43.《ネタバレ》 割りと高評価だけど、個人的には良さが分からない作品のひとつ。 実際の製作年代よりも古臭く感じる。基本的にシナリオに意外性がまるでなく、展開に緩急もないので見ているのが苦痛だった。中盤頃、ビデオ残量を見て、まだ残りが一時間もあるのにウンザリしてしまった。 大統領候補の知事暗殺事件に巻き込まれる序盤からストーリー展開に変化がなく退屈。結局、事件の背景や黒膜にも意外性がなく、サスペンスとしてもミステリーとしても中途半端。基本的に謎解き要素がないので、最後まで興味を持続させる「求心力」に欠けている。 事件の顛末もいまいちはっきりしないまま。あそこまで徹底的に真相を公表しようとしていたのに、結局はビビってあきらめたってこと?あきらめて、せっかく撮ったからってことで、彼女の悲鳴を自分の映画に残して終わり?なんかすっきりしない終わり方だなあ~。めちゃくちゃバッドエンドじゃん。 そもそも彼女の悲鳴をB級ホラー映画に使うという神経に共感できない。生前に録音した彼女の声(実際にはそういうシーンは無かったはずだが)を使うとしたら、自分が監督なら、例えばデート中にふざけて録音した「愛してる」というセリフを使うとかさあ…。なんでよりによって本当に襲われている時の悲鳴を使うかなあ。彼女の声を「真実の証拠」として残したい気持ちは分かるけど、ちょっと悪趣味&自虐的すぎじゃないか? 評判の良い「花火のシーン」も、あそこは恋人が無残に殺されたところなんだから、あんなに綺麗に演出するべき場面じゃない。これを見て「美しいラストが大好き」なんて評価はさすがに違うでしょ。原因が殺人なのだから、花火で「儚さ」や「美しさ」を表現する場面じゃない。 何にしても後味の悪い映画。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2004-11-23 20:36:31) (良:4票) |
42.特にピンとくるものがなかったにもかかわらずなぜか見入った作品。ラストは切なさが十分に伝わってきたが、いかんせんストーリーが薄っぺらい気がした。でも7点をつけたというのはやはり何かひきつけさせるものがあったというのは否めません。 【アンリ】さん 7点(2004-09-15 23:11:35) |
41.《ネタバレ》 観てて途中で眠くなったから2回に分けて観ることにしたが、翌日もまた観てて眠くなってしまった。エンディングに期待するために我慢して観たが、その期待はアッサリと裏切られた。彼女が死んで悲しいのはわかるが・・・事件はどーなったん??この終わり方が監督の良い所とか、予想出来ない意外なエンディングが良いとか色々な解釈があるけど、そんなんじゃ納得いかないでしょフツー。この作品をTVで観たからまだいいが、映画館で観た人は金返せって言いたくなる人もいたはず。たしかに撮り方が良い作品かもしれないが、良いのはそれだけであとはダメダメ。全体的に退屈な作り+エンディングは大して感動しないメイン事件ほったらかしのC級映画。 【くうふく】さん 2点(2004-07-30 12:46:43) (良:3票)(笑:1票) |
40.《ネタバレ》 悲鳴のオーディションは笑うところっすよねぇ??でも最後に...ああああーせつねー。 完成度の高いB級映画☆ 【にゅうたいぷ】さん 6点(2004-07-22 17:40:05) |
39.うぇ~~~~ん 大好きなナンシーアレンが、又殺されちゃった~ぁ トラボルタ足遅すぎなんだよぉ!偶然テレビで観かけて、おっ「大好きな」ナンシーアレンじゃんっと観始めた。はじまってすぐだった様でそのまま見入ってしまった。陰謀を暴いてすがすがしい終わりを期待していたが・・・・切ない終わり方に唖然としてしまった。 クレジットを観て監督・・・・デパルマ 又ナンシー殺した!=が感想でした(当時奥さんだよねぇ確か)。 【だだくま】さん 6点(2004-07-19 11:01:29) (笑:1票) |
【ケンジ】さん 7点(2004-07-12 19:17:37) |
37.音を使ったサスペンス自体は面白いのですが、それをデパルマがやると...後味がねえ。最後の憔悴しきったトラボルタと、悲鳴がなんともいえません。演出も良く、雰囲気も良いだけに残念に感じます。 【tantan】さん 6点(2004-06-11 18:02:28) |
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35.どこを取ってもデ・パルマ丸出しのデ・パルマ映画の中堅どころ。独特のカメラワークに、多用される画面分割、そして美しい音楽と奇妙に捩れたサスペンス・ストーリー。主演のトラボルタとナンシー・アレン<「キャリー」を引き継ぐアーパーカップル>も最高だけど、相変わらずの変質的殺人者ジョン・リスゴーもいい味を出しています。ラストはとても哀しい。美しきヒロインの死も、暴走する殺人者のあっけない死に様も共に哀しい。濃密な夢が終わるかのごとく、世の中は何事もなかったかのように日常を流れていく、ただ主人公の大きな喪失感と実録された悲鳴だけを残して。これはデ・パルマ版の「世界の中心で、愛をさけぶ」だ。かなり捻くれてはいるけど、やっぱりテーマは純愛物語なのだから。。。 【onomichi】さん 9点(2004-06-05 00:52:00) (良:1票) |
