20.《ネタバレ》 シリーズ36作目。タイトルはまぁ、雰囲気で付けたのかな?酒井がロシア語関連の仕事してるのと、ロシア料理が出てくるくらい? 登場から一気にレギュラー化した個性派キャラ・あけみ。4作目で準マドンナ枠の大活躍の裏には何があったのか?歳を重ねた寅の代わりに満男の恋を描く流れは、何となく知ってたけど、高齢化していくとらや一家に対し、まだ子供な満男。あけみは満男が成長するまでの中継ぎリリーフとして、登場したのかなぁ? それと今さらだけど、1作目で結婚してしまい、まるで寅の姉のように落ち着いてしまったさくらに対し、寅の妹分の役割を持たせたかったのかな。マンネリ打破には良い方向性だけど、それなら、あけみとポンシュウの好いとこ取りの、テキ屋の弟分・登をもっと活かせばよかったのになぁ。とも思う。 まぁでも登だと、今回みたいな露天風呂のお色気シーンは撮れないか。ってか、寅さんでヌードが観られるとは思わなかったから、驚いたわ。ロマンポルノ出身の美保純にどれほどの集客効果があるか解らないけど、長寿シリーズの苦労の跡に思えた。 子供の頃から寅を知っている女から見ると、今の寅はどう映るのかが、よく描かれていたと思う。登場する度にずっと結婚の愚痴ばかりだったあけみが、遂に家を飛び出してしまう。旅先でのほのかな恋模様。あけみに一切その気がなかった描写、悪気なく人妻だと伝えてなかったから起きた失恋に、マドンナ目線から見た寅の失恋を見たような気になった。そう、告白した茂は知らなかったけど、私たちはあけみが人妻だと知っている。過去のマドンナも、想い人が迎えに来て寅の恋が終わったりしたけど、マドンナにも自分で歩んできた過去があるんだよなぁって。 オープニングのNASAは可笑しかった。『ロシアより愛をこめて』が、アメリカのロケット打ち上げをスペクターが妨害するのをボンドが止めたのが話の発端(観たのが昔過ぎて内容覚えてない)だそうで、今回は寅が打ち上げを邪魔するのが類似点と言えるのかも? 久々に寅自身が恋をするのと、貧弱装備で海釣りに行こうとする姿が、『馬鹿だねぇ』って言われてた寅さんっぽくて良かったな。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-01-08 12:28:22) |
19.《ネタバレ》 確かこれ当時は、「恋愛指南や相談相手役が続いていた寅さんが、久々に自ら恋患い!」みたいな売り出し方をされていたと思いますが、改めて見てみても、何か消化不良感が残るのですね。それは、栗原小巻が落ち着きすぎていてどうも寅さんとかみ合っておらず(これは第4作もそうでしたが)、したがって寅さんがボルテージを上げるきっかけに乏しいということ以上に、そもそも作品世界の設定が単純に二十四の瞳に寄りかかりすぎというのが大きいと思う。それを揺さぶろうとしてあけみのフューチャー度を高めたのでしょうが、どうもこのあけみというキャラ、出番が増えれば増えるほど、わがままでがさつな部分ばかりが目についてしまう。田中隆三との別れのシーンなどは、最小限の言葉でいろいろな想いを表現していて、良かったんだけど。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-12-17 02:07:13) |
18.島の美しい風景はよかったけど楽しい場面が少なく物足りない感じがした。 【まっか】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-07-15 10:16:03) |
17.美保純が中心的な役割か...と思いきや、やはりマドンナの栗原小巻との物語になった。 でも、今回のマドンナはこのシリーズにはちょっと違和感のある大人しめの美人という印象。ほどほどの盛り上がりで地味な印象の映画となったのは多少残念かも。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-09-20 00:56:18) |
16.《ネタバレ》 面白い、面白いんだけど何かちょっと寅さんに元気が無いな~とか思ったのは気のせい?。美保純ふんするアケミは下町っ子な歯切れのいいキャラで、思わず島の純朴な青年が惚れしまうのも分からなくもないが、肝心の寅さんと先生のお話しはかるーくなぞったような様なレベルでちょいと物足りない。おまけに川谷拓三さんとの結婚話もいまいち繋がり感が薄い。でも冒頭の夢シーンの寅さんは良かったね~、あの「NASA」で雪駄だもの(笑)。とっても寅さんらしいものでゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-03-26 21:54:47) |
15.《ネタバレ》 ○あけみを連れ帰すために旅に出た寅さんが旅先で恋をしてあけみが連れ帰って来るなんていかにも寅さんらしい。○二十四の瞳へのオマージュは楽しめた。○島の自然を生かした画作りは素晴らしかった。○マドンナと川谷拓三の部分がどうも取って付けた感が否めなかった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-07-01 06:32:03) |
