そこにあるのはある種の悪意ですわな。女性という性を男の消費の対象にするな、っていうフェミニズムを「そういうパッケージング」をされた作品で打ち出してみせる、っていう。見に来たオタクに「オタク大嫌い」って冷や水浴びせた『THE END OF EVANGELION』みたいなモンで。 だけどこの作品の興味はどうにも前半の女子高生が無惨に殺されてゆく部分の方にあるようにしか見えません。大勢の女子高生が胴体真っ二つにされて血飛沫上げてるって画こそが見たい見せたいやりたい事だったんだよね?って(頻出するパンチラはさすがにあざとすぎてわざとらしいですが)。 となるとなんだか自虐的な、言い訳がましい映画のように思えちゃって。「お前が言うな!」ってツッコミ待ちな映画って事かしら?