4.《ネタバレ》 これは当たり。有無を言わせない暴力、飲み屋での緊張感、イタリア語での会話の笑い等それなりの尺だったがだれるところもなく、タランティーノらしさが随所にみられ素直に楽しめました。ただ残念だったのはラスト。やっぱり大佐とバスターズとのドンパチが観たかったなー。メラニー・ロランは美人でした。 【すたーちゃいるど】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-11-22 03:19:44) |
3.《ネタバレ》 「パルプ・フィクション」みたいなのを期待している人も「キル・ビル」みたいなのを期待している人もどちらもガッカリする内容ではなかろうか。 何章かに分かれているんだけど、それぞれ9割が会話劇・残り1割が大音量の銃撃戦っていうスタイルだった。「パルプ・フィクション」ではこの会話劇の冗長さすらも愛せたが、これはただ真に冗長なだけだった。(実際会話中ウトウトして突然の大音量でビクッとして目を覚ます観客もちらほら見られた。)ランダ大佐以外全くキャラが立ってないのも痛い。核になるはずのバスターズのメンバーに至っては顔すらもよく思い出せない。せめて終盤にランダ大佐をこれでもかというぐらい派手にぶっ飛ばす場面でもあったら許せたかも知れないけど、あんなカタルシスのない展開だとは・・・・・。 でも格好良い場面も随所で見られることは確か。ただやっぱり「タランティーノ、丸くなったな・・・・・。」って言う印象は拭えません。 【理不尽みるく】さん [映画館(字幕)] 3点(2009-11-22 03:01:38) (良:4票) |
2.《ネタバレ》 一言で言うと期待はずれ。勝手にブラピ率いるバスターズが活躍する内容かと思っていただけに、そうでもなかったので肩透かしをくらった気分。ユダヤ人女性ショシャナの復讐劇の方に比重が多くあったように感じて、バスターズの方が半端になり過ぎてしまっていたように感じた。ショシャナを演じた女優メラニー・ロランが個人的には魅力的だったので悪くはなかったが、映画としては多少暴力が過ぎる内容でもいいので、バスターズが大活躍していくものが見たかった。あと、物語のテンポがやや悪かった。セリフがダラダラしているのと、全体的に盛り上がりに欠けると言うのが微妙だった。それと、ナチスのランダ大佐と英雄ツォラーには終始イライラさせられた。それぞれの結末を見てもすっきり感がいま一つであったので、ただ、イライラさせられたと言うだけで良くなかった。全体的に言えば、個人的にはとりあえず、あれもこれもブラピ不足・バスターズの活躍不足という内容が良くなかったという感想に至った。 【スワローマン】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-11-21 22:35:10) (良:1票) |
★1. 《ネタバレ》 タラちゃん映画がいつもそうであるように、今回もまた映画についての映画。それなりに長尺ですが、一切時間を気にする事なく映画に没頭できたので、よく出来ていたのでしょう。1シーンで延々と対話が続いた上でバン!って来るタラちゃんパターンも、今回は一方向にベクトルが統一されているので緊張感を持って見ていられます。プロパガンダに映画を利用した者と、殺人に映画を利用した者、そのどちらにも罰が与えられるという展開は、大変に真っ当な展開とも言えます。だけどねぇ、マトモ過ぎるんですよ。ホラーだのヤクザだのカンフーだのでなくて、ドイツ、フランス、そして戦争についての映画ってのを題材に選んだ時に、ごくごく良識的映画に走ってしまうってのはタラちゃんの限界なんですかねぇ? そりゃ、頭の皮だのバットだのハーケンクロイツの刻印だのには、ザラッとした異物感が漂ってます。だけど、創作のセオリーを逸脱したところで得られる快楽のようなモノは、今回あまり感じませんでした。確かに歴史は変えた(少なくとも『ワルキューレ』なんぞよりは数百倍面白いです)、だけど歴史を大きく変えるには、あまりに歴史の現実は重過ぎたってところでしょうか。毎回、結局は映画の殻の中で遊ぶにしても、映画についてひと言うるさいだけのジジィになるにゃ、まだまだ早いんでないかなぁ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-20 19:53:17) (良:1票) |