161.ロバート・デ・ニーロは、誰もが認める大俳優で、それについて全く異論はない。 ただし、彼の主演映画の中で心から「大好きだ」と言える作品は、個人的に無い。 それが何故かというと、全てはデ・ニーロの俳優としてのパフォーマンスに、動揺され続けてしまうからだと思う。 数々の映画で、彼の存在そのものから発されるリアルすぎる「狂気」。次の瞬間に訪れる光景が全く読めない彼の表現に、いつも心が乱され、平穏に映画世界に浸ることが出来ない。 言うまでもないが、それは俳優に対する最大級の賛辞である。が、それと同時に、それは避けられない苦手意識だとも思う。 そのロバート・デ・ニーロの俳優としての存在性を確固たるものしたのが、この「タクシー・ドライバー」のトラヴィスだったのだろう。 前述に違わず、心から好きな映画とは程遠く、主人公の心理の“揺れ”にそのまま揺さぶられ、非常に居心地が悪かった。 しかし、その居心地の悪さこそが、スコセッシ監督が描き出したかった社会の異常性の姿だったのだろう。そして、そこに息づくタクシー・ドライバーの決して特別ではない異常さを体現したデ・ニーロは、やはり凄いとしか言いようがない。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2003-12-03 12:42:20) |
160.全然わかりませんでしたー。デニーロのキャラとか心情は伝わってきたんですが、だからなんなんだろう……? 歪んだ主人公に感情移入できませーん。 【もちもちば】さん 5点(2003-11-29 18:19:09) |
★159.面白いです。デニーロいいッスね。ポルノに誘うなっての。 【ブチャラティ】さん 8点(2003-11-28 00:40:58) |
158.70年代の映画って、どうして、あんなに悲痛なんだろう・・・。迷子のような映画だ。 ラストは○なのか×なのか、よく分からなかった。魯迅の「狂人日記」の読後感のよう。 【よしの】さん 5点(2003-11-22 16:26:42) |
157.血と暴力と狂気、そしてロマンチシズム、センチメンタリズムの見事な融合。NYの体臭がプンプン。ウディアレンが描くNYとまるで別世界のようだ。 トラヴィスが女性とのデートでポルノ映画館に連れてって彼女を怒らせる場面があるけど、あの映画館はNYでは、ちゃんとメインストリートにある、有名な映画館で、普通のカップルも普通に行く映画館らしい。そこへ女性を連れて行くということは、この男としては、精一杯奮発した、気合入れたつもりなんだよ。そこを認識しておかないと、トラビスのズレ方の悲しさ、怖さ、可哀相さがわからないぞ。 【ひろみつ】さん 10点(2003-11-21 01:50:50) (良:4票) |
【kazusun】さん 8点(2003-11-19 09:49:06) |
155.映画とデ・ニーロの狂気っぷりが 当時の時代背景にマッチしていたんだとおもう。 コレを観たのは80年代後半ですが それでも秀逸な何かを感じずにはいれませんね。 よく動くデ・ニーロが観られますw 【楊夫人】さん 6点(2003-11-18 00:42:45) |
154.《ネタバレ》 がびーん、と来る作品でした(・・・なんか今日は連続投稿してるから、だんだん文章が、頭悪くなってきた)。トラヴィスの抱いている「正義」の歪み方が、当時の(今もか?)アメリカのゆがみを象徴してるようでとても不気味です。そんな異常なトラヴィスの「正義」が本当に「正義」として受け入れられてしまう異常な社会、という皮肉なラストが余韻を残します。よい~ん(・・・今日は、もう、駄目だ・・・)。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-11-14 19:41:05) (笑:1票) |
153.本当にデニーロが運転するタクシーなら、ワンメーター1万円くらいはするんだろうね。 【STYX21】さん 7点(2003-11-13 20:50:18) |
152.世の中に受け入れられなかったり、女性に冷たくされたり 日常誰しもが経験する事への対応が、少しのズレから結果大きなズレになっている感じ。でもトラビスの考えが「異常」には思えなかったんですよね。。行動には異常さがありましたが・・。 |
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151.ちょっと重苦しい感じだけど、いい映画だと思う。見るものに対して何かを残すタイプの映画じゃないかな? 【ディーゼル】さん 9点(2003-11-09 23:10:08) |
150.名誉除隊した海兵隊のベトナム帰還兵が帰ってきたものの強い違和感を覚え、結局武装して自分の戦場に向かうってことですよね。ベトナム戦争が終わって間がない製作当時の状況下では、殆ど説明が なくても前提が理解できたのでしょう。ベトナムがどうこういう話が 出てこないので、今観ると基地外運ちゃんの脳内世界みたいなかんじ です。相手に銃を押し付けて撃つくらいの接近した銃撃戦の末、 自分のコメカミに当てて引き金を引きますが、あれがトラヴィスの 望んだゴールだったのでしょうか。鏡に向かってのデニーロの演技、 俺に言ってるのか?っていうの、良かった。 【iris】さん 8点(2003-11-08 11:41:04) |
149.あのモヒカンにまじびびった 最後の方はセリフが全然なくて映像だけで進展していくのが素晴らしい 【buyobu】さん 8点(2003-11-08 08:53:38) |
148.ジョディー・フォスターの売春婦、ハーベイ・カイテルのポン引き、ロバート・デ・ニーロのタクシードライバー、シビル・シェパードの選挙事務所に勤める女、そういう映画です。 彼女を映画に誘う映画館は、ポルノを上映してますが、高級な映画館です。彼なりに、相当、気合いを入れていると言う見方も出来ます。70年代までポルノも、一部の作品は、ちきんと一般映画といっしょに論じられていたと言う事実もあります。 【ノーコメント】さん 7点(2003-11-08 02:20:14) |
147.《ネタバレ》 なんか他では評価が高いみたいですが俺はこの映画は全く面白みを感じませんでした。好きな相手に付きまとって、うまくデートにこぎつけたまではいいですが見た映画がポルノじゃ・・・。単純にかっこ悪いと思いました。キャスティングに興味があったから見た映画ですが、正直がっかりです。結局暗殺も未遂に終わるし。中途半端です。 これをわかる人しかわからない映画だというのならオレはわからない人でもいいです。 【TANTO】さん 1点(2003-11-07 16:15:03) |
146.魅力なNYの裏側には、大都会のあらゆる汚さや狂気、絶望をタクシードライバーは目の当たりにする。デ・ニーロの演技、素晴らしいです。主人公のクールな表情の裏側のピリピリとした怖さが伝わってきた。 |
145.この映画を見ると自分も何か大きな事しなきゃ!って思う人多いんじゃないかな。男子一生の業としては足りないって。不条理で狂った世の中、毎日に不満、自分はもっと評価されてもいいんじゃないかとかって思ってる人は影響を受けそうだなと思いました。 【クロエ】さん 7点(2003-11-04 14:35:28) |
144.ロバートデニーロのカッコよさつったら、今作でしょ。 【ノマド】さん 8点(2003-11-01 14:21:06) |
【亜空間】さん 4点(2003-10-27 23:14:12) |
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