7.《ネタバレ》 コンセプトとシチュエーションは楽しいですね。序盤はかなり面白いと思います。
漫画チックでお約束の連続ではありますが、そのべたな演出が昭和世代の自分と相性が良いようです。
それが中盤以降はなぜか全然楽しめません。
前半までの丁寧なつくりが嘘のように、後半はシーンとシーンのつながりが途端に雑になります。
突然現れる恋敵。突然はじまる恋敵の告白。突然接近する主人公とヒロイン。
シーンも、児童福祉施設⇒ラウンジ?⇒教会⇒空⇒遊園地、とめまぐるしく変わります。
全然気持ちが置いてけぼりにされたままラストへ。
ラストのドタバタは更に加速。
ジフンが、どこかのヤクザの武闘派3人と、熱いラストバトルを繰り広げます。
・・・あれ?これって同い年の生徒と家庭教師のラブストーリーじゃなかったですっけ?
という感じなんです。
中盤以降のカオスな群像劇にまるでついていけず残念です。
ジフン、スワン、ジフンの両親、ジフンを好きな女の子の、心の交流を中心に描いてくれたほうが良かったのではないかと思います。
そして、それぞれの心境の変化などを最後に見てみたかったものです。