14.《ネタバレ》 【人妻だってつらいんだよ あけみ篇。マドンナは十五年ぶり二度目の登場:栗原小巻さん。】 ■ 港に一人ポツンと取り残されたあけみの姿とその設定(笑)、その後ほったらかしの放置状態だったくせして東京へ帰ると言い出したあけみに困った様子の寅の姿がおかしい。その後、寅次郎が島から帰りたくないという理由を一発当てしてしまった満男はすごい、彼こそ出演者のフリしたうちら視聴者の代表なんじゃないかとさえ思えてしまった。(寅のやることなすこと全てお見通し ^^) ■ あけみに関して言えば、島で優しかった青年を傷つけたことにすごく悲しんでいました。そして無理やり一緒に連れて帰ってきた寅次郎の発熱的な落胆ぶりに自分のせいだと決め込みすごく後悔していました。気の毒とはいえ、その人情発揮ぶりには単に旦那に寄り添い尽くす事さえ出来ないダメな人妻キャラ程度に終わるというわけではなく、この寅劇場にとてもよく馴染んだ良いキャラ追加になっていたと思えました。今のところ美保純に不満は一個も無い。 ■ 最後に、ラストシーンで寅がやってた露店商、その前で白黒タテジマ帽子を被った子供ら二人が並んで虎の置物眺めてましたよね。 そうこれは1985年の作品、時代を反映、我が(我が?)我が阪神タイガースが優勝の年の作品なんです。良い時代の良い作品、大甘採点となってしまいましょうが仕方がない。でもどうせなら今回この作品、21年ぶりに熱く燃える大阪に寅を飛ばして道頓堀より愛をこめてとやってほしかった気がしたんだが、はい、わがままは承知で言ってます。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-06-30 21:16:05) (良:1票) |
【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-06-26 21:50:15) |
12.私は明美のキャラがどうしても好きになれませんな。彼女が前面に出てくるとうんざりしてしまう。いや、美保純さんは好きなんですよ。寅さんも寝込むのは変わらないけど、なんだか元気がない作品。マドンナの栗原小巻さんは二回目のマドンナだけど、大原麗子さんとは違い前回と同じような雰囲気でした。内容もドラマチックさはなかった。しかし見ていても別に損したなとは思わなかったです。笹野高史さんの寅さん第一発目だったんですね、あんまりお変わりない♪ 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-12-16 21:34:19) |
11.《ネタバレ》 マドンナは2回目の栗原小巻。 アパッチけんと光石研もよく出てくるなぁ。アパッチはOPドタバタがなくなったので本編に昇格って感じだろうか。今回は美保純演じるあけみが準主役。そのせいか少し話が拡散してしまったような気がする。あけみの家出と離島でのちょとしたアバンチュールはよかったけど。(相手役の田中隆三もいい!) 寅さんの方の恋愛色は薄いし、離島の暮らしぶりとか、その辺りもあまり紹介されず。最後の川谷拓三も彼らしい役ではあるけれど、あまりにもとってつけたような短い登場だった。 【onomichi】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-29 23:33:07) |
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10.《ネタバレ》 第36作。栗原小巻、第4作以来マドンナとして2度目の登場です。1度目の第4作では御前様が園長を勤める幼稚園の明るく朗らかな先生。本作では式根島の小さな小学校に勤務する人生に思い悩む先生。いつもは騒動勃発の柴又への帰郷もいたって平和でその後もとらや騒動も無い。途中の「二十四の瞳」までは良かったのですが、その後は寅さんの真知子への恋に、あけみと島の旅館の息子とのドラマと真知子先生と一人娘のいる中年男とのドラマが並行する形になり寅さんが目立たない時間帯も多く、笑いドコロも少なく地味な作品となってしまっています。ただ、冒頭のお馴染みの寅さんの夢は面白かった。寅さんが日本人初のNASAの宇宙飛行士となり、宇宙に行くというのに雪駄履きの寅さん、TIME紙の表紙を飾った寅さんには思わず笑ってしまったのでした。 【とらや】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-03-24 23:19:21) |
9.美保純と栗原小巻がそれぞれ別のストーリーのヒロインとなっていて、正直あまり楽しめなかった。 あらかじめ元ネタの007や二十四の瞳を見ていればまた違った印象かもしれない。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-10-22 16:14:35) |
8.栗原小巻は若かりし頃、本シリーズに幼稚園の先生役で出ていたハズ。 それがこんな姿で再登場だなんて・・・ 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-06 17:20:52) |
7.明美とどうにかなっちゃう話なのかと思って期待してしまった。 まあ、久しぶりに寅さんが恋をする。 しかし、相手は別の人と結婚を考えている。 王道ですが、なんともあっさり目なきがしました。 最後、飛行機を見送るシーンはけっこうぐっときましたが、 寅さんももうなれちゃったのかな。 |
