6.《ネタバレ》 かなり童話、童話していて、思っていたより退屈なストーリー。
なにしろ、『不老不死の水を飲んで死ねない体』、この秘密一本で90分のストーリーを作るわけですから、間延びしても仕方ありません。
ラスト15分、そしてウィニーの選択は大変興味深いものでしたが、逆に言えばそれ以外は無くても差し支えの無いエピソードばかりです。
ジョナサン・ジャクソンとアレクシス・ブレデルは大変美しい青年とお嬢さんですが、二人の美しさだけでこのストーリーをひっぱるのはさすがに辛いです。
それに、黄色い服の男の存在価値も想像以上にしょぼくてがっかり。何か重大な秘密を握るキーマンかと思いきや、ただの不老不死狙いで、その辺のこそ泥と変わりません。拍子抜けも良いとこです。
まさにこの作品は、絵本に書かれていそうな内容を、本当にただ映像化しただけのような作品です。
全編通してやや説教臭い感じも、この作品に限っていうと小うるさく感じます。
ただ、説教臭さの一因になっている名言が、ちょっと良かったりもします。
特に、ボートを漕ぎながら父親が言う名言は、ストレートだけど心にぐっとくるものがいくつかあります。
名言好きの私としては、なかなか好きなシーンなんですけど、やっぱちょっと説教臭いですね。