17.冬の間寂しかった我が家のベランダも、春になって近頃俄然賑やかになって来た。新しく植えた苗もかわいいのだけど、冬の間茶色くてカサカサだった枝からポツポツと生えてくる緑はもっと愛おしい。冬の間ほっぽらかしておいたのに春になれば何度でも再生する、その生命のエネルギーにはすさまじいパワーがある。この映画はそんなエネルギーが奇跡を起こすことをすんなり受入れさせるような作りになっていて、こじんまりとした良い作品だと思う。それにしてもここにレビューされてる方は原作ファンの方が多いようですね。かく言う私も子供の頃大好きで何度も読んだのが「秘密の花園」と「ああ無情」それとアンデルセン童話で、これらの作品は現在の自分の感性に結構影響を与えている気がします。 【黒猫クロマティ】さん 6点(2004-04-14 11:17:19) |
16.子どもの頃に繰り返し読んだ原作(といっても昔の「少年少女世界名作文学全集」といったたぐいのだから、今思えば潤色されていたかも?と思いますが)の世界が、そのまま映像になって現れて驚きました。読者の心に生まれたイメージは人それぞれのはずですが、この映像ならほとんどの人から文句が出ないのではないか、と思うほど見事です。子どもの心も丁寧に描かれているので、良質な児童文学映画として、老若男女どなたにもオススメできます。 【おばちゃん】さん 8点(2004-03-25 10:21:08) |
15.子供の頃に読んだ名作が見事に映像になって蘇った。そうそう、最初メアリーは心のひねくれたわがまま少女だったし、親切な若いメイドとその弟によってだんだん心が優しくなっていくんだったと思い出した。 屋敷の雰囲気、そして花園、周りの自然の感じも見事に映像化されていて素晴らしい作品だと思った。 話の筋は少し、「アルプスの少女ハイジ」に似てるところがありますよね。将来の三角関係がちょっと心配。・・・(いらぬお世話?) 【JEWEL】さん 8点(2004-03-15 21:12:23) |
14.原作に忠実に作られた美しい映画ですね。他の方も書いていらっしゃいますが、子供の頃に本で読んでも「塀に囲まれた扉のある庭」っていうものが想像つかなかったですね。日本の庭ってそういうものじゃないし^^;この映画をみるとそういうシチュエーションがよくわかります。 【へっぽこ】さん 8点(2003-12-27 16:30:02) |
13.秘密の花園なら原書を含めて30回は読んだバーネットファンから一言。やっぱりコッポラの役者選びって、すごいと思う。原作のイメージが全然壊れてない。そのうえ、小説では味わえない美しい花や暗い家の映像。この監督に「赤毛のアン」や「少女パレアナ」も映画化して欲しい。 【かずひこ】さん 8点(2003-12-11 19:56:37) |
12.本当なら花園を子供たちの手だけであそこまで蘇らせるのは不可能だ。作り手側も最初からその過程をリアルに撮ろうとはせず、子供の尽力プラス何かの力が働いた、というファンタジー性、寓話的な雰囲気を大切にすることを意識していたそう。蘇っていく花園の映像が美しく妙に心に残り、たまに観たくなってしまう。児童文学の映画化作品としてこの作品が特別の傑作とは思わない。けれど特にくさすところもない、良質で罪のない映画ではあると思う。考えた挙句、8点献上。私の中の童心が、この映画を無下に出来ない。 【ひのと】さん 8点(2003-11-30 22:18:03) |
★11.ホントに良い映画です。監督の事などは詳しく知りませんが、このストーリーと映像と、最後のナレーションのセリフ・・・思い出しただけでも泣けてきます。 |
10.《ネタバレ》 お母さんの死因とか、父親の実の息子に対する態度とか、残酷だったり理解できなかったりする箇所があるのは外国の名作ならでは・・・。だからこそ子供の無垢な行動の愛くるしさや、花園の美しさが際立つのだろうか。前半のダークな部分が頭の中から一掃されてしまうラスト、大人の話じゃこうはいかない。御伽噺(童話)の心地よい妙。 【桃子】さん 8点(2003-11-25 19:48:30) |
