42.《ネタバレ》 原作未読、2013年版が良かったので1974年版も見ました。まず第一に2013年版から見てしまったことが失敗でした。この映画の正しい順番は「1974年版を見る」→「2013年版を見る」→「原作を読む」ではないかと思います。そもそも脚本的(物語的)にはどちらも似たような感じでトレースしてあるので、どちらを見ても大差ないように思います。あくまでエンタメとしての映画という視点で評価しました。 2013年版と比較してしまうと1974年版は全てにおいて「古い」、この言葉しかありませんでした。撮影手法、演技、立ち振る舞い、画質、セット、、何から何までショボく見えてしまったのは致命的でした。また、暑さのせいか皆さん終始汗ばんでいるのもかなり気になりました(夏を表現したのは理解できるが、、優雅に見えない)。 確かにレッドフォードは美男子ですが成り上がった感があまりなく、ただの御曹司にしか見えません。デイジーLOVEなガツガツ感もなく、シュッとした佇まいが冗長さに拍車をかけているように感じました。デイジー(ミア・ファロー)に関しても気が強すぎるように見えて、どうにもミスキャストではないか?と感じてしまいました。やはり男を振り回す女ってのはグズでノロマで、何を考えているのか判らないホンワカした優柔不断な雰囲気があったほうがイイような気がしました。 終盤の流れは1974年版のほうが若干情緒的だったかな?とは感じましたが、しかし評価に大きく影響しない程度のものだと思います。色んな意見はありますがやはり2013年版のほうが音楽含めて印象的でトータルで素晴らしかったように感じます。ぶっちゃけ、2013年版が圧勝かな。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 3点(2019-11-17 12:35:00) |
★41.タイトルが有名な同作ですが、「大げさなソープオペラ」の域を出ず、なんか薄味です。あまり魅力を感じないヒロインもさることながら、最大のネックはR・レッドフォードではないかと。あまりにスマートな好青年風で、裏稼業で財を成したようには見えない。セリフではいろいろ喋っていますが、ヒロインへの情熱もあまり伝わって来ない。それに何より、強引にストーリーを動かすようなワイルドさも感じさせてくれません。例えばこの役、「スカーフェイス」風味のアル・パチーノが危なっかしく演じたとしたら、後半はもっとハラハラできたんじゃないでしょうか。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-25 03:32:25) |
40.いろいろな登場人物を配置しているはずなのに、1人として個性的・魅力的な人物が見当たらない。肝心のギャツビー自体が、何か突出したところがあるわけでもなければ存在感で見せきるわけでもなく、その辺にいるような人でしかないのです。その描写の凡庸さに、逆にびっくりしました。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-03-08 00:08:02) |
39.ギャツビーのあまりにひたむきな愛が哀れを誘うが、男のすべてを賭けて追いかけられるヒロインにそれに値する魅力のないのが致命的。 ミア・ファローではこのストーリーに乗りきれない。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 4点(2014-09-15 00:57:02) |
【cogito】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-08-02 00:09:02) |
37.《ネタバレ》 ・女は紙かjpgに限る ・いくら金持ちになって対等になったところで時間までは取り戻せない 哀れなギャツビー。 【ume0214】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-03-14 22:26:24) |
36.さすがはレッドフォード、タイトルに違わぬ華麗な立ち姿、しゅっとしてGreatだ。それだけじゃなくてレッドフォードが巧いのは、ギャツビーの内面を滲み出す演技ができていること。金ピカぶりは実は張子の虎で、中身は純情、純朴、愚直なまでに一途。夫とはっきり別れようとしないデイジー、その夫との三すくみ場面や、子供が予期せず現われた時の困惑と動揺。レッドフォードの澄んだ瞳からは全く計算高さを感じない。謎めいたギャツビー氏のキャラクターがだんだんと見えてくるにつれて、客の気持ちはレッドフォードびいきの、デイジー憎しになってゆくのだった。 ああギャツビー、なんであんな女に惚れるかね?見る目が無さ過ぎる・・男子校出身なのか女のきょうだいがいないのか。いや激しい貧乏コンプレックスか。切なく絢爛な映画でありました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-26 18:11:52) |
35.原作のすばらしさを再現した作品。残念ながら、レッドフォードはギャツビーのロマンティシズムを表現できていないし、ファローはデイジーのように魅力的ではない。 【みんな嫌い】さん [インターネット(字幕)] 6点(2013-06-12 06:44:31) |
34.《ネタバレ》 脚本はなんとフランシス・フォード・コッポラ。時期的には『ゴッドファーザー』の後でいよいよ天下を取ろうかという絶頂期のせいか、やっつけ仕事でフィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』を脚色したみたいな出来です。コッポラの脚本ではただのメロドラマみたいで、監督のジャック・クレイトンの演出のせいもあって、尾崎紅葉の『金色夜叉』をローリング・トゥエンティのアメリカへ舞台を置き換えたみたいな感じでした。 というわけで文句ばかり垂れてしまいましたが、俳優レッドフォードとしてはギャツビーはひとつの頂点に立ったとも言えるのも確かです。ほかの男たちが汗ダラダラ流している中で、さっそうとピンクのスーツ(!) を涼しげに着こなせる俳優が他にいるでしょうか。夕暮れ時に湖畔に佇むシルエットは実に決まっていて、ギャツビーのロマンチストぶりが良く出ているショットです。街道わきにあるでっかい眼鏡だけの看板も実にシンボリックで、こういうところを見ると原作はフィッツジェラルドの傑作なんだと納得させられました。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-29 00:12:15) |
