13.今さらながらたぶん初見。大学生の時代にあんな妖艶で年上な彼女がいたら、さぞかし人生ハッピーでしょうねぇ。感想はそれぐらい。いろいろ取って付けたような展開で、散漫というか薄っぺらいというか。原作は読んでいませんが、昔読んだ宮本輝の別の小説から察するに、こういう物語ではないだろうという気はします。 しかし1980年代の大阪の夜の猥雑な雰囲気はなんとなく味わえたので、よしとしましょう。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-11-21 23:40:13) |
12.《ネタバレ》 「業の深さ」 2013/01/04鑑賞 初め誰が主役なのかはっきりしませんでしたが、 山崎努をそこに置くとよくわかります。 山崎の豹変ぶりがこの作品の肝です。 前半は微笑を絶やさずやさしいマスターです。 「突かせてもらえますか」は中毒患者です。 そして「バクチは地獄や」と繰り返すラスト。 妻の末路、大滝の孫の過去、 それだのになぜ9番を手で落とし息子に勝たせたのか。 加賀まりこの狂った感じもしびれます。 真田広之と松坂慶子の悲しい感じはよくわかりません。 ただ松坂のかわいらしい大阪弁は好きでした。 これで二回目ですが、 あと二回くらい観ればいろいろまた見えてくると思います。 宮本輝、いいですね。 ダンサーの女の子だけがこの地獄から脱出できたのかもしれません。 【pige】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-01-12 21:52:23) |
11.《ネタバレ》 松坂慶子(のヌード)が目当てで、封切り時に鑑賞。松坂さんは、妖艶だがそれだけの映画。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-01-09 15:36:24) |
10.視点がやたら不安定なのが見ていてすぐに目につくが、これは、主人公(=真田広之)の背景や日常生活を各場面にきちんと落とし込まなかった制作者側の責任だと思う。山崎努にしても佐藤浩市にしてもカルーセル麻紀にしても、ここぞというところで主演級に力が入っており、それによって主人公の影がどんどん薄くなっているのである。輪をかけて、慣れない関西弁がフィルターとなって各俳優も本領発揮とはいかず、したがって作品自体のイメージはそれほどよくない。ただ、徹底して道頓堀界隈を撮り切った映像の力で、何とか一本の存在感を通している。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-12-29 02:08:52) |
9.《ネタバレ》 梅田ピカデリーに手書きのポスターがデカデカ(手書きでなかったかも知れないが)と垂らしてあり、やけにエロい真田と松坂慶子が酷く子供の目には「観てはならぬもの」だと思ったが近所のお姉さんに頼んで漫画映画を観たことにして隠れて鑑賞。なにも隠れてみることもなかった・・・作品だったように記憶。空想し過ぎた(笑) 【成田とうこ】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-09-16 06:20:39) |
8.僕は学生時代に読んだ宮本輝氏著『青が散る』のおかげで、それまで大嫌いだった大阪弁が大好きになりました。川三部作はじめ、海外を舞台にした作品以外は殆ど読破してます。この作品は大阪ミナミの象徴道頓堀川が舞台、しかも監督が当時絶好調だった深作欣二監督となれば期待するなと言う方が無理。・・・う~ん内容がうっすい・・・しかも原作で描こうとしていた部分と全く違う箇所(真田&松坂のラブシーン)にのみリキ入れて撮っているみたいな感じ。深作監督らしいバイタリティが殆ど感じられません。残念ですね、これは。前出『青が散る』は自分は未見ですが、石黒賢&二谷友里恵でドラマ化された際かなり不評だった由、大好きな『春の夢』が下手に映像化されない事を祈るばかり。つい最近観た「自虐の詩」でもカルーセル麻紀姐さんは大阪下町のおばちゃんを好演してましたが、彼女?には大阪の風景が似合いますね。 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2007-11-10 10:44:23) |
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★7.「泥の河」、「蛍川」と同じく宮本輝の「川三部作」の一編を映画化した深作欣二監督作。なのだが、いつもの深作監督の映画のようなパワフルな演出は鳴りを潜め、そのうえ、ドラマ的にもなんだか暗い印象で盛り上がりにも欠けるという深作監督らしからぬ映画に仕上がってしまっている。山崎努と佐藤浩市の親子関係、真田広之と松坂慶子の関係どちらに主観を置いていいのか分からないのが致命的。いくら本来の作風と違うとはいえ、「蒲田行進曲」の快作ぶりに比べると同じ監督による同じ年の映画とはとても思えない。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-09-11 03:13:44) |
