三等重役のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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三等重役

[サントウジュウヤク]
1952年上映時間:98分
平均点:7.50 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-05-29)
コメディシリーズものモノクロ映画小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2013-06-10)【アングロファイル】さん
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監督春原政久
助監督筧正典
キャスト河村黎吉(男優)桑原社長
森繁久彌(男優)浦島人事課長
小林桂樹(男優)若原
沢村貞子(女優)桑原千里
千石規子(女優)浦島の妻
村上冬樹(男優)千葉庶務課長
高堂国典(男優)勝田頭取
音羽久米子(女優)ニューヨークのマダム
荒木道子(女優)営業部長の妻
進藤英太郎(男優)藤山社長
関千恵子(女優)奈良由起子
藤間紫(女優)おこま
三好栄子(女優)奈良とり子
小川虎之助(男優)奈良前社長
坪内美子(女優)お鶴
越路吹雪(女優)道子
木匠久美子(女優)木原トキ子
岡村文子(女優)藤山京子
清川玉枝(女優)「久の家」のお内儀
清水一郎(男優)高野営業部長
大泉滉(男優)村尾
堺左千夫(男優)東京出張所社員(ノンクレジット)
原作源氏鶏太「三等重役」
脚本山本嘉次郎
井手俊郎
音楽松井八郎
撮影玉井正夫
製作藤本真澄
配給東宝
録音下永尚
あらすじ
地域ナンバー1の企業である南海産業の桑原社長は、前社長の代理的立場の「三等重役」。いつ、前社長に社長の座を追われるかも分からない状況ながら、会社の為、部下達の幸せのために必死に頑張っていたが・・・後の東宝ドル箱シリーズ「社長シリーズ」の原型ともなった作品。森繁久彌が脇役ながら、人事課長を実に巧く演じている。
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1
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8.山田監督100選にて鑑賞しました。暫定社長役のキャラクターに共感の持てる面白い映画でした。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-23 18:35:42)
7.《ネタバレ》 これ、地方の(その地では)有名企業と設定したのが利いていますね。東京など大都市圏の会社では、こうはいかないかも。サラリーマンものというよりも人情喜劇で、もちろん小市民的味わいもありますが、部下を思いやる社長の心意気がよく表れています。賞与を与えるのに奥方と社員の両方に配慮したり、出張所長の月下氷人を務めたりと、社長として上に立ちつつ社員のことをきちんと考えてやるところはたしかに魅力的ですし、理想の上司像でしょう。硬軟の使い分けがおみごとで、バランスがとれています。もっともそれも、代理社長という立場、時代や地方が舞台という要素が大きくものをいっていると思います。このあと高度成長期を迎えて、このような社長が次第に姿を消すであろうということは想像に難くありません。それだけに貴重だと思います。あくまで「代理社長」なのにこれだけ誠実ということで、よけいにその思いを強くします。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-06-06 14:52:42)
6.社長シリーズの原点的作品で、シリーズにおいて先代社長の写真として登場する河村黎吉が社長を演じ、のちにシリーズの顔となる森繁久彌は人事課長を演じている。社長シリーズはそれほど見たというわけではないのだが、のちに量産されることになるシリーズに比べると、河村黎吉演じる社長が戦後の公職追放で社長の座を追われた前社長(小川虎之助)が追放解除になるまでの間、暫定的に社長になった身(これを「三等重役」という。)であるという設定が社会派的であり、これがいちばん社長シリーズとは違うところ。このあたりは今の目線で見るとやや時代を感じてしまったり、そもそも公職追放が何であるかを理解していないと話にややついていきづらい可能性もあるが、河村黎吉はそんな社長を実にうまく演じており、人生の悲哀すら感じさせていてハマリ役で、この映画が公開された年に亡くなったのが惜しいし、実際この映画を見てもとても同じ年に死んだ人とは思えない。森繁久彌も社長シリーズと比べればとぼけたところがなく、実直な部下という印象であるが、主役である河村黎吉を食うほどの存在感があり、この役で森繁久彌という俳優がブレイクしたというのも頷ける話だ。ところで河村黎吉が食べているそばを森繁久彌がハサミで切っているのを「社長三代記」の先代社長の思い出フィルムを見るシーンで見たおぼえがあるのだが、これは続編でのシーンなのかな。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-12-08 17:39:48)