33.上映時間も割と長目で、雰囲気や構成などはいかにも大作といった作りなんだけど、 ちょっと空回りしちゃったかなという感は否めない作品。 主人公の登場は40分も過ぎてから、ヒロインにも感情移入がしづらいということで、 重苦しい流れではあるのだが、一番気になったのは役者さんたちの顔。 なぜかみんなが終始汗を浮かべていて、顔がテカテカと輝いているのがとても暑苦しく、 ストーリーにまったく集中できなかった。映像や演出はとてもいいだけに残念。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-08-18 10:36:54) |
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32.《ネタバレ》 ギャツビーにとって最大の不幸は、結局デイジーみたいな酷薄な女性を心の底から愛してしまったことですね。最後の寂しい葬儀には涙がでました。「昔を今に返すよしもがな」です。 ただ、この映画とかタイタニックとか、アメリカって資本主義の本家本元、金が全ての国であるにも関わらず、金持ちがいかに醜いか、いかに貧乏人を虫けらのように扱うかを描いた映画が製作され、社会に受け入れられるのは面白く感じます。(ま、ほんとの上流階級から見れば、ブキャナン夫妻も単なる成りあがり者に過ぎないのかもしれませんが) 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-19 12:05:13) |
31.ミア・ファローは「かわいいおバカさん」を好演していましたが、レッドフォードは上品過ぎてギャツビーのギラギラした執着心や偏屈さを表現しきれなかったように思います。 【はに丸】さん [DVD(吹替)] 4点(2009-12-27 01:08:26) |
30.《ネタバレ》 「レッドフォード、まだー?」と、うっかりテレビドラマ版を鑑賞してから数年。ようやく本家ギャツビーを観ることができた。うん、テレビドラマ版のほうがおもしろいね(爆)。ストーリーが全然違ったのは驚き。どっちのギャツビーも報われないけど、それがいい 【ようすけ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-16 23:26:45) |
29.《ネタバレ》 金持ちケンカせず・・・とは限らないのだな。 【フッと猿死体】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-04-13 08:47:25) |
28.レッドフォードというだけでは満足できないということが良くわかりました。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 2点(2008-03-10 11:44:34) |
27.《ネタバレ》 謎めかしたものの、結局ただの恋愛映画。しかも結局アホな夫婦に振り回されて終わる。もう少し短ければ良かったかも知れない。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-05-11 08:34:01) |
26.眠気を我慢すれば、見所はけっこうある。当時の風俗の見事な再現。人間の身勝手さ、特にあの夫婦。ギャツビーの一途な愛とその実現に向けた壮大な計画と実行力。カレン・ブラックの死んだ顔。鳶が鷹を産んだような父親。 【パセリセージ】さん 7点(2005-02-26 22:42:11) |
25.ミア・ファローは明らかにミス・キャスト。酷薄そうな雰囲気は辛うじて出していたような気はするが、主人公ギャツビーが己の生涯賭けて愛情を捧げつくす対象にはてんで 見えないのが大変なマイナス。かといって当時他に誰かいたのかと考えると正直これといって思い浮かばない。やはりこのヒロインは文学の世界にとどめておくべき人物だったのかも。 |
24.かっこよかったですねえ、レッドフォードのギャツビー。これを見たのは中学か高校のころだと思うけど、ヒロイン役にミア・ファローというのが納得できなかったし、デイジーには最初から最後まで腹立てながら見てました。「エアポート‘75」でも思ったけどカレン・ブラックという女優さんの顔演技って凄いわね。当時は衣装も話題になりましたよね。たぶん、今見たらまた違った感想が出てきそうな作品のひとつだと思う。でもデイジーについては変わらないだろうな。 【envy】さん 5点(2004-07-05 10:27:06) |
23.ギャツビーもニックもちょいとイメージが違うのだが、、、原作のギャツビーは何やら怪しげな素性ながら実は純粋で誠実な人間であり、そのことが田舎インテリで若気を残すニックに感銘を与えるのである。ギャツビーの素性の如何わしさ、成り上がりものとしての存在感、上流階級に馴染めない率直さなど、レッドフォードのお坊ちゃん的雰囲気とはあまりにも対極にあるような気がする。ニックについても同様。ニックは語り部らしい機転のきくスマートな皮肉屋であるはずなのに、画面で見る人物は単なる田舎青年にしか見えない。つまり人物設定がかなり平板な印象を拭えないのである。それでも、若きレッドフォードはそれなりに魅せる人物ではあるようだ。確かに華麗である。でも、本来ギャツビーは華麗ではない。ギャツビーは価値判断の間違った無為な破滅志向に囚われる純朴さの象徴であり、それが偉大なのだ。ギャツビーの破滅がこの作品の主題であるとともに、ニックにしてギャツビーを偉大だと思わせる、その破滅も含めて忘れえぬ印象がニックを成長に導く物語でもある。その辺りの描写はかなり薄く、あの当時の時代的雰囲気を忠実に再現した小説のダイジェスト版と言われてしまうのも分かるような気がする。なかなか映画化は難しいものだ。 【onomichi】さん 7点(2004-07-04 23:59:20) (良:1票) |