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こんにちは、母さん

[コンニチハカアサン]
2023年上映時間:110分
平均点:6.88 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-09-01)
公開終了日(2024-02-21)
ドラマコメディ戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2023-04-26)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-07-27)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督朝原雄三
キャスト吉永小百合(女優)神崎福江
大泉洋(男優)神崎昭夫
永野芽郁(女優)神崎舞
YOU(女優)琴子・アンデション
宮藤官九郎(男優)木部富幸
田中泯(男優)イノサン
寺尾聰(男優)荻生直文
加藤ローサ(女優)昭夫の部下
田口浩正(男優)久保田常務
北山雅康(男優)巡査
松野太紀(男優)区の職員
広岡由里子(女優)足袋屋の客
神戸浩(男優)ボランティアの炊き出しに並ぶ男
名塚佳織昭夫の妻
脚本山田洋次
朝原雄三
音楽千住明
作詞桑田佳祐「涙のキッス」
作曲桑田佳祐「涙のキッス」
挿入曲サザンオールスターズ「涙のキッス」
撮影近森眞史
製作松竹(「こんにちは、母さん」製作委員会)
木下グループ(「こんにちは、母さん」製作委員会)
テレビ朝日(「こんにちは、母さん」製作委員会)
博報堂(「こんにちは、母さん」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「こんにちは、母さん」製作委員会)
読売新聞社(「こんにちは、母さん」製作委員会)
朝日放送テレビ(「こんにちは、母さん」製作委員会)
BS朝日(「こんにちは、母さん」製作委員会)
講談社(「こんにちは、母さん」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「こんにちは、母さん」製作委員会)
大谷信義(製作代表)
木下直哉(製作代表)
早河洋(製作代表)
平城隆司(製作代表)
製作総指揮迫本淳一
企画松竹
配給松竹
特撮浅野秀二(VFXプロデューサー)
IMAGICA(VFXプロダクション)
録音深田晃(レコーディング&ミキシングエンジニア)
その他千住明(指揮)
サンライズ(宣伝協力)
深澤宏(プロダクション総括)
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1
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8.《ネタバレ》 見る前は正直言ってあまり期待していなかったのだが、山田洋次監督の吉永小百合主演映画の中ではいちばん山田監督の喜劇作家としての側面が出た映画になっていて安心して見ていられたし、面白かった。吉永小百合扮する母親・福江が住んでいる家のセットの間取りがどことなくとらやっぽく、その二階で大泉洋扮する息子と幼馴染であり、会社の同僚でもある宮藤官九郎が会社人事を巡ってケンカをしているシーンなんてまるで寅さんを見ているようでつい声に出して笑ってしまった。今更感もある初めての老け役という吉永小百合も、この人の芝居にいつも感じる不自然さを感じることなく、あくまで自然な感じに演じていて、逆にそれがちょっと意外な感じもしたが、良かった。教会の牧師(寺尾聰)との老いらくの恋も違和感がなく、すんなりと受け入れられるし、吉永小百合は日活時代、宇野重吉との共演が多かったので見ていて寺尾聰との共演が感慨深くもある。(でも、この一つ前に見た山田監督の映画は「男はつらいよ お帰り寅さん」なのだが、やっぱりそこに登場した泉のお父さんは寺尾聰であってほしかったと本作を見て改めて思ってしまったことも事実。なんで出てないのだろう。)この老いらくの恋の結末はなんとなく予想できるのだが、それが分かり切っていても切ないものがあり、別れのシーンで福江が牧師にかける言葉が彼女の気持ちを全て物語っているようで良い。ラストは落ち着くところへ落ち着いたという感じではあるが、この結末で良かった気がする。いちばん最後の花火もとても印象的だった。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2024-07-28 23:37:52)
7.大勢の人間が関わってる映画で、誰一人「おじちゃま」という台詞に異論を唱えられない状況に、絶望的なものを感じる。
永野自体は悪くないんだけどね。声も女優の大事な要素だと考える自分的には
rhforeverさん [DVD(邦画)] 6点(2024-05-19 11:20:14)
6.《ネタバレ》 笑いあり、涙あり…山田洋次監督真骨頂の人情ドラマ。イイ年して熟年恋愛を展開させるサユリお母ちゃんと牧師のアキラくん。会社人事と夫婦仲、人間関係に大いに悩む中年のオイラ。お母ちゃんは熟年失恋し、オイラは会社と声だけ出演の奥さんを同時に失っちまう。そんな厄日はオイラの誕生日。花火がドーン、ドーンと空しく響いてくる。こんなとても可哀そうなオイラを、よろすくたのんますわ。そういう意味で「こんにちは、母さん」なんだとエンドロールを見ながら感じた。傑作。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 8点(2024-05-04 06:04:58)(良:1票)
5.《ネタバレ》 人間を追い詰める映画の多い昨今、
山田洋次の映画は、僕らを抱きしめてくれる。

