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フィッシュストーリー

[フィッシュストーリー]
Fish Story
2009年上映時間:112分
平均点:6.51 / 10(Review 55人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-03-20)
ドラマSF音楽もの小説の映画化
新規登録(2009-06-11)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2024-06-30)【イニシャルK】さん
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監督中村義洋
キャスト伊藤淳史(男優)繁樹
高良健吾(男優)五郎
濱田岳(男優)雅史
多部未華子(女優)麻美
森山未來(男優)正義の味方
大森南朋(男優)岡崎/レコード屋店長/岡崎の息子
高橋真唯(女優)靖子
石丸謙二郎(男優)谷口
芦川誠(男優)スズキ
江口のりこ(女優)波子
寺十吾(男優)フェリー乗務員
中村有志(男優)出版社の社長
浅野麻衣子(女優)岡崎の叔母
渋川清彦(男優)鉄也
山下敦弘(男優)キャバレーのマネージャー
山中崇(男優)健太郎
波岡一喜(男優)
上田耕一(男優)老紳士
草村礼子(女優)老婦人
松岡泰彦(男優)研究者
中村義洋(男優)研究者
林民夫(男優)運送屋
眞島秀和(男優)谷(レコードプロデューサー)
宇田川寧(男優)運送屋
田村圭生(男優)好青年
相馬大輔(男優)宇宙飛行士
鈴木謙一(男優)信者たち
滝藤賢一(男優)強姦魔
田中信夫(劇中テレビ映像「秘密戦隊ゴレンジャー」ナレーション)(ノンクレジット)
原作伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」(新潮社刊「フィッシュストーリー」所収)
脚本林民夫
音楽斉藤和義(テーマ曲プロデュース)
佐々木次彦(音楽プロデューサー)
作詞斉藤和義「Summer Days」/「FISH STORY」
伊坂幸太郎「FISH STORY」
作曲斉藤和義「Summer Days」/「FISH STORY」
編曲斉藤和義「Summer Days」/「FISH STORY」
主題歌斉藤和義「Summer Days」
伊藤淳史逆鱗「FISH STORY」
高良健吾逆鱗「FISH STORY」
撮影小松高志
相馬大輔(撮影助手)
製作博報堂DYメディアパートナーズ(「フィッシュストーリー」製作委員会)
テレビ東京(「フィッシュストーリー」製作委員会)
ショウゲート(「フィッシュストーリー」製作委員会)
パルコ(「フィッシュストーリー」製作委員会)
プロデューサー宇田川寧
配給ショウゲート
美術原口智生(特殊造型)
編集大畑英亮
照明松岡泰彦
その他滝本憲吾(応援)
東映(映像提供「秘密戦隊ゴレンジャー」)
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15.《ネタバレ》 「アヒルと鴨~」とまでは、いかないが世代的に色々、楽しめました。もう少し意外性が欲しかったかな・・・。
よりさん [DVD(邦画)] 6点(2010-03-07 00:24:30)
14.《ネタバレ》 いろんな時代の話が最後に繋がる展開がとても面白かった。無駄なこともきっと何かに繋がってるなんて夢見たいな話ですが、とても素敵な映画でした。
osamuraiさん [DVD(邦画)] 7点(2010-02-08 18:56:41)(良:1票)
13.《ネタバレ》 原作は未読。伊坂作品のいかなる作品の1ページも読んだことはない。
「フィッシュストーリー」という一曲が世界を救うという流れだが、ほとんど直球がなくて、大部分が変化球というところは逆に面白い仕組み。
『それ関係ないやん』という突っ込みを観客に入れさせることを当然に念頭に置かれて製作されているだろうが、狙い通り突っ込みを入れたくなる流れとなっている。
マジメに直球を待っていると、意外な変化球に戸惑わされることになるだろう。
この世の中では何が起きても不思議ではないということをユニークな視点から感じさせる作品となっている。
また、70年代はパンクロックに情熱を燃やす青年たちを描き、80年代はオカルトチックな昭和テイストを感じさせ、00年代はアクション作品を描き、10年代はSFテイストを交えながら、終末をまさに迎えようとする3人の男たちによる独特な世界を描かれており、年代ごとに演出のテイストを変えていることは評価したいところ。
ただ、どういう趣旨かは分からないが、多部未華子が出演している大部分のシーンにはどこか違和感を覚えさせる。
