27.《ネタバレ》 勝新の座頭市は初見ですが、表情豊かでなかなか良かったです。お茶漬け流し込むシーンとか、何故かわからないのですが結構好きでした。ストーリーも思っていた以上に凝った作りでした。一方期待していたチャンバラは、結構軽い感じですね、刀の重さを感じないので期待していた重厚感は感じられず、その点残念だったかな。 【はりねずみ】さん [インターネット(邦画)] 4点(2023-10-15 10:16:31) |
26.《ネタバレ》 共に男盛りの 勝新太郎 VS 三船敏郎 まさに夢の対決。「用心棒」未見なので何とも言えませんが、用心棒の口汚い俺様具合が若干鼻に付いたのが残念ではありますがツーショットはスタッフの緊張も伝わってくる凄いオーラ。よく練られたストーリーでの精鋭選りすぐりな脇役陣の熱演が二人に劣らず素晴らしい。その中でのMIPは滝沢修さん。重厚であり終盤での細川俊之との絡みで見せる鬼気迫る姿が忘れられない。勝敗は決してつけられない対決の落としどころも味わい深く余韻が残ります。「企画倒れに終わらせてなるものか」気迫溢れる名作です。 |
25.さすが、2大スターが登場するシーンでは画面が引き締まります。これを「華」と呼ぶのか「オーラ」と呼ぶのかわかりませんが、見る者の第六感に働きかけてくるものがあります。その正体を科学的に解明できたとしたら、エンタメ界は激変することでしょう。 ただこの2人だけではなく、まったく頼りない米倉斉加年とか、意外に早く退場する草野大悟とか、なんとなく不気味な常田富士男とか、後々にも活躍する役者の若かりし頃を見れて楽しめました。 そして何より、岸田森がいい。こんなに殺気立ったイケメンだったのかと初めて気づきました。惜しむらくは、もっと憎々しい悪役として活躍してほしかったかなと。 ストーリーとしては、まあこんなもんでしょうという感じ。 それにしても、「座頭市」の舞台になる集落は常に無法地帯で殺伐としていて、善人ほど早々に消え、ロクでもない奴しか残りません。もちろんドラマの設定とは知りつつも、絶対住みたくないですね。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-14 02:14:41) |
24.《ネタバレ》 倒産寸前の大映を立て直すべく、勝新太郎と三船敏郎、若尾文子、嵐寛寿郎、寺田農、監督に岡本喜八など最高に豪華でアクの強い俳優陣を揃えた。 特に勝新太郎と三船敏郎のピリピリ具合が凄い。 実際に酒を飲んで撮影に参加、セリフも不明瞭で動きでだけで演技を押し通す。 役者として三船敏郎にブチ切れる勝新! 勝「何でこんな奴と一緒にやんなきゃなんねーんだよ。ふざけやがって・・・ブチ殺すぞ大根野郎」 三船「面白え。やれるもんならやってみやがれドめくら」 共に多くの修羅場を潜って来た者が出せる殺気に満ちた二人のやりとり。 視聴者はワクワク、制作陣は心臓バクバク。 流石に最盛期ほどのキレが無い三船だが、その存在感とユニークで油断ならないキャラは中々のもの。 勝新も機嫌を取りながら「いつか殺す。ぜってー殺す」と虎視眈々と隙を狙うような眼光がたまらない。 とにかくファン必見の映画。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-12-08 23:50:32) |
23.何はともあれ若尾文子様が無事で良かった。無事じゃなきゃ、もっと点下げるとこやった。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-06-17 22:02:10) |
22.《ネタバレ》 噂には聞いていたが、勝新がこんなにいいとは・・。三船さんも画面に出てきた途端、しかもあの黒澤「用心棒」の三船さんが!もう嬉しくなっちゃってね。でもただの「ゴジラ対キングコング」じゃないんだね。話も中々面白い。で、丁寧に観ていくと、どうも「用心棒」の用心棒じゃない。隠密?あれ?で、第3の刺客、登場!名前が九頭竜。もうサービス良すぎでしょう!座頭市が主人公なのは間違いないんだけど「怪物」すぎて感情移入ができないんだよね。でもこれが座頭市シリーズの面白さと見た!勝新はやはり天才だよね♪ 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-05-29 23:01:40) |
