11.《ネタバレ》 歴史上でない名も無き人物にスポットを当てるというアイデアに1点。上島竜兵が意外にもハマってて、なんかその時代の人間に見えちゃったとこに1点。改変されてしまった歴史をいちいち直しに行かなければいけないという、ハイテクノロジーな割にアナログなところに好感が持てたので1点。ダイヤル式の鍵を開けるシーンと、80年代の懐かしい風景(ヤンキー&スケバン含め)を見れたことに1点。で合計4点。あとは特に語ることなし。 |
10.どうしてぇ〜? どうしてぇ〜? どうして織田はしばかれたん? だが、その時だった! 誰かがチャイムを鳴らした。玄関のドアを開けると男が立っていた。NHKの者だと言っているが、どうやら委託を受けている別会社の人間のようだ。彼はろくに自分の身も明かさず名刺も出さずに、テレビを設置していないか、ワンセグを見れる携帯を持っていないか、車にカーナビを付けていないかなどしつこく個人的なことを質問してきた。私は特殊な交渉術を用いて撮影を試みたが、彼は「撮影はやめて下さい」と言いながら慌てたように逃げ去ってしまった。「こちら沢嶋、本部どうぞ」「はい、こちら本部」「現在NHKについて取材中なんですが、詳細お願いします」「NHKですね…この放送局は2000年代以降、度重なる不祥事が続いたため、国民の受信料不払い運動が激化した歴史があります。不偏不党ノンコマーシャルをうたい、その性質を保持する仕組みとして国民から受信料を徴収するシステムでしたが、実際には特定の企業を宣伝するかのような番組が製作されたり、当時年末恒例だった歌謡祭典番組のステージで民放局のマークを人文字で大きく描くなど、視聴者の不信感を買うことが続きました。さらには偏向報道や捏造番組などが多数流されたうえに受信料の無駄遣いや横領も発覚して、人々からの信頼を大きく失いました。」「平成のNHKは堕落していたんですね。」「その後もこの放送局の体質は改善されることなく、強引で詐欺まがいの受信契約を行ったり、ゴーストライターに作品を作らせていた作曲家を入念な調査や検証もないまま現代のベートーベンのごとく持ち上げ放送したり、必要性のない深夜アニメを無駄にたれ流しながら公共放送だと言い張って受信料を取り立てていたようです。NHKなんで…。また、出資者である国民は番組を自由に何度でも無料で視聴する機会は与えられておらず、オンデマンドでさらにお金を取り、また映画やDVDを子会社などに製作させ上映販売、出資者の国民に利益還元の恩恵はなく…あっ、沢嶋さん今すぐその場から逃げてください! ヤクザのような集金人がもうすぐそちらに来ます‼︎」「しかし、ここにはテレビはありませんが…」「沢嶋さんが身につけている通信装置は潜入した時代の放送を受信できますから受信契約を迫られてしまいます!」「でも私はNHKの放送を観ていませんから問題ないと思うのですが…」「見なくても払えと言われるんです!」「そんな乱暴な…!」「沢嶋さん、通信装置を直ちに破棄すれば契約しなくても済みますが…」「しかし、それでは本部との連絡が取れず戻れなくなって…」その時だった、チャイムが鳴った! ピンポンピンポンピンポン、ドンドンドンドン‼︎「今夜眠れないねぇ!」「本部、本部、逃げ遅れてしまいました。転送をお願いします!」「この時代のNHK取材は危険だからやめて下さいとあれほど忠告したじゃありませんか…今回は特別にNHKから国民を守る党の立花孝志さんの所へ転送します! 彼は別の特殊な交渉術を持っています」当時不況に苦しんでいた名もなき一般市民たちはこうしてNHKにお金をせびられていた…みたいなのが観たいです! 【だみお】さん [インターネット(字幕)] 0点(2016-03-18 18:14:22) |
9.NHKがどの程度絡んでいるのかは知りませんが、「NHKの威を借るキツネ」的な作品であることは間違いありません。こんなもんを劇場で公開して、客から金を取ろうっていう感覚がすごい。真面目に映画を作っている人が浮かばれないよなぁ。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2015-10-27 16:53:12) |
8.歴史好きの私は、「安土城」 というワードに釣られ..観ることに..何んじゃこりゃ!?(怒)..有り得ないほどの、ダメダメ ストーリー..これが映画なのか..垂れ流しのTVなら、まだしも..こんな内容で客から金を取るのか..信じられん... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2015-02-07 19:04:09) |
7.《ネタバレ》 NHKの番組は、気になるテーマの回だけ見ています。「歴史に名を残さなかった人々の生活を取り上げる」というコンセプトは好きです。この劇場版でも、そのあたりはとりあえずキープできていたようで、その点はよかったです。 が、映画となるとやはり何か「大事件」を起こさないといけないようで、タイムスクープ社の社員が茶器を手に入れようとする展開になるのですが、無理やり感があってちょっとどうかと思います。これに伴って沢嶋たちが他の時代にもワープするわけですが、いちいち現地の人間と騒動を起こすのも、単に騒々しいだけでした。島井宗叱の改心など、お話としてはいい部分もありますが、全体としてかなりご都合主義の展開で、まあ半分コメディと思えば楽しめないこともないでしょう。出演者では、上島竜兵とカンニング竹山のお笑い2人がいい味を出していました。 結論としては、やはりテレビの30分の方が面白いと思います。作品のフォーマット自体が映画向きではないと思うんですよね。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-10-28 19:51:33) |
