4.カサヴェテスとは波長が合わない。というのは作品についてではなく、鑑賞機会についてである。何故かカサヴェテスの映画を借りると、その時に限って忙しく、結局見れずに返却というパターンが多い。彼の作品は総じて上映時間が長いのも原因の一つ(ちなみに、アントニオーニも何故か全然見る事ができない)。というわけで短い部類に入る「ビッグ・トラブル」をレンタルして意地で鑑賞、で、これがまたカサヴェテスの遺作でありしかも本人的には気に入っていないらしいのだが、いやいや、全然おもろいです。後半、思いっきり路線変更してるが、遺作にしてこの逸脱ぶり。しまいには最後にわけわからんパーティが・・・で、これがまた楽しくて。普通に撮ってるように見えて、全然普通でない。特に顔面のクローズアップが、なんというか、良い。うまく言えないが、要するにこの映画はビッグ・トラブル、極めて映画的なビッグ・トラブルなんだと思う。 【追記】自分で書いててなんだが、何書いてんのか意味わかんねー(笑)何だよ、映画的なビッグ・トラブルって・・・・・ 【Qfwfq】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-01 23:23:32) |
3.子供の学費のため心ならずも詐欺の片棒を担ぐ保険外交員。コロンボが相手にした犯人群とは比較にならぬほど思いつきだけの稚拙な犯罪を企てる移民斡旋業者。上手くいくはずもなく彼らは次々と思わぬ方へと転がっていく。作品としては少々微妙でも、A・アーキン、P・フォーク、C・ダーニングといった役者の演技を楽しむには絶品。無駄に人が死なないのもいいし、エンド・クレジットもどこまでが演技でどこからが「打ち上げ」かわからない。意外なカサヴェテスの遺作。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-24 09:51:25) |
★2. 役者たちがのりにのる、のりまくっている。物語という枠の中で演じているはずなのに、それを超えて楽しんでいる。演じるってのはかくも楽しいことなんだ、と思う。カサヴェテスはそれを的確に、実にかっちょよく画面に収め続ける。その結果がラストの楽しい楽しい楽しい野外パーティーにつながる。カサヴェテスの意に反した映画であろうとなかろうと、これは紛れもなくカサヴェテス映画だと思う。 【まぶぜたろう】さん 10点(2003-12-04 02:31:24) |
1.おみしろいのか、つまらないのかまったもって理解に苦しんだ。最後もあれ、笑いながらやることじゃないだろう。ちょっとシャレになってないって感じる。 【mmm】さん 3点(2003-03-20 02:25:01) |