吉永小百合の演技も、これが地じゃないか、ってくらい自然。

温かさの中に時折見せるシビアな歴史も忘れない。
ありがとう、って言いたくなる映画も、今じゃ珍しい。
ありがとうございます、山田監督。
次作も楽しみです♪
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2024-02-25 19:40:11)
4.《ネタバレ》 演技と思われない自然な振る舞いをさまざまな撮り方で映像を見せていくのが普通の映画だが、この映画は典型的な舞台演劇の場面場面をつなぎ合わせて映画にしたという雰囲気。端的にいうと演技がすごく大袈裟でこっけいなくらいだ。吉永小百合も年齢を考えると滑舌の良さや身のこなしの鋭さは不老不死の化け物かと思えるくらいなキレだが、大袈裟なくらいハキハキとしてセリフの言い方。
そういった舞台演劇を映画で見たい方には唯一無二の作品であろう。
映画の主題は人生ペーソスもので特に目新しいものは皆無で吉永さゆりが牧師にフラれるところが起承転結の転、大泉と吉永と娘が一緒に仲良く暮らすというエンディングは結とすればこれは予定調和というか大概の人にはそれしかないやろーというくらい想像が容易い。
男にはつまらない映画かな。
女性はなんとなく見て安心して映画館を後にするだろう。
しかしこの家族の10年後はまた悲惨な結末が待っていそうではある。
小鮒さん [映画館(邦画)] 6点(2023-09-14 23:10:18)
3. 
さーて、と。
想えば、凄い監督なんだよな…あの作品も。
日常的な作品ではあるんだけども山田洋次さんの凄さ。

今回ばかり観たのは、「こんにちは、母さん」って、2023年のシリーズ。
Blu-rayで2019年頃に「男はつらいよ/お帰り 寅さん」で購入した。
いや、最後の曲とかで…泣けるね、アレは。

――色んな映画がある。

そして色んなジャンルを、貪るだけじゃなく眺めてみる。
ただ、映画を待ってる状態じゃなく、まず観てみる。
今は好き放題に観る状態で、作品を構えつつ見入っている。
何気ない、その辺にある物語。
だけど、誰もが本当に過ごしていたい世界だなあ。

そう言えば…
もう、沢山、「映画を順当に楽しめる」ように、観るようになった。
過去、東京に来ていた直前くらいかな?
色んな映画を貪りたく、特筆するジャンルの映画でもなく、フランス映画や日本映画もよく観察していた。
中でも、1988年に…市川準監督からレーザーディスクで「会社物語/MEMORIES OF YOU」を観ていたんだ。

うん、実際は楽しかったし印象にも残った。
けど、まだ年齢的に考えて「一番観たい、SFやアクション映画」が否めないのを、いま実感。

けど――アレだ。
50歳を超えた年齢になると、観たい映画が時期を関係抜きに観たくなるのも事実だよね。
好きな映画は今も、そして、これからも…ずっと好きだけど、好きな映画の「溶け込み度合い」が変化した気がする…かな?
あー、上手く言えないけど。

たくさん話して、人間と関わって…
そして(ときには)優しく微笑みながらも生きてる世界。

――吉永小百合さんが居る。

――大泉洋さんが居る。

――そして、寅さんの世界にも居る。

そう、それで好いんだ。
きっとまた、あの世界を観れるなら。

母さん、いい天気だね。


.
映画の奴隷さん [映画館(邦画)] 8点(2023-09-13 19:06:32)
2.《ネタバレ》 とにかくめちゃくちゃ重い「福田村事件」を
観た後だったので、口直しというかチェイサーというか、とにかく
ほのぼの、ほっとさせられ癒されました。
下町の風情が感じられる場面が多かったのですが、実際にまだこれ
ほどの雰囲気が残っているのでしょうか。

役者さんそれぞれに味のある演技だったのですが、この映画の最大の
問題は昭夫さんが家庭でも会社でも問題抱えて悩んで憔悴している男
の暗さが感じられなかったことです。大泉洋さんの演技が下手という
わけでは決してなく、彼には元々が明るいオーラが染みついていてし
まっているからなのでしょう。
別の俳優さんなら暗い男をもっと的確に演じられたのかもしれませんが、
監督が彼を起用したというからには、そもそも監督にはこの映画をシリ
アスな物にする意図はなかったのかもしれません。
キムリンさん [映画館(邦画)] 6点(2023-09-07 17:59:50)
1.《ネタバレ》 山田洋次監督という事で令和の下町を舞台にしつつも昭和っぽい雰囲気、寅さんでおなじみの日本ならではの人間間の機微の感じはしっかりそのまま。笑える場面も多いが高齢者ならではの胸にしみる言葉はどこかしんみり、そして暖かい余韻が残る。
飲み屋での大泉洋と宮藤官九郎のワイシャツの微妙に違う着こなし、大泉の幼少時の写真等演出、美術、非常に細かいところまでこだわりが感じられる。永野芽郁は祖母の恋バナにきゃあきゃあ盛り上がったり若いエネルギーに溢れ、場面の空気を引っ張れている感じ。応じる吉永小百合の醸し出す空気感も絶妙。そして吉永と寺尾聡の恋愛模様についてはやっぱりこの齢でこういうのを演じて違和感なく見られるのは彼女ならではだなと感慨。ラスト近くの教会から出発する寺尾にかける吉永のセリフが女の意地と照れが込められていてよい。若ものにはピンとこないかもしれないが寅さんが好きなら見て損はないと思う。
クリプトポネさん [映画館(邦画)] 7点(2023-09-03 23:40:38)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.88点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6337.50%
7337.50%
8225.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review2人
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