5.まだ「戦後映画」の雰囲気がある。「封建的なものから民主的なものへ」の当時の底流が感じられ、社長シリーズの源流はけっこう社会的な視点もあったんだ。「会社を舞台にしたコメディ」にやがてなっていくのだけど、本作では「こういう角度から社会を見る」という観点も感じられた。公職追放された前社長は見るからに社長だが、いつか追放解除になるであろうまでの中継ぎとして据えられた河村黎吉は、貫禄がない。終盤で前社長の娘婿になった青年が「貫禄が違いますわねえ」と人々に噂されるのと対照的。そこらへんの中継ぎの悲哀(というほど大袈裟ではないけど)が、河村にピタリ合っていた。身に合わぬ肩書きを手にしてそれなりに嬉しく、東京支店の抜き打ち視察など意外とやるべきことをやり、そして独身所長の縁を取り持つ人情味もあり、ボーナス支給では細君連とサラリーマン連の不満を調整し、それほど無能ではないのに、やっぱり貫禄がない。それを笑うというより、共感・同情しているところに、映画の時代が感じられる。映画は明らかに前社長よりこの社長の肩を持っている。やがて日本は森繁社長が似合う高度成長にはいっていく。そして後世の私たちがその恩恵を受けているのは重々承知しているが、日本が河村社長の下で「貫禄はなくても堅実な三等国家」でゆく歴史も有り得たんだなあ、などと本作を見ながら思ってしまうのだ。
なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-12-08 09:34:55)
4.ついに念願の「三等重役」を見た。この映画は映画通の先輩が特に賞賛していた映画で、本当に期待通りいや期待以上の映画だった。たしかにコメディなのだが、そのおもしろさはくすりと笑わせるおもしろさである。もともと源氏鶏太の小説自体がそうなのであるが、それを本当に上品に醸し出している。もちろん河村黎吉のうまさでもあるのだろう。そしてサラリーマン社長としての社員を思いやる気持ち、またいつ社長を辞さなければならない不安とわびしさをも感じさせてくれる。今時のげらげらと笑えれば内容なんかというコメディとはまったく違う異質のものを感じた。
ESPERANZAさん [地上波(邦画)] 9点(2012-12-06 22:57:36)
3.《ネタバレ》 山田監督の100選にて観賞。社長シリーズが好きなので、そのもとになったこの作品は楽しみでした。
パージされた先代社長の代理社長の河村黎吉氏が、もっといい加減かと思いきや、最後までなかなか人の良い人物で、それもいいですね。
案外、掘り出し物の佳作かな。
minさん [地上波(邦画)] 7点(2012-12-05 23:14:29)
2.後の「社長シリーズ」の原型となった作品。
ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。

森繁久彌が「比較的」まともな人事課長を巧く自然に演じており、トボけた役柄だけでなく、何でもこなせる偉大な俳優であると思い知らされた。
脇役である森繁久彌が圧倒的な存在感を見せている作品である。

最初から終りまで、実に卒がなく、まとめ方もうまい。
しかしながら、作りがうますぎて、逆に器用貧乏な仕上がりになっている気がしたのも事実。

ただ、無難かつハイレベルな仕上がりという意味では、日本映画史に名を残すだけのものはあった。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 7点(2009-03-14 22:55:14)
1.かの東宝の社長シリーズの原型になった作品です。今まで見た事の無い映画で新鮮でした。
出木松博士さん 9点(2000-11-20 17:59:30)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6112.50%
7450.00%
8112.50%
9225.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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