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★6.《ネタバレ》 NHKで深夜番組として放送されているSF歴史番組の劇場版。テレビ版はながら見する程度なのだが、それでもわりと好きな番組だったりするので、取りあえずこの映画版も見てみた。紛失した茶器をめぐる話で、メインの戦国時代だけでなく1985年や1945年にもタイムスリップするあたりは劇場版ならではのスケールで、いつも一人で取材をしている主人公・沢嶋雄一(要潤)に相棒・細野ヒカリ(夏帆)がいるのもテレビ版と違っていて新鮮。しかし、テレビ版ではエピソード自体の主人公はそれぞれの回に登場する取材対象者で、カメラを向ける沢嶋はあくまで狂言回し的な存在という印象があるだけに、途中から普通のテレビドラマのように沢嶋やヒカリが画面に登場するのはなんか違う。後半にふたたび戦国時代の取材対象者(時任三郎、上島竜兵)たちと行動を共にし始めても普通に沢嶋とヒカリの姿が画面に登場し、登場人物の一部として溶け込んでしまっているのはシリーズの趣旨とはずれてしまっているし、二人が未来的ないでたちなのも相まって相当な違和感を感じる。せめて戦国時代に戻ったらいつものように沢嶋がカメラを回している設定に戻してほしかった。それと、テレビ版ではタイムスリップ先の人々はできるだけ当時の言葉で会話をしているだけに1945年の戦時中のシーンで現地の人が「スパイ」という言葉を使っていたのにもちょっと違和感があった。話としてはそこまでつまらないというわけでもなく、面白いというわけでもなくという感想なのだが、劇場版ということを意識しすぎたのかあまりこのシリーズらしさは出ていなかったように思う。テレビ版には登場しないタイムスクープ社の調査員も登場しているが、局長役の宇津井健はこれが映画での遺作。映画よりもテレビ俳優として知られていたが、映画での遺作もテレビ番組の劇場版というのが彼らしいかなと思う。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-10-05 15:30:54) |
5.沢嶋雄一がカメラを持って取材をする事に手振れの臨場感があり魅力となっているのに、85年のワープからは、第3者がカメラをまわしてしまっているので、タダの映画作品になってしまった。番組ファンは、この映像は誰が撮ってるの?という疑問が頭から離れないのではないだろうか。相変わらずのドタバタで、ツッコミどころ満載なのはよかったけど、ジャーナリストが銃モドキをぶっ放すとか、ちょっとヤリスギ感もあるかな。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-10-05 14:38:27) (良:1票) |
4.本作を劇場版として公開したNHKに敬意を評したい。 たまにTV版を見た程度だが、流石にこれを劇場公開するのは無謀だろう・・・ 『特殊な交渉術』の一言で済ましてしまっているが、あんな格好をした人間が突然現れるだけで、えらい事態になってしまうと思うのは思いすごしなのだろうか? 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 3点(2014-07-13 23:47:04) |
3.《ネタバレ》 TV版は未視聴の上に歴史オンチ。だけど、とりあえず今作では双方にそれ程詳しくなくとも楽しめる内容となっている。 最初に描かれる取材シーンでまず驚くのは、「え?その格好でやるの?」という事だが、少なくとも取材対象については「特殊な交渉術」の中にそれに対する解が含まれているのだ、と(矛盾する描写はあるものの)無理やり納得する。 そこんトコロをぐっと飲み込んでしまえば、歴史的事件の知られざる部分や、不明な部分に対する一解釈などを見せる事の出来る、そのアイデアを面白く感じる。 今作については、一解釈というより楽しい妄想と言った方が良いのだろう。だが、上島竜兵が予想に反してというと失礼だが、なかなか良くて、そっちをメインにした物語にするのも良かったんじゃないか、と思わせるほどだった。 ことろで、歴史を改ざんしてはいけないと言い、市井の人の小さな活動が歴史を紡ぐと言いながら、そこが繋がっておらずに結局はそう人たちに介入しても歴史が変わっていないのが、ちょっと不満と言えば不満。 ちょうど今、第6シーズン放映中だとのこと。劇場用長編と(多分1話完結の連作)30分番組では、相当ニュアンスが違うのは分かっているが、ちょっと見てみるか、なんて思っている。そう思わせるだけの魅力はあると思う。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-04-09 21:40:44) |
2.《ネタバレ》 元ネタは見てないのでわかりませんが、歴史を変えてはならないという前提であの格好でその時代の人にカメラ向けてインタビューするって、どういうことやねん、て思っちゃうんですよね。そもそもの設定に違和感。そして、それぞれの時代の人たちがなんかいかにも嘘くさすぎて、どうにも楽しめなかったですねぇ。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-03-20 23:20:02) |
1.《ネタバレ》 元になっているNHKの番組は見たことがありません。いわゆる有名人や歴史的大事件ではなく、各時代の庶民の生活を取材するタイムスクープ社第二調査部の記者が、本能寺の変直後に焼失した安土城の謎を調べに行くという内容。途中で茶器楢柴肩衝を巡って1980年代および第二次大戦中にも寄り道します。有名人は楢柴肩衝の持ち主島井宗叱(上島竜兵)のみで、残りの時任三郎や嶋田久作らは名もない武士。人身売買や野盗の残忍さなど戦国時代の暗い部分も織り交ぜながら、ハイテク取材機器を駆使して安土城に迫ります。肝心のオチは…なんだかはぐらかされてしまったような感じで拍子抜けですが、ドラマとしてはそこそこといったところ(取り立てて面白いという程でもないが、つまらなくはない)。あの時点での安土城が、本当にあんなに無人・無警戒だったのかは若干疑問ですが。あと未来への報告で旧暦が換算されていないのにも、やや違和感を持ちました。 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-09-16 20:04:07) |