34.事故現場に偶然居合わせた映画の音効係が録音テープをもとに事故の謎を検証してゆく―その検証シーンは描写も緻密で大いにそそられた―ヘッドの上をテープを行き来させて音のアタマを探り当て、ダーマト(白ペン)でマーク!(一応経験者)。プレイバック聴きながらマイクに見立てた鉛筆を動かしてみたりして…やぁータマンナイです!垂涎!!トラボルタ見事!!音声だけを手がかりにした追跡シーンもエクセレントな設定。ただそんなよく出来た仕掛けのわりに、もひとつ欠けるように思えるのは何故…?多分、謎解きがあれだけ手の込んだものでありながら、そして「誰の身にも起こり得る」という切り口で始めておきながら、しかし犯人像があまりに日常をかけ離れた、特異過ぎるものであることが原因しているのかなと。そもそもこの"事件"は、由緒正しき"巨悪"と平凡な小市民とが対峙すべきモノであった筈なのに、その敵役を、何処の骨とも知れぬトンビがかすめ取っていった辺りで、その分、醍醐味もかすめ取られてしまったのかなと。日常に潜む"恐怖"を描き出したかったのならネ…と個人的には… 【花曇】さん 6点(2004-05-15 21:57:52) (良:1票) |
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33.カメラワークはいいけど…。それ以外は古臭さを感じてしまいます。 【たま】さん 5点(2004-04-24 12:41:47) (良:1票) |
★32.まず設定が面白い。最初の映画は笑った。いかにもなB級映画。んでトラボルタがその映画を見て笑うところが自分とシンクロしちゃって…。もうこのオープニングだけでツボにはまった。さらにその後の展開もよいのでウハウハになった。トラボルタもナンシーアレンもいい。キャリーでもこのカップルだったけど、愛すべき存在。 【ぷりんぐるしゅ】さん 8点(2004-04-15 09:28:50) |
31.2度3度と観ていくうちにどんどんその映像の魅力に引き込まれていく。個人的にはデパルマの最高作です。放題が気に食わないけど...... 。さらにこれはヒッチコックではなく、アントニオーニの「欲望」へのオマージュでもある。 【nizam】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-04-09 12:56:27) |
30.賛否両論あろうかと思われるラスト。切なさは十分に演出されているが、あっけないのも確か。ジョン・リスゴーの罠にやすやすと引っかかる主人公たちが余りに無防備と感じられるが、考えてみれば一般市民だから止む無しか。カメラワークは見事。 |
29.ここでの評価が高いので、ちょっと期待しましたが、ハズレでした。事件の背景・因果関係が非常に浅いし、犯人が中盤で妙な登場の仕方をするので、サスペンスとして面白みに欠ける。各々の出演者にも魅力が無い。オチに多少のヒネリはあるが、「なんだそりゃ?」としか思えない。 |
28.《ネタバレ》 デ・パルマの作品で一番好きですね。彼の映像と音楽そのものの作品なんですが、なんと言ってもラストです。そうくるか、やられたなって。何とも切ないラストですが、私には不快感は残りませんでした。これ以上にないリアルな悲鳴を捨てる事のできなかった彼の悲しくも切ないプロの意地、あるいは彼女の残した最後の声を使う事で彼女を供養しているのだと理解しました。サスペンスの秀作として世に残る映画だと思います。 【Tak】さん 9点(2003-12-31 04:59:04) (良:1票) |
27.前半部分は結構だれる感じもするけど、後半にいけばいくほど緊張感が増すシナリオは見ていてとてもよかった。 |
26.《ネタバレ》 ああやっぱり、タランティーノが絶賛するだけのことはあると思いました。これは脚本がよく出来てます。ラストにつきます。 映像は、個人的に、濃い酔う、デ・パルマ映像は好みではありません。でもこの作品はほとんど気にならない。後半を除いては・・映像が勝手に盛り上がるシーンがあり、泣けなかった。後半、盗聴器を頼りに走るトラボルタがよかった。それからこれでもかの映像と音楽、半狂乱になりながら屋上に上ってくあたり、花火と濃い映像でさっきのジワジワきた感動が・・一番気に入ってて気に入らないのがラスト。あれは、救いようがない。監督に褒められた声の仕事が、唯一残された救われない声。そうですねと冷静に答えるトラボルタのそのあとの表情、こいつの一生はとやりきれない。思った。屋上から後を追い飛び降りる、またはなんと言われても世間に公表する。でも・・そうしなかったところに、この映画の深さ面白さがある。どちらを選んでも、殺されるか死ぬ。そうなれば、死んで証拠となった声が浮かばれない。あくまでも、プロとして残したんですが、生きていて一番辛く哀しすぎる愛情の結末。いちに脚本、ににトラボルタ、でデパルマ。 【アルメイダ】さん 8点(2003-12-04 07:10:40) |
【愛人/ラモス】さん 9点(2003-11-27 11:02:21) |
24.盗聴って怖い結果に結びつくんですね。サスペンスとしても非常に楽しめる作品です。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-18 00:42:43) |