21.《ネタバレ》 勝新太郎と三船敏郎の共演、しかも座頭市vs三十郎! と思ったら、佐々とかいう別人なのか。まあ、それはいいんだけど、どうにも話が分かりづらく、あまり楽しめなかった。最後の対決も三船敏郎を立てて、勝敗をつけないのは理解できるが、戦う時間が短すぎる。「日本昔ばなしのおっちゃん、止めに入るの早すぎ!」とか「若尾さん、もう少し寝てて!」なんて思ったり…。期待が大きかった分、点は厳しめに。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-12-04 10:00:20) |
20.確かに色んな部分で問題点、不満もある。しかし、それよりも日本映画史上に残ること間違いない二人の時代劇スターである「座頭市」と「用心棒」を一つの映画の中で戦わせてしまおうなんて発想が凄い。それも全ては勝新太郎と三船敏郎という今は亡き昭和を代表する映画スターの二人だからこそ可能なのである。岡本喜八監督が全ての映画ファン、それも邦画ファンへに向けてのプレゼントであると思えば多少の無理難題や欠点も大目に見てやろうではないか!と私は思う。それに黒澤明監督への岡本喜八監督からの尊敬のようなものも感じられる。そういったものを全て受け入れて見たい。そう思うことでこの映画に対する評価は違ってくると私は思う。何度も言うように勝新太郎と三船敏郎の存在感、この二人が同じ映画の中で対決するなんて発想は普通では思いつかないし、例え、思いついても普通は気を使い過ぎて撮ろうなんて考えないであろうものだが、それを一つの映画として、二人の俳優は勿論のこと、脇を固める俳優全てに対してもきちんとした役を与え、疎かに描こうとせずに見せてくれる岡本喜八監督の素晴らしさ、欠点が全く無いかと言うと嘘になるだろうし、それでもやはりこんな素晴らしい企画を実現させて見せてくれた岡本喜八監督に一言「ありがとう」と言いたい。勝新太郎と三船敏郎の二人を見て、改めて現在の日本映画のスター不足と時代劇としての凄みの無さを思い知らされることになる。日本は本当に惜しい俳優を二人も失ってしまったものです。 【青観】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-04-03 23:09:06) |
19.勝新太郎と三船敏郎。この2大スターのキャラを活かしているとも言えるし、活かしていないとも言える。それぞれの個性は良く出ていた。でも、お互いを傷つけないように遠慮しあっている印象。終始コメディ調で進むことも悪くはないが、例えば三船&仲代がいくつかの作品で演じたような、ヒリヒリする緊張感を漲らせた方が良かったのではと、観終わった後には思う。ジャイアント馬場とアントニオ猪木がタッグマッチで戦って、外国人選手がフォールされたって感じです。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-03-18 00:18:45) |
18.シリーズの中の一本ではあるが、独立した一本の映画として見なければいけないし、じゅうぶんにそれができる作品である。初めて「座頭市」を撮る岡本喜八だからこそ出来たのかもしれない。岡本監督の時代劇は西部劇の洗礼を受けている。というか着物と刀の西部劇だ。だから勝と三船の二大スターが共存できるのだ。二人のキャラクターが立つほどに映画が面白くなる。市の達観しているようで恐ろしく俗気があるキャラを、用心棒の豪傑でありながら茶目っ気のある泣き上戸というキャラをコメディタッチで見せながらもストーリーはシリアスというギャップがいい。もちろんアクションもしっかり見せてくれるし何よりも二人をちゃんと対決させている。見事なまでのエンターテイメントだ。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-09-03 13:58:51) |
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17.勝新と三船夢の共演といえど、あまり評判のよろしくない本作ですが、それほど悪くなかったです。 ただ、勝プロがこの企画の監督を岡本喜八にしたということは、もっと自由に痛快でバカバカしい娯楽大作を作ってほしかったんじゃないかな、と思いました。 喜八監督らしさはもちろんあり、いい感じの軽さは出てるんですが、崩し方が中途半端で、余計に2人のキャラクターと世界観に違和感を感じてしまった。 主演二人が強烈なのに、更に多数の登場人物を出して入り組んだ話にしたせいで、ちょっ内容としてはかったるくなってしまっていました。 それでも、かなり陰惨なクライマックスには固唾を呑まされてしまった。 期待していたものと違う、という点が大きく低評価に響いている気がするので、座頭市とか用心棒とかの先入観を抜きにすれば、全然悪い作品ではないと思いますよ。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-29 23:01:00) (良:2票) |
