4.《ネタバレ》 モンティ・パイソンは高校生のころにTV放映されていましたけど、しょうじき観るのが怖かったです。だってテリー・ギリアムのアニメーションがシュールすぎてあまりに不気味でしょ。友達にも同意見が多かったと思います。たぶんモンティ・パイソンに影響受けたと思うのはご存知『ゲバゲバ90分』ですが、こっちはギリで小学生でも理解できたかなと思います。その『空飛ぶモンティ・パイソン』の初期シリーズのネタをそのまんま映画として撮りなおしたのが本作。久しぶりに観たモンティ・パイソンはまあなんというか、いくら東京12チャンネルとはいえ良く地上波で放送できたもんです。本国じゃBBCで放送してたってのがまたすごい(とはいえ後期シリーズではけっこう検閲されてそうです)。しかしながら使われているギャグの中に「バカ歩き省」や「スペイン宗教裁判」という超有名なのがなかったのはちょっと失望でした。でも「死んだオウム」「木こりの歌」あたりからの後半20分は怒涛の勢いで圧倒されました。 やはりモンティ・パイソンは吹き替えで観るのが最高です。ラストのテリー・ギリアム吹き替え古川登志夫の「洒落だよ、シャレ!」の捨て台詞がまた素敵です。