ってんだぜー、と言わんばかりのあの人間消滅CG。最初の警察官から始まり、クラブの人たち、仲間3人、みーんな同んなじなんですよねぇ。芸が無い。敵エイリアン、車の下に潜り込んだだけでやり過ごせる、ってなんなんだ、それ。ロシアが舞台なのはこれをアメリカ、マンハッタンでやろうもんならそれはもう『アイ・アム・レジェンド』のパクリでしかなくなるからか?キャストに微塵も魅力が無い。ロシアの女の子が一番マシだったか。リメイク・『ジャッジ・ドレッド』ではサイキックなパツキン訓練生があんなにも魅力的だったオリヴィア・サールビーなのに…。この監督の演出とこの脚本では無理というものか。馬に乗ったゴツいロシア人が出て来た時は、本気なのか冗談なのか、本当に分からなかった。良い(面白い)映画の演出がどれほど優れているかがこれを観れば良く分かる、中身の無いあの『スカイライン』と全く同じ、そんな感じのCG見せたがり映画。 【miki】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-05-19 21:26:31) |
8.《ネタバレ》 本作はディザスタームービーとしてとらえればそれなりの出来です。冒頭から見知らぬモスクワの街であれよあれとと言う間に変な物に襲われて、地下室に逃げ込み数日後出てみたら街はもぬけの殻。と、ここまでは良かった。充分楽しめそうな展開だった。けどその先がいけない。各キャラに特徴がなく誰に肩入れする事もなく、少しずつ人数が減る。ロシア側のキャラの方がキャラが立っているがしょせんサブキャラ、あまり目立ちすぎる事もなく過ぎて行く。敵もあっさり弱点が見つかって最後はめでたしめでだし。盛り上がる事なく終わりました。無人のモスクワの街と、最後に意外な男気を見せた敵役(?)の男は良かったです。 【ぴのづか】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-28 13:41:47) |
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7.《ネタバレ》 冒頭あっというまに主人公たち5人しかいない無人のモスクワになる 無人のモスクワの描き方とかは良く出来てると思った その後へたれなキャストを失いながらも(以外にへたれも最後に男をみせた)仲間が増えれば誰かを失うという中々骨太な展開 以外にもへたれ以外には悪人キャラは出てこず完全にエイリアンVS人間という図式になる 人間対人間の展開が全くないのはこの手のパニックムービーには珍しい 悪人キャラっぽいロシア人も蓋を開ければ善良な愛国者達で主人公達を潜水艦まで送ってくれる ラストはパルス銃?を使いながら敵を殲滅して行く展開はなかなかスリルがあったが最後に投げ入れた敵のシールドパーツ?で相手を破壊するとかはちょっと都合良すぎるかな まぁ、ここまで大事に持ってきたので許してやろう 一緒に戦ったロシア人達は自分達は逃げずに街を守ると言い、ロシアのプロパガンダ映画臭さを若干感じたが、人間が消滅するCGとか斬新で充分及第点の出来 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-15 00:17:31) |
6.《ネタバレ》 ちょっと荒唐無稽過ぎて主人公へ感情移入出来ませんでした。主人公たちは故意にピンチになっているような軽率な行動が多いし、凄い科学力を持つエイリアンが人間の作った急造武器で簡単に倒せるのも都合が良すぎます。エイリアンに襲われたモスクワの街の映像は見所です。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2013-10-13 21:52:58) |
5.《ネタバレ》 ロシアでエイリアンもの、主人公はSNSのプログラマー、男女5人の複雑な関係。どれもストーリーに絡んできません。予告編のとおり、映像はとてもきれいでした。ラストもいまいち。だいたい、なんで白兵戦なんだろ? 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-09-21 15:42:47) |
★4.エイリアンの造形といい、モスクワが舞台な事といい、新鮮で良かったです。おじさんの発明品をそのまま軍の武器として流用しようとする辺り、ロシア軍という設定が効いてます。(これが米軍だったらあんまり説得力ない。) タルコフスキー監督の「ストーカー」の宇宙人ってこんなだったのかな?「ストーカー~ファースト・コンタクト」として作ったら、オリジナルとの格差も含めて「物体X」といい勝負だったかも。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-04 11:26:26) |
3.《ネタバレ》 電磁波宇宙人が強敵で、味方を瞬殺してくれます。こういうの好きなんですが、敵の姿が見えないのは少し残念です。この宇宙人、見えても残念でしたけど。全体的にゲームを観てるみたいで面白かったけど、馬に乗ったオッサンの登場はかなり度肝を抜かれました。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-04-13 11:47:14) |
2.《ネタバレ》 よくある侵略ものなのですが、敵が電磁波宇宙人という点が本作の特徴。ビジュアルの鬼・ティムール・ベクマンベトフが製作を担当しているだけあって、特異な設定に負けない見せ場が準備されている点には感心しました。光を放つエイリアンが迫ってくる場面にはドキドキさせられるし、彼らを撃退する場面には燃えさせられました。ビジュアルだけに注目すれば、よく出来た映画であると評価できます。。。 ただし、映画として面白くないのが難点。大きな問題が2つあって、まずひとつは主人公に魅力がなく、彼らがどうなろうが知ったこっちゃないという気分にさせられるということ。エミール・ハーシュ演じるショーンには最後の最後までかっこいい見せ場がなく、「つまづいて転んだ」「銃が撃てなくなった」などと肝心の場面で足を引っ張り続ける姿には呆れるしかありませんでした。主人公なのだから、もうちょっと男らしく描いてあげるべきではなかったのでしょうか。次に、世界が滅亡の危機に瀕する内容でありながら、全編に渡って悲壮感が不足しているということ。『宇宙戦争』『クローバーフィールド』等、このジャンルの成功作は徹底した地獄巡りをその内容としていましたが、一方で本作は何となくのどか。容赦のない殺戮シーンが不足しているし、わずかな生存者たちも妙に前向きなので、作品に重々しさがありませんでした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-02-26 01:14:47) |
1.《ネタバレ》 4日間も立て篭っててみんなキレイね(笑)お金をかけずに作る、アイデア勝負のSF映画。設定は悪くない。ただ残念なのは、個々のキャラ設定をもう少し掘り下げて、人間ドラマに厚みを持たせられれば、全体に漂う「自主映画的匂い」を排除できたかも・・・。あと、ロシアでなければならない理由が分からなかったです。期待した分、厳し目に採点しました。 |