いい意味でのアンバランスなバランス感覚に優れている作品だが、この部分が悪い意味で失敗しているように思われる(別に彼女のことは好きでも嫌いでもない)。
「正義のみかた」というキーワードから、特撮やアクションヒーローのようなテイストに振りすぎてしまったか。
もともとリアリティのある作品ではないが、胡散臭さが倍増したというイメージ。
こういうテイストが好きな人もいるとは思うので、正解・不正解という単純な割り切りはできないが、個人的な感覚では少し合わなかったという印象。
また、「シージャック発生○分前」というテロップを出すことに対しても違和感がある。
そんな種明かしをすることによって、どういう効果を期待しているのだろうか。
こういうことは、むしろ突然やった方が観客にインパクトを与えられるのではないか。
逆鱗による居酒屋での“フィッシュストーリー”の種明かしも、彗星の爆発のあとのオーラスに持ってきた方がいいかなという印象。
“フィッシュストーリー=ほら話”というオチをもってくると、今までのこと全て現実なのか虚構なのか、観客に対して“混乱”させる効果を生じさせることができるだろう。
六本木ソルジャーさん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-07 20:37:03)
12.《ネタバレ》 ポイントがラストに詰まっているので、途中ずっと楽しめるわけではない。ラストの全員がつながっていく場はたしかに楽しいが、それで十分借りを返してもらったかというと、微妙なところ。でもこれらの登場人物たちが、みなちゃんと「立ち向かった人たち」の系譜にもなっていて、それが終末願望の人との対比になってるのが、いたって健全だった。終末願望者のセリフ「あきらめちゃダメだ、世界の終わりは必ずやってくる」って、現代人にはけっこう身近にある気分で、そもそもこういう「正義の味方」のホラ話を求める気持ちがあるってところに、自分のやってることに無力感を持ちがちな現代のつらさがうかがえる。社会が複雑になりすぎていることによる埋没感、あとは未来に価値が出るかもしれないという希望しかないわけだ。うっかりすると無差別大量殺人で存在感を確認したくなったりする者も出てくるわけで。そのなかで嫌みなく「立ち向かう人たち」を描いたところに意味がある。車でカセットの無音部分を聴くところ、あそこはワンカットで長回しで緊張させたいな、だってあとの録音一発どりのところはけっこう長く回してたじゃない、あそこで出来るんならこっちでも出来たろうに。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-03 12:05:01)
11.《ネタバレ》 ネタばらし中に「えっ!そうなの!?」、「あぁ~そういうことか!」って驚きがほしかったな~。悲鳴が聞こえて、どうなるんだとドキドキしていても近づくにつれ、先が読めてしまうんだな...。父親が誰で..とかも、「あ~そうなんや」って感じで、意外性が希薄。どちらかというと、人物像と相関関係の設定が弱いように感じました。ただ作風が、終始お気楽路線なので、前述のことをボヤ~っと感じながら、案外”ふむふむ”と楽しませてもらいました。んでも違う意味で意外だったのは、森山君のアクション。爽快でしたよ。多部ちゃんの宇宙服姿も○でした。
カリプソさん [DVD(邦画)] 6点(2010-01-11 23:55:17)
10.「アヒルと鴨のコインロッカー」が面白かったので期待したのだけど、構成がここまでくると、内田ひろし作品も含めて「また、このパターンか…」という印象を受ける。
 時代背景が違う群像劇が続くが、それが一つにまとまるラストは観客に想像力を全く与えない。全てを説明だけで片づけてしまうので「ああ、そうだったの」で終わってしまう。
 映画というのは描写があって「ああ、そういうことだったのか」と頷かせることに感動があると思う。
 本作は個人(原作者?)が勝手に想像しただけのもの。一本くらいなら許せるけど、こんな作品が氾濫したら、また邦画は氷河期に突入すると思う。
 パンクレコードの製作に、「人生に無駄はない」というメッセージだけは伝わってきた。
 タイトルのセンス、セリフのやりとりも面白かったけど無駄なシーンも多すぎ。
 数年後には記憶から抹消されていると思う。
クロエさん [DVD(邦画)] 4点(2009-12-07 18:16:18)
9.《ネタバレ》  何かを表現することは、世界を確実に(ほんのわずかかも知れませんが)変えていき、その積み重ねが我々の歴史を築きあげていく。なんというかそんな壮大な事を考えさせてくれる素敵な「FISH STORY(ほら話)」でした。