|
9.子供の頃に読んだ原作のイメージを損なわずに映像化してくれたことに感謝します。庭番の男の子がとても良かった。 【mimi】さん 7点(2003-10-19 01:10:37) |
8.ここに出てくる父親の心理状態がよく分かる。 愛しているからこそ会いたくないという気持ちのことです。 自分にとって好きな何かが苦境に陥っている時に必ず目をそむけるしかできない人間はいる。そういう人間は愛する人が瀕死の状態だとか病気で苦しんでいるようなときもやはり逃げ出したくなってくる。死にかけの愛する人間の手を握ることなど到底出来ない。 弱い人間であることは間違いない。しかしそれでも私はこの父親の弱さに共感を覚える。 誰かを好きになったり愛するということは楽しさや嬉しさを共有しあう面と、苦しみや悲しみを共有しあう面があります。 人を愛すると楽しみと苦しみは10倍になるとよく言われるますがむしろ苦しみや不安のほうが断然多いと感じる。愛する人の病気や「死」によって気が狂ってしまう人もいるくらいです。それだったら人を好きにならないほうがいいとさえ思う。 だけど人間にとって一番大切な感情は「非」の感情なのです。 私は何度も自分の弱さの前に屈するでしょうがいつかは死のうとしている愛する人の手を握っていられる非の感情を持てる人間でありたいのです。 【花守湖】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-10-15 04:22:55) |
7.なんでだかはわからないのですが、不思議な魅力のある映画です。ラストのエンドロールの音楽も映画に合っていて余韻を残します。 【omut】さん 6点(2003-08-04 03:59:27) |
6.屋敷の重々しい空気がよい味を出している。マーサがかわいい。 【るみ】さん 8点(2003-03-13 04:48:55) |
5.大したことはない。だが、かなり前に見たのに、花園の映像の美しさだけは記憶に鮮明に残っています。コッポラの名前で観るような映画ではないかもしれませんが。 【まこ】さん 7点(2003-03-02 02:37:48) |
4.私の疑問、「コッポラって・・・どの辺が凄いの?」って感じ。(ゴッド・ファーザーが凄いのは認めるけど)。この作品もそう。おもしろくないとは言わないけど、フツーじゃん。あとヒロインの女の子、あんまりかわいくない。 【カエル】さん 4点(2002-12-16 04:27:22) |
3.子どもの頃、原作を読んだのですが、「庭がどこにあるかわからない。」というのが、いったいどういうことなのか、さっぱり理解できませんでした。そんな大きな家が存在することすら、知らない子どもでした。映画を観たらよくわかりました。 【あかね】さん 8点(2002-11-28 23:17:50) |
2.コッポラが総監督としてこうした絵を撮る,ということで見に行きました。個人的にこの原作,子どもの頃読んで以来好きなんですよね。大きな声で言えないでいたのが少々辛いけど・・。古い屋敷を取り囲む,花々が咲き乱れるローズガーデン。幾何学的なフランス式の庭園と対照的に,英国風庭園て手つかずの自然のままってのがいいですね。イギリスの風物が好きな私としては,楽しめました。原作のイメージを妙に歪曲させず,淡々と且つ詩情を込めて歌い上げた感じで,好感が持てます。これだけの名作ですから,きっと他にも映像化されていることでしょう。もし見つけたらそちらも見てみたいものです。 【koshi】さん 7点(2002-06-28 00:38:09) |
1.子供達3人の演技は少々浅はかだが、まぁしょうがない。大目にみよう。華が咲き誇る花園はとてもきれいだった。花園ってなんか憧れる。話自体はたいしてどうも思わなかったが、ま、コリン坊やは立ててよかったね、そんなところですか。 【あろえりーな】さん 6点(2002-05-06 23:52:44) |