★16.《ネタバレ》 ここから製作が大映から勝プロに完全移行したシリーズ第20作。岡本喜八監督作品とあって前々から見たかった映画だったが、勝新がプロデュースもやってるせいか、喜八監督の映画としてはなんかイマイチ。三船は黒澤作品の三十郎とは別人と割り切って見たものの、衣装とかメイクがまんまだったのでちょっと違和感を感じた。「用心棒」を意識したのか終盤、死人が出まくって街中血まみれになるのもシリーズほかの作品となにか違う気がして「座頭市」シリーズとしてもちょっとなあという感じ。でも、勝新と三船の共演は楽しめたし、「用心棒」の仲代達矢を思わせる殺し屋を演じた岸田森がとてもクールでカッコよかったので甘めに6点。絶対無理だと思うけどもしこの映画を黒澤明が監督していたらどんな映画になっただろうとつい考えてしまう。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-05-09 02:04:26) |
15.三十郎ファンはがっかりしてしまう内容。座頭市もシリーズのほかのものは好きなものが多いのだが、これは期待が大きかったのもあってか満足とはいえなかった。 【HK】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-02-09 21:48:04) |
14.勝新・三船というだけで10点あげてもいいんじゃないかな?とも思ったが、まぁ、映画ってのは、つくづく足算じゃないなぁ。しかし、やはり圧倒的な豪華さは確かなので、楽しめた。しかしもう少しドスの利いた質感で見せて欲しかったという気も。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-12 00:54:00) |
13.第20作。「座頭市と用心棒」このタイトルだけで夢のような映画で、実現してるだけでも凄い。勝新太郎・三船敏郎・若尾文子、大映と東宝の競演、少なくとも見てる間は退屈しません。各スターの見せ場を作りつつメンツも立てる、ストーリーの印象が薄いというありがちな感じになるのも仕方ないかも。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-29 21:02:57) |
12.マジンガーZ対ゲッターロボ、ゴジラVSモスラなど、この手の夢の対決って大体面白くない。やっぱり夢のままであり続けるべきなんでしょう。用心棒=三十郎ではなく、三十郎によく似た別の用心棒という事で無理矢理納得しておけばギリギリ有りでしょうか。 としても三十郎ファンとしてはやっぱり納得できないか。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2005-02-19 18:49:12) |
11.「座頭市喧嘩太鼓」より2年ぶりに制作された、第20作目となる本作。三船敏郎演ずる用心棒を迎えた企画で、興行的にはそれなりに成功を収めたようです。1966年以降の本シリーズは、殺陣に進歩が見られなくなり、座頭市というキャラクターを神聖化しようとするあまり、話が嘘くさくなってゆきます。さらに本作では、勝の体の動きの鈍さが目立ち、NGと思えるようなシーンでさへ平気で使われています。用心棒をからめたエピソードでは、キャラをたてようとするあまり、墓穴を掘っているようです。もっと軽い扱いでもよかったのではないかと思いました。 |
10.《ネタバレ》 こういう企画ものは末期症状というのが相場ですが、意外と完成度高し。かなり良かったです。斬新なたけし市もいいけど、やはりオリジナル市は味わいが奥深くてイイ。三十郎も言われるほどに悪くなかったです。実は隠密…というのも意表を突かれましたがさもありなんという感じ。演出も的確、脇役も良し、色んな要素てんこ盛りで満足です。 【番茶】さん 8点(2004-12-19 11:05:41) |
9.勝新、三船の両者はもちろん印象に残ったんだけど、個人的には、岸田森が一番強烈な印象だったなぁ。いい意味でじゃないけど。 【夏目】さん 5点(2004-11-23 18:35:51) |
8.用心棒の三船の魅力がオリジナルのと比べて激減してしまいましたね。 【アルテマ温泉】さん 5点(2004-09-23 22:39:57) |