6.《ネタバレ》 栗原小巻はマドンナらしい女優なんですが、明るさがないですよね。暗くしっとりしている。カラっとした爽やかさがない。そこが良いところでもあるが、二十四の瞳そのまんまじゃあねえ。で、川谷拓三がいい味出しているんだが、絶対結婚しないタイプの中年オヤジなのに、何を思ったかプロポーズしてしまう。ははは、とギャグが決まったと思ったら、栗原小巻が、何を思ったかOKしてしまう。あれ?笑うに笑えない展開に、寅さんの出番かと思いきや、逃避行の旅へと。 【パセリセージ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-11-05 20:45:42) |
5.美保純演じる「あけみ」というキャラ、何の断りも無く本シリーズのメインキャラに昇格し、「寅さん、寅さん」と随分馴れ馴れしいじゃないか。という訳で、これまであまり馴染めなかったキャラなのですが・・・本作で、しっかり納得させていただきました! だんだん寅さんも歳をとってきて、ホレタハレタで映画を盛り上げるのも苦しくなってきたところ。そこで彼女が登場、気の置けない「とらやピープル」という立場で、しかも若い視点で、「恋」を語ってくれる。実際、今回の寅さんは、縁もユカリも無い同窓会に入り込んで溶け込んじゃう、その挙句に美人教師に惚れちゃう、という、およそ実世界ではあり得ない現実離れした行動で、狂言回しに近い存在となってます。その一方、結婚はしたものの、自分にとっての「恋愛」というものへの未だに解答を見つけられず、悩むあけみ(多分、解答なんか無いんだけどね、えへへ)。その挙句、純朴な青年に結婚を申し込まれちゃう、という衝撃体験に直面。「恋愛」は悩んでいるうちが華、現実となった瞬間に、イヤでも日常に戻るしかない、こともある(そうでないこともある。のかな?)。青年に案内されてあけみが露天風呂に入るシーン、しっかりヌードを披露してくれてますが、後で思い返せば、このシーンは実際に彼女は入浴している光景なのか?それとも純情青年が空想した光景なのか?なんてことも、考えちゃう。いや、前者に決まってるんだけど。それでもそんなことを考えさせるところが、映画の面白いところなのか、私の変なところなのか。さて結局、寅さんはと言うと今回は上滑りした言動が多いわけですが、それでもラストには、なかなかキザにキメてくれて、これまた、さすがであります。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-11-04 00:55:56) (良:2票) |
4.《ネタバレ》 今回は設定も中々よくて、マドンナも結構よかったと思うんだけど、川谷タクゾウが邪魔なんだよなあ。マドンナもホントにアレでいいのかよ?って感じもするけど。妻曰く、「結局堅実な方を選ぶんだよね」。俺曰く「寅さんがホンキ出さないからだろ?」 <追記>14年ぶりに再見。これは「女の人生」を描いた作品と言えるだろう。仕事一筋で恋愛もせずにアラフォーになってしまったマドンナと結婚はしたものの愛のない夫婦生活に嫌気が差しているあけみとの対比。各々に悲哀があって、両者の「相談相手」となる寅さん。結局あけみは問題の解決もないまま惰性で結婚生活する事になり、マドンナもある種の妥協的な結婚をする事になる。結局、女は寅さんのように自由人ではいられないという事だろうか。飛行場でのマドンナの台詞は結構印象的ではあるが、本シリーズにしては珍しくリアリズムが色濃く出ており救いのない結末とも言える。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-10-29 22:46:29) (良:1票) |
3.久々に寅さんが恋するハナシだし、マドンナ栗原小巻も寅さんと釣り合う位に年を重ねてきた頃の再登板なので結構期待していたんですけどねえ・・・、寅さん自身昔のパワーがなくなっちゃってるせいか、なんとなく気勢が上がらない一編になってました。寅さんはこんなにものわかりの良い人間になっちゃいけないんだよう・・・しくしく。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-04-14 11:38:50) |
2.《ネタバレ》 シリーズ第36作目にあたるこの作品、一番の見所はやはり、木下恵介監督の名作中の名作「二十四の瞳」のパロディで、本当にあのシーンは本来なら泣けるのに、そこは寅さんだけあって、笑えます。しかし、作品の出来としては、それなりに楽しめるという程度の出来です。本来なら5点の出来なのだが、大好きな「二十四の瞳」へのオマージュが感じられるので、大目に見て、1点プラスして6点てことにしたいと思います。 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2006-03-09 20:33:29) |
★1.《ネタバレ》 栗原小巻が二度目のマドンナ役で登場。前回は満男の通う幼稚園の保母だったが、今回は島の小学校の先生。同窓会のシーンが「二十四の瞳」のパロディーになっており、プレゼントとして自転車が出てきたときには思わず笑ってしまった。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 5点(2005-04-30 00:02:03) |