★11.《ネタバレ》 「人様の食卓に勝手に上がりこんで、糞タレておきながら、てめえのケツを拭くのに苦労してやがる」ってのはあるんですけどさ、そこで思考停止してたら結局戦争を始める連中なんかと同じ視点でしかモノ見てないんじゃねーの?とも思うワケですよ。現場で動いてる人間ってのは、実のところ、国を背負ってたり、義務感を抱いてたりっていう、国家が生産したロボットっていうかクローンみたいなモンではなくってね、自分達と同じ次元に存在している人間なワケです。戦争に行くにも色んな事情を抱えていて。ハナっから好きで戦争に行くようなヤツぁ、そういなくてね、どんどん戦場に慣れて行ったり、どんどん戦場を嫌悪していったり、怪我したり死んだり。仲間同士での意思の疎通もままならない人間が個として責任背負って向き合うには限界があって、その個を呑み込んで政治があり、戦争があると。そのデカいケツを拭かなくちゃならないハメになるのは一体、誰の、何のせいなんだ?と。人としてプロフェッショナル魂と戦争の異常性との折り合いを付ける、あるいは付けられない人々のギリギリな状態を描いた力作だと思いました。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-11 14:40:09) (良:1票) |
10.リダクテッドが低評価でこちらがオスカー受賞になるのがむかつく。ほどんど被害がなかったのに壊滅的なダメージを受けたような演出のブラックホーク・ダウンでも高評価だからこれをきっかけにアメリカ人寄りの戦争映画が沢山作られそうな予感がするね 【hrkzhr】さん [映画館(字幕)] 3点(2010-03-09 21:10:24) (良:2票) |
9.これといったストーリーもなく、人間ドラマがあるわけでもなく、一面クリアしたらすぐに二面、そして三面へといった感じで進行していく。高い緊張感のまま時間がリアルにじっとりと経過していくため、観ているこちらも時間の間隔がマヒしてくる。 爆発物処理中さえも、一般市民に混じったゲリラからの狙撃があるかもしれないという二重の危険。 処理班の彼らは敵の殲滅が目的ではないため、戦闘は攻撃をしかけられてはじめて開始される。戦闘が開始されたとしても、彼らはどんな奴と戦っているかも分からない。見えない敵と戦うことほど恐ろしいものはない。 そしてその恐ろしさを屁とも思わないようにも見える班長は勇者のようにも見えるが、狂人のようにも見える。こちらまでハラハラさせるような班長の行動に目が離せないのである。 他方、減点ポイントとしては最近流行りのぶれまくりでガタガタなカメラ。しかも寄りが多いため、とにかく見づらい。確かに臨場感、緊張感を煽る効果はあったと思うが、このカメラのせいで疲労も2倍。 こういう濃い作品にスポットが当たることは良いことだと思います。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-09 18:13:11) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 戦争は麻薬だって、最初に書いてあるとおりの映画でした。 【オドリー南の島】さん [映画館(字幕)] 3点(2010-03-09 14:28:01) |
7.《ネタバレ》 意外な低評価に驚いたが、信頼するビグロー監督の作品なので、期待をこめて鑑賞。結論としては、オスカー受賞も納得の傑作だ(正直、『アバター』が受賞すると思ったが)。戦地での爆弾処理という精神崩壊ギリギリの状況で生き延びる唯一の方法は、「戦争中毒」になること。だからジェームズは、任務を終え帰国しても、また戦地に戻る。「子供たちが犠牲になっているから」などともっともらしいことを言っているが、それがただの詭弁であることは、人間爆弾にされた少年を知り合いの子供と勘違いし、ありもしない「犯人」を追跡したり、タンクローリーの爆破犯を独断で深追いし、仲間を負傷させたことからも明らかだ。彼は戦争をやめられないのだ。小便ちびりそうなほどヤバイ状況でしか生きていることを実感できない。ヘルメットを残して粉々に吹き飛ぶまで、彼は戦地を渡り歩くことだろう。そんな状況を作り出した「現代」、いつまで経っても殺し合うことをやめない「人類」。ここには、「反戦」などという言葉では片付けられないほどの逼迫した現実が描かれている。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-08 21:06:55) (良:4票) |