6.《ネタバレ》 深作欣二監督作品の中で最もつまらないと感じた本作。同時期の「蒲田行進曲」と比べると明らかで、盛り上がりに欠け趣旨が散漫になっており今一つ何が言いたいのかが伝わって来ない。先ず、主役の若かりし真田広之と松坂慶子のエピソードであるが、あれだけ少ないと感情移入しようが無い。真田広之はアクション以外では初の主役だったと思うが、どうも頼りない印象ばかりで、単なるお飾り扱い。周りが、山崎努・カルーセル麻紀など一癖も二癖もある役者ばかりで、途中から完全に食われてしまっているのだ。ラストの結末も如何なものか、他に盛り上げる方法が無かっただけだと思われても仕方が無い。あとどうも松坂慶子に関西弁は合わない。大阪に住んでいる者としては、なんか暗いイメージばかりで悲しい。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-01-18 23:05:13) |
5.《ネタバレ》 う~~ん。結局、大阪に暮らす人々の悲喜こもごもを映し出した映画?そしてやたらと裸の女性が出てくる映画?貧乳が目立ったのですが、当時はコレが良かったのでしょうか?今だったら、ゼッタイに巨乳ちゃんが並ぶと思うんだけどなぁ。しかし、女をモノとしか思ってない男達の身勝手さにちとムカついた私でありました。勿論、惚れた弱みってことも言えますけどね。当時は女性は自立してなくて、男に依存してたってことなのでしょうか。(それはそれでまたムカつく・・)ってことで私としては珍しく辛口6点献上です。 【ゆみっきぃ♪】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-04-23 18:53:22) |
4.《ネタバレ》 原作を全く知らずにみたんですが、私はすきです。あの色気は深作監督ならではだと思いました。映画全体に色気が漂ってます。俳優が皆男臭くて女臭いのです。山崎努、大人の男性の色気。真田広之、松坂慶子とのからみもよかったけど最後の死ぬシーン、なんであんなに色っぽいのか不思議。深作マジックかな。佐藤浩市、男臭さがとびぬけている。松坂慶子、愛することに必死な女の何とも言えない痛々しい姿。深作さんはものすごく女性にもてたのだろうなあ、そうでなければこんな作品つくれないと思う…。そんな雰囲気だけでもかなり楽しめる映画だと思いました。 【クリロ】さん 7点(2004-06-15 03:15:04) |
3.原作っていうのは所詮"原作"でしかなくて、映画の中では全然違うものになってしまうんだな、ということを知った作品。というか、それはないっすよ、深作監督。原作のいいところが全然ないじゃないですか!というか、全く違うストーリーになってますよ!なんだか、期待してみたぶん落胆が大きくて、観ていて辛くなってしまいました。この映画だと鉄男も政夫もダメ人間になっちゃって、邦彦一人がいい人みたいですね。しかも、鉄男の玉突きの腕も落ちてるし。何よりスリークッションじゃなくなってるし。ハスラー映画としての魅力はこの映画には全くないです。僕も、映画だからどうしても削ってしまったり、変えてしまわねばならない設定があることはわかります。しかし、せっかく「ビリヤード」というスポーツのようで決してスポーツではないバクチを軸にした親子の対立、そしてそれを見つめる天涯孤独な青年という、すごく魅力的なテーマが原作にあるにもかかわらず、松坂慶子と真田広之の濡れ場がメインであるかのような陳腐で低俗としか言えない恋愛映画にしてしまったのには、原作を楽しく読んだものにとっては苦痛に近い。ということで、自分の中では最低ランクにさせていただきます。 【fero】さん 2点(2003-12-24 19:52:53) |
2.今となっては、松坂慶子全盛期の裸身くらいしか印象にない・・・。あ、カルーセル麻紀がかなりアツいオカマを演じていた(ん?そのままやん)のも覚えてます。 【じゃん++】さん 4点(2003-12-22 00:20:20) |
1.《ネタバレ》 いつもの深作のネチっこい演出は何処へやら、オカマ(カルーセル麻紀?)に刺されただけで主人公の真田広之は呆気なく死ぬ。まぁ原作(未読)がそうだから、と言えば仕方ないか…。それを知らずに待ち続ける松坂慶子が何とも哀れ。皮肉なラストでヤな後味なんで悪いけど5点マイナスゥ! 【へちょちょ】さん 5点(2003-12-19 11:23:32) |