3.《ネタバレ》 今回は「先代組長の死去に伴う跡目争い」という入口で、一応、毎回新たなテーマに挑戦してはいるのですね。志麻さんの立ち位置も、組の中心というよりは地方の有力組長というのがやや斬新かも。キャスティングも、小粒感のあった前々作と前作を反省したのか、今回は、石橋・原田・火野と、なかなかの曲者を揃えていますね。と思っていたら、石橋さんはともかく、あとの2人はえらく登場時間が短かったのですが。ただしそれでも、火野さんの、ただ立っているだけで醸し出される異質感というか死神感(?)は、絶品です。●で、筋書については、途中からは誰が誰をどういう理由で狙っているのかがよく分からなくて収拾がつかなくなっていますし、皆様おっしゃるとおり、若者二人の恋愛沙汰(というかこれなら「発情沙汰」に近いが)は、はっきり言って邪魔でした。