9.冴えないオッサンの見本みたいなロバート・デュバルが刑務所に入れられたもんで、その脱獄を我らがブロンソンが請け負う、というオハナシ。特に難攻不落の刑務所という訳でもなく、田舎のノンビリとした雰囲気です。一応、デュバルが刑務所に放り込まれた経緯にはウラがあって、それなりに危険なミッションなのですが、あくまでノンビリ。
で、最初に立てた作戦はというと、ランディ・クエイドが女装して刑務所に入り込み、ロバート・デュバルと接触しよう、なんていう、ほぼあり得ない作戦。そりゃ無理でしょ。とは言えこの頃のランディはまだちょっと、デニス・クエイドの面影(?)もありますが、それでも無理です無理。やる気あるのかよ。
で、あえなく失敗した後、ようやく本気の作戦になるのですが、これもまあ、ノンビリしてます。ノンビリはしてるけれど、ヘリを使った大胆な作戦。ブロンソンの操縦がヘタクソなもんで、大胆さもひとしお。それにしても、自動車、ヘリ、飛行機が並んで走るシーンが妙にカッチョいい。
この映画を見てよくわかるのは、田舎の刑務所をノンビリ脱獄するには、缶ビールが必須! ってことですな。一緒に呑みたくなること請け合い。