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6.ハッキリ言わせていただくが、これはれっきとしたエロ映画です。過剰なまでのオスの表現が最後までみっちり詰まってます。男の記号【無茶・無謀・大酒のみ・無意味な裸】が満載。個人的にはかなり萌えましたが、日本女子にはうっとうしいだけかもね。気になったのは全体にわたる手ブレ映像。ライブ感があるけれど、だんだん見るのに疲れてくる。それでもスクリーン全体から匂いたつようなオスの香りでチャラになります。なんていやらしい。 【ケルタ】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-08 11:35:14) (笑:2票) |
5.《ネタバレ》 最初と最後の爆弾処理シーンは見応えあります。でも、それだけ。 キャストや撮影にお金をかけた大作というわけではなく、かといって低予算で知恵で勝負するにも、詰めが甘く中だるみ感が拭えない。 中途半端な佳作。万人受けしません。戦争ものが大好きな方以外には少し厳しい映画だと思います。 【はらへり】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-03-07 09:43:11) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 これは、反戦映画でもなく、アメリカマンセー映画でもない。 戦場の日々を淡々と書いてる良作か・・・とか思いきや、中盤なんなんだ。 主人公の行動に理由もポリシーも何も感じられない。ちょっとがっかり。 途中までは良かった。ほんと。 【モフラー】さん [映画館(吹替)] 4点(2010-03-07 00:09:18) |
3.《ネタバレ》 思いっきり、ハズレ!!でたらめないいかげんなオハナシ。いらない、造りバナシ。アメリカのなんとか中隊の内輪もめも、変わり者の主人公の兵士も、オレがイラク人に成り代わって、人間爆弾したくなった程。なにしろ、脚本がくだらくてヘタで、いっこうにハナシに入っていけない。戦争映画で退屈したのこれが始めて。こりゃ、実際イラクにいってる兵士にゃ見せられるシロモノではない。爆破処理は一発目ですぐに厭きるよ。まあ、せいぜいシュワやシルベスターやオリバー君を見習うんだな。いい映像が随所にあっただけに、なんかヘタやってるなあ、という印象。追加!祝アカデミー笑!(笑)!あげたこぶしのおとしどころが解らないとは、まさに、このこと!こんなんでいいんかい?アメリカさんよ? そう!それとアタマ来ンのは、この主人公は好きで自ら戦地に行ってるわけよ。だから、除隊まであと何日なんてカウントダウンいらねえじゃんよ!好きでやってんだよ!誰に向けてんだよ。観客に向けてんの?なんのためだろうか?笑っちまうよ。 主人公は爆死するまで一生、戦地にいればよろしい。また、追加!いまの現実の事件になんで脚色が必要なのですか?ってことが言いたい。それに、映画として観ていて面白くない。トムクルーズやデカプリやブラッドピットなど超スターが主役やるんなら、方向性が違い、またハナシは別です。それとこれって、全然リアルじゃなかった。リアルにみえなかった。(ホントの戦場なんて、しらないやい)だって、リアルにみえたら絶対飽きないもん!これは思いっきり飽きた。 ぼくが今までにスゴーくリアルにみえた映画というのは”シティオブゴッド”です。あれにくらべたらこれはガキのよう。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 3点(2010-03-06 22:51:21) |
2.《ネタバレ》 さっきまで話していた人が死ぬ、どこから見えないところから銃で狙われる、そんな光景が当たり前の戦場。戦場の最前線で仕事をする爆弾処理班の緊迫感が見ている方にもすごく伝わってきた。しかしその緊迫感が後半のほうは見ていてだれた印象。だからこそ作り物としては評価はあまり高くないです。 【デイ・トリッパー】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-06 20:18:40) |
1.《ネタバレ》 映画としての完成度はかなり高く、戦場の緊迫感がスクリーンから伝わってきた。シンプルな脚本に監督の腕が光る作品。最後のシーンはとても切なく、戦争という大人の喧嘩に巻き込まれた兵士達の姿に心が痛んだ。 余談だが、この映画を見て最初に思い浮かんだのは、おそらく最も有名な反戦詩人、Wilfred Owenである。第一次世界大戦でイギリス兵として戦い、途中で帰還、数多くの反戦詩を書いた彼もまた、その後再び軍隊に志願し戦死するのである。 【Akiralor】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2010-02-22 15:57:56) |