 まあ、75年のシーンの登場人物たちがちょっとキレイ過ぎな感じがしましたけどね。
TMさん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-06 23:48:39)(良:2票)
8.《ネタバレ》 「フィッシュストーリーでつながっている」って本当につながっているのか、あまりスッキリしませんでした。バンド演奏シーンがすこし長すぎてくどかったですけど、全体的に楽しめました
紫電さん [DVD(邦画)] 8点(2009-11-29 21:20:48)
7.《ネタバレ》 伊坂幸太郎の小説はかなり好きで、ほとんど読んでるんですが、本作の原作は伊坂小説の中では個人的にはハズレだと思い、なんでこんなのを映画化するのだろうと思いました。

映画の方の感想ですが、原作より面白いと感じました。
しかし、継ぎはぎ、ぶつ切りの構成の仕方は最近ホントによく観る手法ですが、この映画では余り功を奏してるとは思えず、逆に歯がゆく感じました。

バンド編の切なさは好みだし、シージャック編の森山未来の本格的な身のこなしは、良い驚きを与えてくれましたが、終末の世界編では3人の人間がグダグダしゃべってるだけというのは物足りない。
悪くないんですが、全体的にちょっとパンチに欠けました。
すべからさん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-22 11:59:21)(良:1票)
6.伊坂幸太郎はもともと『パルプ・フィクション』のようなことを小説でやってきた人なので、彼の作品は非常に映画的だし、実際、原作小説よりも映画化の方が面白いことも少なくない。今回は『アヒルと鴨のコインロッカー』の監督ということで安心して観られた。オチは予想を裏切るほど凄いものではないが、「次はどうなるのか?」という興味を引き立てるには充分に機能している。「フィッシュストーリー(ほら話)」という名の売れないレコードが、いかにして世界を滅亡の危機から救うのか。いくつもの時代と複数の登場人物が交錯し、奇跡の結末へと収束していく様は何とも心地よい。
フライボーイさん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-17 07:12:28)(良:1票)
5.「風が吹けば桶屋が儲かる」ってな話だね。幾つかのエピソードが最後にうまくまとまって気持ち良かった。伊坂ワールドをうまく表現してくれてると思います。歌もよかった。
tonaoさん [DVD(邦画)] 8点(2009-10-10 21:47:13)(良:1票)
4.この一見無関係な話がつながるんだとしたらこうなんだろうなという予想は裏切らないラストであった。これもつながるという映画の宣伝文句のせいではあったので、それがなかったら予想外の展開だったのかもしれない。原作は未読だったが文庫になったら読んでみたいと思う。無理があるとも思うけれどそもそもがほら話なのでありなのではないだろうか。
HKさん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-08 22:20:40)
3.《ネタバレ》 時系列を交差させつつストーリーを進め、最後にパチリと物語を組上げる原作のテイストを損なわず、良い意味で映画的になっていたと感じました。「フィッシュストーリー」を軸にすべてがつながり、「?」が「!」に変わる爽快感♪いや、そりゃあー、売れないバンドの叫びが、ああなって、こうなって、そうなっちまうのは「ありえねー!!」と思うんだけどさ。でも、こんな事、あるかもしれないよなあ、なんてふと思うのです。「アヒ鴨」に続き、中村監督、ありがとうございました。8点か9点か迷いましたが、濱田さんの好演と、ジャック・クリスピンや、老夫婦の小ネタに9点!迷ってつけたこの9点が、廻りまわって人類を救う・・・かな・・・??
黒部三十郎さん [映画館(邦画)] 9点(2009-06-17 22:50:35)(良:1票)
2.《ネタバレ》 今日伊坂原作のラッシュライフを観てきましたが、酷かった…それに比べると、フィッシュストーリーはとても楽しく観れました。原作は短編集の一遍なのですが、これをうまく広げて映画にしたなぁという印象です。映画を観てから原作を再読しましたが、個人的には原作より面白くなってると思います。終末のフールとくっつけたのかなというラストの設定が、フィッシュストーリー=ホラ話という意味合いにピッタリな感じのあり得なさで好きです。あと森山君のアクションはなかなかかっこ良くて見直しちゃいました。伊坂原作の映画は、撮る監督さんによって随分違う顔を見せますが、これくらいポップに描いてくれた方が合ってると思います。アヒルと鴨~の次に好きです。
パンダ侍さん [映画館(邦画)] 7点(2009-06-17 00:05:27)(良:1票)
1.“fish story”とは、「ほら話」という意味だということを、この映画で知った。
釣り人の手柄話から意味を成しているらしい。

細かく見れば決して完成度が高いとは言い難い映画であることは間違いないが、僕はこの映画が好きだ。この“お話”がたまらなく好きなのだと思う。

何十年も前の売れないパンクバンドの最後の一曲が、数十年後の世界を救う。

「風が吹けば桶屋が儲かる」や「バタフライ・エフェクト」など、些細なアクションが別の些細なアクションへと徐々に連なり、時間も場所も超えた世界の大きな事象に繋がるという現象は、世界中で古くから語られてきたことであり、この物語のストーリーそのものには目新しさはないのかもしれない。

けれど、このストーリーの本当の魅力はまた別のところにあって、爽快感でもあり、瑞々しさでもある“それ”は、それこそが、この鬱積ばかりが溜まる世界への“救い”のように思える。

昔々の名も無い若者たちがふいに生み出した「無音」が、「運命の出会い」と、「正義の味方」と、「世界の救世主」を生む。

もしそれが「ほら話」だったとしても、その“荒唐無稽”を信じられた方が、きっと人生は楽しいし、この世界はもっと素晴らしいものになるように思う。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 9点(2009-06-11 16:47:17)(良:6票)
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【点数情報】

Review人数 55人
平均点数 6.51点
000.00%
100.00%
200.00%
323.64%
447.27%
5610.91%
61425.45%
71629.09%
8814.55%
947.27%
1011.82%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.85点 Review7人
2 ストーリー評価 7.57点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.28点 Review7人
4 音楽評価 7.50点 Review6人
5 感泣評価 6.66点 Review6人
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